東京都江東区にあります『都立第五福竜丸展示館』を慰霊致しました | ザ・ブルーズ・ナイト♪~イソノミヤを求めて~

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”イソノミヤ”とは?ギリシャ・イオニア地方のかつての自由で平等な気風の無支配都市であり、伊勢神宮内宮(磯宮)の古い呼び名のことです。

新木場駅より
徒歩10分の
距離にあります。



◆都立第五福竜丸展示館Ⅱ



★水爆ブラボー



 3月1日に、
アメリカが炸裂させた

水爆「ブラボー」は、
広島に落とされた原爆の

1000 倍(15 メガトン)の
破壊力でした。



 爆発によって砕けた
珊瑚の粉塵は

キノコ雲に
吸い上げられ、

放射能を帯びた
「死の灰」となり

周辺の海や島々に
降り積もりました。

放射能は広範な海と
大気を汚染したのです。



★第五福竜丸被ばく



 マグロ漁船第五福竜丸は、

3月1日未明
はえ縄を投げ終わり、

休息をとっていました。



 そのとき、西の空、

水平線のかなたが
明るく輝いたのです。



 数分後、
大きな爆発音が

海の底から

突き上げるように
とどろきました。



 縄を上げはじめて
2時間くらい経つと、

空から白い灰が

雪のように
降ってきました。



 そこは

マーシャル諸島
ビキニ環礁から

東160キロの海域、
乗組員が見た光は、

世界で最初の
実用可能な

水素爆弾の実験
だったのです。




 当時アメリカは、

ビキニと
エニウェトク環礁を

核実験場に
していました。



 しかし、

第五福竜丸が
操業していたところは、

自由に通行できる
公海上で、



アメリカが定めた
危険区域の
約30キロ外でした。

(危険区域のことは知らなかった。)



 船に降りそそいだ
白い灰は、

放射能を大量に含んだ
サンゴが砕け

砂粒のようでした。



 灰は23人の乗組員の

顔、手、足、
髪の毛やおなかに

付着しました。



 その晩から

体がだるい、頭痛、

吐き気などに
おそわれます。



数日後、

皮膚に火傷症状がでて、

やがて
髪の毛が抜けてきました。

急性放射能症でした。



 大変生々しい描写で
ご気分を害されたかも
しれません。



当時の皆さまの
心中を慮りまして

 謹んで
祓い、鎮魂を
行わせて頂きました。