無自覚に不信頼のメッセージを使っていないか? | 会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営

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ブログでは実践と研究で得た知見をお伝えしていきます。

■人は、信頼には信頼で応え、不信頼には不信頼で応える。

公共のトイレに、キレイに使う事を促す貼り紙がありますよね。
以前は、「キレイに使いましょう」だったのが、最近では、「いつもキレイに使っていただいてありがとうございます」が増えました。

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人間心理を熟知した人が考えたのか…



後者の方が気持ちがいいですよね。
キレイに使おうって気になる。

調べたわけじゃありませんが、おそらく後者の方が効果があると思います。

前者の言葉の裏には、注意をしなければキレイに使わないという不信頼の前提があります。
そうすると、(普段キレイに使っている人も、そうでない人も)フンッって思っちゃう。

後者はキレイに使ってもらっていることが前提にあります。
だから、その期待に応えようとキレイに使うのが人間というもの。

信頼には信頼で応える。
不信頼には不信頼で応える。


さて、会社の中に信頼メッセージと不信頼メッセージ、どちらが多いでしょうか?
言葉の裏に隠された、前提をしっかりと人は嗅ぎ分けます。

使う言葉の問題ではなく思いの問題ですが、“まず言葉ありき”という効果もありますから、積極的に信頼メッセージを投げかけることが効果的だと思います。

あ、そういえば、あるレストランでこんなメッセージを発見しました。

「自分で思っているほど大きくありません。あと一歩前に出ても大丈夫!」

“大丈夫”ってのが可愛いですね。

ユーモアって人を動かしますね。


ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです。