兄ホデリノミコトは
お互いの道具の
交換を提案しますが・・・。
しかし、
弟ホオリノミコトには
釣り針がありません。
弟ホオリノミコトは
正直に、
釣り針をなくしたことを
伝えますが、
兄ホデリノミコトは
許そうとせず、
ただひたすら
釣り針を返すよう、
弟ホオリノミコトに
迫るのでした。
そうは言っても
広大な海の中で、
小さな釣り針
ひとつを探し出すのは
容易なことではありません。
そのため、
弟ホオリノミコトは、
自分の剣（十拳劔）を
1,000個もの
多くの釣り針に変えて、
兄ホデリノミコトに
渡そうとしましたが、
兄ホデリノミコトは
「自分の釣り針がいい」
と弟ホデリの申し出を
かたくなに拒むのでした。