■名付けて「地下足袋経営」
地下足袋って履いたこと、ありますか?
僕は、地元のお祭りで初めて履いたのですが、こんなにも優れたものだとは思いませんでした。
足の裏で凹凸を繊細に感じるから、危険な足場で働く人に愛用されています。
さて、なんで地下足袋の話をしたのかいうと、環境の変化にリニアに対応することが組織には大切だからです。
今はどうか知りませんが、日本経営品質賞の審査項目の中に、「お客様の声がトップにダイレクトに伝わる仕組み」というものがありました。
トップが正確な現状把握を行った上で、意思決定をブレークダウンする発想です。
重大な決断は最終的にトップが下さなければなりませんが、自律型組織においては現場のことは出来るだけ最前線の人間が“地下足袋”を履いて即応的に対応できるようにしたいものです。
指示・命令ではなく自然発生的にメンバーが集まり、自律的に行動するということ。
相談は無用。
報告は事後報告。
連絡だけはして欲しい…(笑)
「報連相はポパイの食い物」というのは未来工業の山田昭男さんの名言ですが、自分たちで考え判断し行動すると、そんな風になります。
優秀なリーダーの判断よりも、普通の人の集団の方が正しい判断をすることはよくあることです。
リーダーは寂しいけどね…
今日もよい1日を!