音盤紀行 1 毛塚 了一郎 著 | 横浜の相鉄線「天王町」駅より徒歩1分のダイニングバー『tapastyle-dining hanauta 』~タパスタイルダイニング ハナウタ~

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お店のお知らせとSNSが嫌いな陰キャ店主の日記・趣味的な事の記録用でやってます

欲を言えば趣味趣向が合う人が飲みに来てくれたらいいなと思ってます。

 

以前読んだ「音街レコード」の著者の作品とのことで読んでみようかと

 

こちらは続編とかスピンオフではなく、全く別物の短編漫画集でした

 

公式紹介文は以下

 

レコードに込められた記憶と想いは時代と国境を越え、受け継がれていく。

祖父の遺したレコードの秘密、禁制のポップ音楽を扱う地下レコード店、近未来のダイナーにおかれた古びたジュークボックス。レコードに込められた記憶と想いを辿る短篇集。

 

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短っ!簡単すぎるだろ!

 

しかしながら、こんな雑な紹介文に比べて中身は色々と濃い内容です

 

◆亡くなった祖父の遺品のレコードから、自分のルーツを探っていく女の子の物語

 

◆外国の音楽はタブーとされている政権下で違法ラジオから聞こえてくる魅力的な音楽に魅せられ、地下でひっそり海外のレコードを密売する違法なお店に足を踏み入れてしまった女の子のお話

 

◆内地では出来ないなら船の上から電波を送って、ラジオから音楽を届ける奴らの物語

 

◆バンドのツアー中に異国の地で、自作ギターでケンカを売ってくる現地の子供とセッションしちゃう売れっ子バンドと、それをこっっそり録音して海賊版として世に流すジジイの話

 

◆近未来なのか?古いジュークボックスとアンドロイド店員のお話

 

こんな感じでしたかね

 

外国のレコードが禁止されていたなんて話は実際にあったようですし、漫画のブラックジャックでも自分の国では禁止されているからと手術中にビートルズをガンガンにかけるお医者さんの話なんかがありましたね

 

船の上からラジオの電波を飛ばすなんてのも実際にあったことで、「パイレーツ・ロック」という映画はまさにそんなお話です

 

異国での自作ギターなんてのも、東南アジア系の途上国とかに行くと「なんかおかしい楽器」は実際に目にするようで、「ロックフジヤマ」でローリーさんが、「外国で手に入れたんだけど・・・多分コレを作った人は本物のエレキギターを見たことはないんやろうね」なんてギターを紹介していたりしました

 

と、長くなりましたが、こちらの本はレコードという音楽媒体が世に出てからの音楽をめぐる情勢や歴史をうまく取り入れて、オムニバス形式の短編集として構成されている感じですがとても面白い。

それぞれの話にちょっとづつ繋がりを持たせる所も、なんとも旨いですねぇ〜

 

前回の音街レコードも個人的には非常に良かったのですが、読み応え感や物語力みたいな点ではこちらの音盤紀行の方が楽しめたかなと思います

 

なので、こっちはレコードとかよく知らない人でも、歴史や背景を知るなんて意味も含めて少しは楽しめそうな気がしますよ