僕は、普段は普通の会社員なので仕事では革靴を履いている。
会社員の場合、スーツや鞄も仕事道具だが、靴も当然ながらいつも履くものなので新入社員の当時から自分なりに靴の磨き方や保管方法など興味もあり勉強した。一般的にファッション誌を読んだり靴の情報誌を読んだりする訳だが靴磨きのことは靴磨きをしている人に直接聞くのがいいだろうと街で靴磨きを仕事としている人に靴を磨いてもらいながら質問したこともあった。
若い男が街の靴磨きのおじさんに靴を磨いてもらう。なんと居心地が悪いことか。思いっきり猫背になって質問をしたという記憶がある。
その時覚えていることは、ふたつ。
靴磨きの最後に艶を出す為に水を掛けて磨くのだが、その靴磨きのおじさんは、艶を出す為にマツヤニを水の中に入れているということだった。(他の靴屋のベテラン店員は、自分の唾がいいですよって勧める人もいたが、その話は残念ながら汚いので無視した。)
もうひとつは、防水スプレーがよく店頭で売られていて興味があって質問した。当時の雑誌にはよく防水スプレーのことが載っており雨の日に履くときにはスプレーをした方がいいという説明だった。
そして靴磨きのおじさんからの回答は「しない方がいい。革によくないから。」だった。
こんなことを繰り返しながら豆知識を少しずつ増やしていった。そして最近、タップダンスのTAKAさん(ジャズタップの川村隆英さん)のコラムを見ていて新しいことを発見した。
靴を保管する時に靴の中に何を入れるのがいいか?という問題。
これは、長年当然のごとくシューキーパーだと思っていた。ところが彼が勧めるものは違った。シューキーパーなど使わなくても新聞紙など紙を丸めて入れるだけで十分ということだ。
よくシューキーパーにはバネが付けてあり、靴の中から靴を押し広げるようにできているものだがある。シューキーパーの機能としてそれを特徴として、それがいいことと思っていたが、TAKAさんの説明では、それは革が伸びるからよくないとのこと。
ん~。これには唸ったね。
確かに。
靴を長く履いていると必ず革は伸びる。なので少しきつ目の靴を履いていても革が脚に馴染んできて結局違和感なく履けるようになるのが革靴だ。その革靴の中にバネのあるシューキーパーを入れて管理していると少しずつ革が伸びるのは当然であって、TAKAさんが言っていることが正しいと思った。
自分自身、靴には興味もあり靴を磨いていると愛着も湧いてくる。靴磨きをした後の靴というのは、頬ずりだってやろうと思えば出来る。(笑)でも、TAKAさんも僕以上に靴を愛しいているんだろうなと感心した。
彼は、いつもTaka-Toneという結構刺激的(?)なコラム(ブログではなく、コラムということ)を書いていて僕もよく見ているので興味のある人にはお勧めする。