現場が自然発生的に対応策を打ち出せる組織 | 会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営

会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営

指示、命令、管理は人材と組織をダメにします。「自分で決め、考え、行動する」指示ゼロ、自己決定の組織運営でチームは驚くほど活性化します。
ブログでは実践と研究で得た知見をお伝えしていきます。

■名付けて「地下足袋経営」

地下足袋って履いたこと、ありますか?

僕は、地元のお祭りで初めて履いたのですが、こんなにも優れたものだとは思いませんでした。

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地面の変化が手に(足に?)とるように分かるのです



足の裏で凹凸を繊細に感じるから、危険な足場で働く人に愛用されています。

さて、なんで地下足袋の話をしたのかいうと、環境の変化にリニアに対応することが組織には大切だからです。

今はどうか知りませんが、日本経営品質賞の審査項目の中に、「お客様の声がトップにダイレクトに伝わる仕組み」というものがありました。
トップが正確な現状把握を行った上で、意思決定をブレークダウンする発想です。

重大な決断は最終的にトップが下さなければなりませんが、自律型組織においては現場のことは出来るだけ最前線の人間が“地下足袋”を履いて即応的に対応できるようにしたいものです。

指示・命令ではなく自然発生的にメンバーが集まり、自律的に行動するということ。

相談は無用。
報告は事後報告。
連絡だけはして欲しい…(笑)

「報連相はポパイの食い物」というのは未来工業の山田昭男さんの名言ですが、自分たちで考え判断し行動すると、そんな風になります。


優秀なリーダーの判断よりも、普通の人の集団の方が正しい判断をすることはよくあることです。

リーダーは寂しいけどね…


今日もよい1日を!