Alive. | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

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こんばんは(^^)
お天気の変化が心配されてる
ゴールデンウィーク後半ですが
どんなふうに過ごされてますか?
九州地方の方々は
片付けや手続きなど
大変なことが続いてると思いますが、
九州自動車道が全線開通して
観光の立て直しなど
取り組んでいらっしゃるとも聞きました。
私も、今は休みがないけど
仕事が一段落したら
ぜひ九州に行きたいなと思ってます。
急に暑くなってるので
体にだけは気をつけてくださいね。

毎日ブログを書いてるのに
書けてないことのほうが
実はいっぱいあって、
言葉が足りなくて書けないこともあるし
言葉がまとまらなくて
書けないこともあるんですけど、
今日は、
まとまらなくて書けなかったことを
思い切ってまとまらないまま
載せようと思います。
そうじゃないとまたずっと
載せられなくなりそうなので(^0^;)
だから長いけど
よかったら読んでください(^^)

ちょっと前にコメントで
「魁!ミュージック」という番組で
三浦大知さんが
SiaさんのMVでの私の映像のことを
お話してくださったり、
そのお話に対して
三代目 J Soul Brothersの
山下健二郎さんが
コメントをくださったりしてたと
書いて下さった人がいたんですけど、
実は、その番組が
家で偶然録画されていたんです。

母と姉がリアルタイムで観ていて
ダンサーの菅原小春さんのお話が
出てきたので、
「あ、太鳳の好きなかただ!」と
録画を始めたら
私の名前が出たので
ものすっごくビックリしたみたいで、
「ちょっちょっちょっちょっちょっ!
たお!三浦大知さんが!!!
凄くありがたいことになってるよ!!!」
というメールが来ました。

その時は浜松ロケだったので
帰ってから急いで観たら、
もう嬉しくて嬉しくて嬉しくて
何度も何度も観ちゃった。笑
涙も出るし、
やって良かった…って
心の何かが救われた気がしました。
救われたっていうと
言葉が極端かもしれないけど、
正直、そう感じました。

実は皆さんが観て下さった
情熱大陸やMVでの映像は
全然ダメダメだったリハーサルを経て
撮影されているんです。
あの日は緊張しすぎて
前の夜から完全に自分を見失ってて、
あの撮影がスタートする前の
朝のリハーサルでは、
積み重ねてきたはずの時間が
本当は無かったんじゃないか?
って思うくらい
ゼロどころかマイナスになってて、
私は本当に自分が情けなくて嫌いで
泣いてもどうしようもないのに
涙が出て涙が出てしかたなくて、
どうなることかという感じだったんです。

それを周りの人達が
的確に声をかけてくださって
気合いを入れてくださって、
御守りとして持って行った
「まれ」とか「るろうに剣心」の
写真集を見直しながら
やっと別の生き物になれた瞬間が
あの映像でした。

だから、あの映像に映ってるのは
私一人だけなんだけど、
そこにはたくさんの人のパワーが
つめこまれています。
そして、それが出来たのは、
Siaさんの人生と命が
あの声と歌にあるからだと思うんです。

私はあの時、
人間という動物が
成体になる時の野性とか、
大人になることの哀しさとか、
歌詞の中に
「悪魔」というキーワードが出てくるので
宗教上の悪魔の解釈とかを込めて
自分なりに表現したけど、
果たしてその表現が
Siaさんが曲にこめた時そのものの
感情なのかな、と考えたら、
実際は、どんなにリスペクトしても
想像でしかないので、
踊ったあと、正直すごく不安でした。

自分にあれ以上のことは
間違いなく出来なかったけど、
自分がベストを尽くしたことと
ベストパフォーマンスに届くこととは
別物だと思うから、
心配な気持ちはずっと残っていて…

だから自分が思ってもなかった時に
思ってもいなかったかたから
観てくださった感想を
いただくことが出来て、
本当に嬉しく思いました。
いつかお会い出来たら、
この感謝を伝えたいと思いますm(_ _)m

素晴らしいダンサーである
菅原小春さんのお名前と
同じ映像の中に
私の名前が存在してたことにも
ものすごく感動しました。

ダンスをプロとして
踊っていらっしゃるかたの
体から出るオーラって
本当に凄いんですよ。

コメントにも時々
私が出演した映画「アルカナ」のことを
書いて下さってる人がいますが、
「アルカナ」で御一緒した
中河内雅貴さんは
素晴らしい役者さんであると同時に
素晴らしいダンサーで、
私の高校や大学の先輩が
レッスンを受けに行くかたでもあるんです。

「アルカナ」ではラストに
壮絶なアクションシーンがあるんですけど、
この時の中河内さんが本当に
本当に本当に切ないほどかっこよくて、
動きも当然綺麗だし
キレッキレなんだけど、
じっと立ってる時のオーラが
とんでもなく凄かったんです。
役の過去や心が
見えない炎になって
体の周りで燃えてるみたいな感じ。

映画「るろうに剣心」で
アクション監督の谷垣さんに
初めてお会いした時、
「アクションだけなら、君に頼まない。
もっと上手い人はたくさんいるから。
必要なのは『操としての』アクション。
上手いアクションじゃなく
操として生きているアクション、
それを演じて欲しいんだよ。」と
おっしゃっていただいて
目から鱗が落ちたことがあるんですけど、
中河内さんのアクション中の
立ち姿を観た時、
「あ、こういうことなんだ!」と
ものすごく思いました。

まだ「アルカナ」を観たことがない、
というかたは、是非一度、
中河内さんのオーラを
感じていただきたいです。

緋村剣心を演じていらっしゃった
佐藤健さんのアクションも
あまりにも凄くて、
アクションというより
魂があがいてる動きというか
生き様を観てるみたいだったんですけど、
佐藤さんも
ダンスをなさってたんですよね。
そしてもちろん、
爺やを演じていらっしゃった
田中泯さんのアクション…!!!
本当にため息が出るほど凄かったな…
あの時間、あの場所に
自分が生きていて本当に良かったです。

話がかなりアクションのほうに
かたむいてしまいましたが…
私は小春さんのダンスを拝見すると
ダンスと同時にアクションにも見えて
良い意味で凄く暴力的で
同時に繊細で、
一瞬も目が離せなくなってしまいます。
それは
浅田真央選手や羽生結弦選手など
フィギュアスケートの競技を拝見しても
感じることなんですけど、
スポーツとアクションと芸術って
全部分かれてはいるんだけど、
最終的には、
どこか見えない遠いところで
同じ一つの何かに
繋がってるんじゃないかと思います。
それが何かは分からないけど…
これからもそれを追いかけて
生きていけたら嬉しいな。

こんな感じで
話は全然まとまらないけど、
今日はゴールデンウィークだから
思い切って載せました(^0^;)
せっかくなので写真も♪










































































撮影中というよりは
リハーサルや自主練含めての
当日の様子を
撮っていただいたんですけど、
あらためて写真を見ると
この時間に出会えたことは
本当にしあわせだったと思います。

でも現実って
どんどん時間が過ぎていくし
作品によって世界が完全に入れ替わるから、
どんなに一緒に魂をこめても
どんなに感謝を感じてても
大げさではなく二度と会えない人さえ
存在するんですよね。
だからこそ現場で心をこめて
出会えた人達を大切にしたいし
作品の今に
全部を注ぎたいと思います(^^)

東京でも風が強くなってきて
お天気が変わってきてるので
お出かけしてる人や
復興の活動をしてる人など
どうか気をつけてくださいね。
ごきげんよう(*^-^*)


*… tao …*