個人的に行ってみたい都市第1位「江戸」なもんで、タイトルに惹かれて読んでみました
しかしながら!想像していたのと違う!
そんな本書の紹介文は
「北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう」天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めながら、関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、豊饒な現在の所領、駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。愚弄するかのような要求に家臣団が激怒する中、なぜか家康はその国替え要求を受け入れた…。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!
こんな感じですが・・・
家康、ほぼ出て来ません
基本的には短編集となってて
・江戸を住めるようにするために上流の川を工事した人の物語
・江戸市内に飲み水を引き、玉川上水からの水路を整備した人の物語
・天下泰平において、全国共通の貨幣を作るために、新しく小判を鋳造した人のお話
・江戸城の石垣を作る石材を伊豆で掘り出し、実際に普請するお話
・江戸城の設計と天守閣を作る物語
まぁ、タイトル通り江戸を建てるんだけど
それぞれのお話に出てくる工事請負人たちはおそらく実際に存在した人たちなんでしょうが、あまりにもマイナーすぎて全然知らなかったんだけど・・・やってることはすげーんだよね、特に利根川を上流で曲げるとか、玉川上水から引っ張ってきた水路を市中で地下水道にするとか・・・
江戸城自体は残寝ながら現存こそしておりませんが、この時代にこの人たちがガチで頑張ったから今の「東京」があるんだなと・・・
歴史物なんて実際にいた人物を面白く脚色してフィクションとして楽しむ、みたいなスタンスで読んでいることが多いんですけどね、この作品はある意味スケールが違う
なんか「勉強になりました!」って思った本でございました!
「やれっ」って指示したのは家康なんだろうけど、実際にそれを実行して作ったのはこういった人々なんすよね!
そんな意味でもなんだか考えさせられる一冊でございました。
