■人間でなければ出来ない仕事の比率を増やす
「昆虫の集団に見えたんですよ!!」
彼女はそう言いました。
何の話かって?
僕の若き友人が大学時代のアルバイト先で体験したとても貴重な話です。
彼女曰く、社員食堂に入った瞬間にものすごい違和感を感じたそうです。
「昆虫っぽい」というのは、表情が乏しく機械的な動きでメシを食っていたから。
想像して、思わず笑っちゃいましたよ。
活気がなく、すべてがコントロールで動かされているような感じ。
仕事ぶりも「やらされ感」に支配されていたようです。
いい経験をしたね、と伝えましたがね。
僕は地元の大学で就活サポートのセミナーを行っていますが、「人事部の人間だけじゃなく、現場で働く人を見て欲しい」と伝えています。
社員がイキイキと働いている会社を選んでほしいから。
「喜びを創造する活動を行っている」
「自らの意志で動いている」
「助け合いがなされている」
行動原理が「人間の理」に合っている企業は社員が元気です。
モノを効率よく生産し市場に流すことで発展した時代では、機械が人間の代わりになった。
今は、そこからさらに進化したい。
人間にしかできない仕事の比率を増やすことが大事だと思う。
お金だけじゃなく、幸せが創造されているか?
大切な観点だと思うな。