ビジネス書もいいけど、伝える力は小説から学んだ方がいい | 会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営

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おはようございます。
台風が接近してますね。
かなり大きいみたいだから、注意が必要です。
家で大人しくしてましょう。

さて、こんな日は読書がしたくなりますね。
僕は、あまり本を読む方じゃないんですが、読む時は一気に何冊も読みます。

あまりビジネス書は読みません。
学者が書いた難しい本を子守唄代わりに読んだり、あとは小説。
僕はストーリーは二の次で、描写が美しいもの、妖しいものに惹かれます。
その代表が、川端康成の「雪国」




ストーリーなんてよく分からない。
登場人物の移り変わる心の動きの妙が好きなんです。
人が本来的に持っている生命力に惹かれるのだと思う。
美しい感情も醜い感情も。

温もりや吐息の中にとけ込んだ、嫉妬や猜疑心、憎悪、甘美な官能が伝わってくる。
使うコトバ、1つ1つに濡れた質感があり、匂い立つよう。

登場人物の葉子なんて、現実に逢ったら一瞬で心を奪われそうな、艶然としたオンナ。

暴風の中で読んだら、心地よい憂鬱に打ちひしがれますね。

僕は、もっとコトバを上手に使えるようになりたいです。

人って感情の生き物です。
欲しいという購買欲求だって感情、理屈は後追いでついてくる、購買を正当化するものだと解釈しています。

ビジネスの達人は、みんな人間に精通しています。

人を知るには、小説や映画、芸術、恋愛、家族とのふれあいが一番役に立つような気がします
そしてコトバを磨く。

仕組みやモデルは論理的に理解できるものだから習得は早いです。
でも、感性だけは時間をかけて徐々に育っていくものだから、日頃から感情を揺さぶるものに触れていたいと思います。

あ、豪快な雨音を聴くのも感性にはいいかもしれませんよ。

僕は自分の繭に閉じこもって過ごしますが(笑)

台風にはお気をつけ下さい。


また明日!