アメリカの大学を中退して戻ってきて、「とりあえず九州で一番大きい町でやっていこう!」という考えを持って福岡に上京した時、貯金は30-40万ほどしかなく、できるだけ安いアパートを探していました。
そしたらとても見晴らしが良い、そして安いアパートを見つけたのです。
これはいいと思って不動産屋さんに見学申請を出して連れてっていただきました。
愛宕という丘の上に愛宕神社という有名な神社がある場所でした。
見晴らしは本当によく、福岡市内に行く地下鉄線の室戸駅から徒歩圏内で何よりも安かったです。多分管理費込みで27,500円くらい。そして敷金礼金はいらなかったと思います。
当時はすごく自己中心的でなんでもできる、俺最強だ、というかなり自分凄いだろ意識を持っていました。なので自分に相応しい物件はいい景色があることだと思い込みあまり考えずに契約をしました。
実はそのアパート、愛宕神社へ続く階段の途中にありました。つまりアパートに行くためには凄い急な道を登るか、300段以上ある階段を登るかのどっちか。
「この階段は俺を鍛えるためにある!」
このようにうまく自分を説得して毎日仕事かお買い物か何かの都合があればこの階段を下り、そして帰りにまた登る。これの繰り返し。雨でも雪でも、暑くても寒くても。今思えば若かったから、馬鹿だったらからできたのかなと思います。
また、アパートから見た景色はいいのですが、雑音がすごかったです。なぜなら車の交差点と高速道路がすぐ近くにあったので音が風と一緒に上に上がってくるのです。そして救急車のサイレンは遠くても必ず聞こえてきます。
19歳だったので色々と考えていなかったなあと今振り返って感じています。
例えば貯金があまりなく、まだ仕事探しもしていなかったのに5万円するソファを買いに家具屋さんに行っていたり。
時間があれば1杯500円するコーヒーを1日に2回以上行ったり。それを毎日。つまり1000円*30日で1ヶ月3万円カフェ代に使っていて。多分食費よりコーヒーに使っていたお金が大きかったです。
(正直なところその時の俺はお母さんに何度も金銭面で助けられたこともあり、今は本当に感謝しかありません。)
でもそういう経験を経て今の自分があると考えるとなんか心が温まります。
全ての経験、それが良い悪いであっても、それが全部意味を持っているということ。そしてそれが今の自分を創ったこと。
なんか本当に心温まります。
ということで今日はここで終わります。最後まで読んでくださりありがとうございました。