女性が本能的に好む色として、常に上位に来るのが「ピンク」です。
今回はこの「ピンク」をテーマに商品開発のご相談をご紹介します。
「この春に女性向けのチョコレートを発売予定ですが、
パッケージに使う色としては、やはりピンクが最適ですか?」
「そうですね、ピンクは確かに多くの女性が本能的に好む
色といえますが、トーンや配色の違いでイメージが
変化しますので、もう少し具体的な絞込みが必要では?」
「というと、年代ですか?」
「年代も多少関係が有りますが、食べ物の場合は全般的に
年齢の幅は広いと思われますので、年代というより
どのようなものが好みの女性なのか、ということに
焦点を当ててみてはいかがでしょう?」
「具体的に言うと?」
「例えば、可愛いモノが好き、セクシーなモノが好き、
大人っぽいモノが好き等々・・・・
単純な表現ですが、それぞれのイメージに
あった配色をすると、以下のようになります
可愛いモノが好き セクシーなモノが好き 大人っぽいモノが好き
パッケージデザインで選ぶ場合は色の第一印象で
手に取るかどうか決まる場合が多いですよ。」
「なるほど・・・同じピンクでもイメージが違ってきますね」
「また、シチュエーションによっても変わります。
みんなでわいわいやる時に食べるチョコ、
一人部屋でゆっくり味わって食べるチョコなど、
勿論価格も関係してきますが、人間の行動の
70%は視覚で判断すると言われていますから、
色の印象は大切ですよね」
相談室で取り上げて欲しいテーマのある方は是非、
リクエスト下さい、お待ちしています。