■不確定な未来に向かって事を始めるのは勇気が要ります
僕が社長に就任したのは今から18年前、24歳の時です。
父が急逝したため、当時勤めていた会社を退職して、いきなり社長に就任しました。
社長業について何も分からなかったけれど、感覚的に、その当時が業界のピークだという危機感を感じていました。
これから落ちていく。
だから思い切った施策に踏み切りましたが、すごく勇気が要りました。
まわりと違うことをするからです。
でも、やってよかった。
具体的には、単純作業の蓄積で成果が上がる時代は終わるので、創造性の高い組織を創ることに注力しました。
ルーティンは安く正確に余裕を持って行えるようにする一方で、創造的な仕事ばかりする人材比率を高めました。
ピークというのは一番実りがある時です。
その時に贅沢をしたり、自社所有のビルを建てたり、人を必要以上に雇用してしまう。
未来のための施策をせずに、今を謳歌してしまうんですよね。
バブル経済が崩壊した年の「日経ヒット商品番付」の上位には「豪華社員寮」」が入っていましたもんね。
「いい時は、本当にいい時か?」 「悪い時は、本当に悪い時か?」
未来を描き、今に集中することが大切だと思う。
不確定な未来に向かって事を始めるのは勇気が要りますが、学ぶことで精度を高めることができますからね。
「分かっている人」というのは世の中に結構いるものです。
学び、未来を描き、計を立て、実践し改善する。
もうしばらく模索が続くと思いますが、お互いにがんばりましょう。
それでは今日も勇気を出して!
一歩前に!