タバコ買おうと思って入ったセブンイレブンで見つけて無意識に買ってしまった
元々セブンの書籍コーナーって「たまにマニアックな本がある」っていう認識が持ってたんですが、この日はたまたまレジがすげー混んでて、空くまで本でも物色するかと見ていたら出会ったので、勝手にhideが導いてくれたという結論にしているw
自分は非常に偏屈で素直ではないからいわゆる「熱狂的なファンではないけど・・・」とか前置きをしがちなんですが、結局のところhideもX JAPANも大好きなんですね
そんな風に斜めに構えてしまう理由は
自分は小4位からXが好きだったし、中学の時は生徒手帳にX JAPANの雑誌の切り抜きのアー写を入れてたりしてたし、それこそhideの1stソロの「hide your face」も当時から聞いてたけど、周りの友達は「何?お前Xなんか好きなの?」とか、部屋に貼ってあるhideのポスターを見た母親から絶望的な眼差しを受けたりと・・・
高校に入って真面目にドラムを練習する様になっても、毎月買ってたドラムマガジンにYOSHIKIが特集されることもなく・・・
こんな感じで、少なくとも僕の周りの世界ではXが好きであることは「なんか恥ずかしい」とか「みんな知ってるのにあえて見ないようにしてる」みたいな空気感があって、終いには「こいつToshlみたいに洗脳されてんじゃね?」とか言う奴もいたりと・・・
それなのに、X JAPANが解散しhideが急逝すると、それまでバカにしてた様な奴らが手のひら返したように「ロケッダイブ最高だ」とか「ピンクスパイダーの歌詞には深い意味がある」とかぁ?「Xってすげーバンドだったよな」とか言い出して盛り上がってんのが、あの時は本当に許せなかった!
今でこそ「うっせーな、オレは好きなんだよ」って突っぱねられるけど、当時10代ですからね・・・
好きなものを好きというだけで周りからバカにされた悶々とした気持ちが残ってんだろうねw
とりあえず自分の人格形成において、周りに合わすことを優先して意見をコロコロ変える奴が大嫌いになったのはこの時に確定的になったと断言できます
そんな思い出から20年
こちらはhideの語録が当時の写真と一緒に羅列されているページをメインに彼自身の生い立ち、当時の関係者・バンドメンバーのインタビューなんかが乗ってます
今でこそネットやらYouTubeで探せば全て出てくるような内容でしょうが、ファンとしては本でまとめてくれている「グッズ」として所持できるという点では嬉しい
たまにYouTubeでhideの曲を聞いていると、今現在10代の子たちがコメント欄に「リアルタイムではないけどhideが好き」みたいな事を書いているのをしばしば見かけますが、そんな人たちにとっては非常におすすめな1冊ではないだろうかと思いましたね
なんか自分の過去の文句が多くなってしまってすみませんでした
ただ、これを書いてて思ったんですが
今はネット動画で色々見れるし聞けるし、音楽やエンタメも多様化して「自分はこれが好き」っていう選択肢も増えたし、ネット上で好きって堂々と言えるし同じ様な人と繋がりやすくもなって・・・
そういう意味では20年前よりはきっといい時代になってんでしょうね
僕も40を超えて「大体おんなじ毎日、それでまぁまぁそれなりOK」って歌詞が20年前とは違った感じ方になりました
何となく空見上げたくなったら、そん時色々考えりゃいーんすよってねw