自律性の高い社員を育てる第一ステップ | 会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営

会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営

指示、命令、管理は人材と組織をダメにします。「自分で決め、考え、行動する」指示ゼロ、自己決定の組織運営でチームは驚くほど活性化します。
ブログでは実践と研究で得た知見をお伝えしていきます。

■自律的が育った環境により破壊されている可能性があります

人は積極的で自律的であるか?
それとも管理されないと怠けるものか?

あなたはどんな人間観を持っていますか?

僕は人間は生来的に自律的であると考えています。

子どもを見ていると、好奇心と自律性に満ちていますもんね。
自ら発見し、自発的に行動する。

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子どもの観察から本来の姿が発見できます



それが、強制されると途端にエナジーが抜けちゃう。
コントロールされ続けると、あたかも人は管理されないとまともな仕事ができないと思わせるような振る舞いをします。

まあ、朝から「起きなさい」「早くご飯を食べなさい」「忘れ物ないの?」なんて言われていたら自律性が破壊されても仕方がないですね。


現実的には、自律的ではあるが、環境により破壊されていると考えた方がいいでしょう。

だから、指示ゼロ経営(自律型組織)を導入するときは、しっかりとした足場を作り、段階的に進めた方がいいと思います。


最初にすべきことは、リーダーと部下のコミュニケーションの質を変えること。
部下に訊かれたことに、ズバリ答えないことが肝要です。

僕は(見放すのではなく)「どうすれば良いかね?」と返すようにしています。
(この対応は、実はコントロールなんですがね…)

職場の人間関係が良好であることが前提ですが、返されたスタッフは仲間に相談するので、チームまるごと「自ら学習する習慣」が育ちます。

自分で決める愉しさを知れば、徐々にかつての自律性を思い出す。


子どものように自由に、闊達に。
少しでも囚われから解放することが大切です。


人間の可能性を信じて、今日もがんばりましょう。