弟ホオリノミコトは、
早速、
兄から譲り受けた
釣り針を持って、
海に魚を釣りに行きます。
しかし、
慣れないホオリノミコトは、
魚を釣るどころか、
その兄から借りた
釣り針そのものを
海の中に
なくしてしまうのでした。
釣り針をなくし、
途方に暮れているところに、
兄ホデリノミコトが
現れました。
兄ホデリノミコトも
慣れない道具では
獣を狩ることもできず、
「山の幸も海の幸も、
自分の道具でなくては得られない」
から
「そろそろ元に戻そう」
と言い出しました。