東京都江東区にあります『都立第五福竜丸展示館』を慰霊致しました | ザ・ブルーズ・ナイト♪~イソノミヤを求めて~

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”イソノミヤ”とは?ギリシャ・イオニア地方のかつての自由で平等な気風の無支配都市であり、伊勢神宮内宮(磯宮)の古い呼び名のことです。

新木場駅より
徒歩10分の
距離にあります。

 



◆都立第五福竜丸展示館Ⅲ



★放射能雨降る・・・
高まる不安、国民生活への影響

魚の放射能被害が深刻になり、
不安が高まるなか、

3月から4月にかけて、
雨や落下チリの中に

人工放射性物質が
混じっていることが、

各地の大学・研究所で
次々と発見されました。



 放射能は太平洋岸が強く、

その原因は
ビキニ周辺にある
とわかりました。



 水爆実験が終了した
5月半ばから、

強い放射能を含む
雨が降るようになり、

不安が広がっていきます。



 京都では
雨1リットルあたり

毎分8万カウント
という放射能が

測定させたのをはじめ、



鹿児島で
毎分4000カウント、

東京の
理化学研究所などでも

高い放射能値が
測定されました。



『雨にあたると病気になるのでは・・・
髪の毛が抜けてしまう・・・』など

不安がひろがり、



雨降りには
ビニールの
レインコートを

すっぽりかぶって
通学する光景が
見られました。



 9月になると
ソ連の核実験の影響

と思われる
雨も降りました。



 米、お茶、牛乳、
野菜、果物も汚染され、

飲み水の不安も
ひろがりました。



 原子マグロ、
放射能雨など
国民のくらしに

大きな影響を
もたらせたのです。



 日本政府は、
ビキニ周辺の
海洋と大気、海の生物の
放射能汚染を調べるため、

調査船「俊鶻丸
(しゅんこつまる)」を

5月15日に派遣しました。

 

★フォールアウトと日本の船舶

放射性降下物の被害は
「風下」だけではない。

第五福竜丸を
はじめとして、

航行・操業中の

たくさんの
漁船・貨物船が

被害に遭っている。



 1954年の事件では、
外交交渉の結果、

米政府より日本政府に
法的責任を伴わない

見舞金200万ドル
(7億2000万円)が
支払われて

事件の終結が
はかられた。



このうち
約5億8000万円が

水産庁から
水産業界に支払われ、

各県の漁協を通じて
船主に配分された。



 被害総額の

三分の一にも
満たない金額で、

船主は
放射線汚染魚の廃棄や

危険区域迂回による
赤字などの補填にあて、

乗組員には
ほぼ支払われなかった
という証言もある。



 乗組員の

健康調査を
行うことはなく、

被害を補償する
法律はない。



 謹んで
祓い、鎮魂を
行わせて頂きました。