みなさん、こんにちは!
いなだ(@taotien)です。
10年うつを克服した経験と、1万人の心に寄り添った実績を活かし、「誰でもできるうつヌケ」のヒントをお届けしてます。
今回のブログは、こんな人におすすめ。
・生活があるから、うつでも働かないといけない
・どんな仕事がいいか、わからない
・どんな働き方をしたらいいか、わからない
うつになっても生活していくには、お金が必要です。
「うつでも働ける仕事って、何があるんだろう」なんて、ため息ついてるそこのあなた。
安心してください。
うつでも働けられる仕事、ありますから。
この記事を読むだけで、うつの人に向いている仕事と働き方のヒントが得られるようになれます。
今回は、うつになり、10年で20回の転職経験から導かれた「うつの人に向いている仕事と働き方」についてお教えします。
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目次
▪️1.なぜ、うつの人は働けなくなるのか
▪️2.うつの人に向いている「仕事と働き方」5選
▪️3.うつで「働けない」ときの対策
▪️4.まとめ
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1.なぜ、うつの人は働けなくなるのか
結論からいいます。
「極度に疲れる」から、です。
ただでさえ、うつでしんどいのに、職場の人間関係や、仕事のストレスがあれば、極度に疲れるのは、当然のこと。
仕事ができない自分に落ち込み、何もできなくなった自分を責めるようになります。
そうなると、働くどころの騒ぎではありません。
だから、うつの人は働けなくなるんです。
まずは、あなたをいちばんに考えられる仕事と働き方を選びましょう。
2.うつの人に向いている「仕事と働き方」5選
まず「うつのあなたが、仕事に合わせる」のではなく、「うつのあなたに、仕事を合わせる」と考るようにしましょう。
要は、「うつのあなたを第一に考えた仕事」を選ぶということが重要なんです。
仕事選びの考え方が、おわかりいただけたところで、うつの人に向いている5つの「仕事と働き方」を解説しましょう。
①「規則正しい」シフトの仕事を選ぶ
うつは生活習慣病と言われてます。
生活のリズムが崩れると、体調も崩れてしまう。
夜勤や3交代制といった不規則な勤務体制の仕事は、うつ悪化へ、まっしぐらです。
規則正しいシフトの仕事を選ぶことをおすすめします。
②「かりたてられる」仕事は選ばない
例えば、時間におわれたり、ノルマにおわれるような仕事はNGです。
かりたてられることにより、自分を追い込み、体調を悪化させてしまうからです。
時間やノルマにおわれず、マイペースでできる仕事を選ぶことをおすすめします。
③「通院できる」仕事を選ぶ
うつのあなたには、通院が必要です。
仕事に集中するあまり、通院がとだえてしまうと、うつが悪化してしまいます。
診察日のスケジュールと勤務形態を事前に確認できるよう、準備しましょう。
④「1ランク下」の仕事を選ぶ
理想と現実はちがいます。
見た目はカッコいい仕事かもしれませんが、実際は大変な場合が多いです。
毎晩、遅くまで残業。
休日出勤はあたりまえ。
そんな仕事は、うつのあなたにとって、ハードルが高くなります。
それよりも、多少の残業があっても、毎日決まった時間に帰れて、休日もきちんと休める、理想より1ランク下の仕事を選ぶことをおすすめします。
ぶっちゃけ、仕事は理想通りに、いかないですからね。
⑤「ありがとう」と言ってもらえる仕事を選ぶ
なぜかというと、「自分の存在価値」を高められるから、です。
「どうせ、こんなオレなんて」というように、うつの人は自分の存在を否定しがち。
「ありがとう」と言ってもらえることで「こんなオレでも」と自分の存在を認められるようになれます。
どんな仕事かというと…
例えば、福祉の仕事や清掃作業の仕事、配送業といった、「その先に相手の顔が見える仕事」を選ぶことをおすすめします。
3.うつで「働けない」ときの対策
とはいえ、うつで働けなくなることもあります。
そんなとき、おすすめするのがリワークです。
リワークとは、就労移行支援事業所のこと。
うつ再発の予防訓練や職場復帰、再就職支援を受けられる、いわば「うつの人のリバビリセンター」ともいえる場所。
ネットで「リワーク」と検索してみてくださいね。
うつで仕事がしんどくなったら、以前に書いた、こちらの記事を参考にしてください。
4.まとめ
いかがでしたか?
うつの人が働けないのは、「極度の疲れ」のせいです。
まずは、極度に疲れない仕事を「自分に合わせる」ことが重要になります。
そのためには、次の5つがポイントでした。
①規則正しいシフトの仕事を選ぶ
②かりたてられる仕事は選ばない
③通院ができる仕事を選ぶ
④1ランク下の仕事を選ぶ
⑤「ありがとう」と言ってもらえる仕事を選ぶ
個人的には、これでもダメなときは、転職してもいいと思います。
仕事よりも、あなたの人生のほうが、だんぜん大事だから。
ボクは、うつで20回転職しました。
人生には、「乗り換え」が必要だと思ったからです。
例えば、電車で目的地に向かうのに、乗り越えが必要なように、人生にも、乗り換えが必要になる、ってこと。
乗り換える度に、学べばいいんです。
結局、「自分がいちばん大事」だと思えられれば、それで、いいんです。
もう大丈夫。
あなたは、あなたでいい。
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【稲田 貴久(いなだ たかひさ) プロフィール 】
1971年生まれ、愛知県出身。度重なるストレスから28歳で重度のうつを発症。2度の自殺未遂、3度の閉鎖病棟入院、10年に及ぶ壮絶な闘病生活を送る。うつを機に幼少期からの考え方と生き方を180度変え、生活習慣を徹底的に見直すことでうつを克服。2010年より学校、病院、自治体、東日本大震災被災地などで講演を重ね、10年間でのべ1万人を超える心に寄り添う。「経験者の言葉に背中を押された」「生きるヒントをもらった」という感動の声が後を絶たない。ドラマ『うつヌケ』モデルのほかテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Yahoo!ニュースなどメディアに多数出演。現在はメンタルソングライターとして、精神障がい者支援団体への楽曲提供やイベントプロデュースをしながら自己治癒力を研究し、自らも再発予防を実践している。公式サイトこちら