あふれでる心 | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba


土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba


こんばんは!たおです(*^-^*)
今日の日曜日、みなさんはどうお過ごしでしたか?
私は昨日と同じように、朝から撮影に参加して、
47才の時間を過ごしてきました・・・(^-^)
でも47才と数字で言うと、とても離れてるように感じるけど
だんだん自分の中に入り込んできた感じで、
大人の人のテンションのほうが、むしろ落ち着いてて気持ちいいというか
若いほうが疲れる気がしてきちゃって・・・(^0^;)
実は、一昨日の操ちゃんの撮影では、これがすごく心配だったんですよね。
操ちゃんは明治時代の女の子なので時代的には昔の子だけど
年齢的には、今の私より若い設定なので
気持ちの感覚が若い子に戻るかなあ???と心配になっちゃって、
撮影の前には、ちょっと飛びはねてみたり、歌ってみたりして
体の中のテンションを、高く戻す工夫をしました。

心配だったけど、現場に行って操ちゃんの姿になったら
自然にテンションを戻すことが出来たんですよね。
振り返ってみると、どの作品でも必ず一度は、
演技に迷ったことや心配な時がくるんですけど、
それを助けてくれる最初の一歩は、いつも衣装だった気がします。
それは現代劇でも同じです。
同じように見える女子高生や女子中学生の制服でも、
高校と中学では制服の感じが全っ然違うし
作品や役によっても制服の雰囲気や着こなし方が違うので
衣装を着ると、パズルがバシッと出来上がった瞬間みたいな気分になるんです。
衣装って、本当に偉大だなと思います(*^-^*)

でもその衣装を、クランクアップしたあとに着ることは、なかなか出来ません。
映画「鈴木先生」や
「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」のように
舞台挨拶で着る機会をいただけた作品もあったけど
今回の映画「るろうに剣心」の操ちゃんの場合は
たぶんもう、二度と着ることが出来ないだろうと思うし
もしもう一度着たとしても、それは操ちゃんを演じるためじゃなくて
土屋太鳳がコスプレしてるだけみたいになってしまうから
一昨日の撮影では、心と感謝と愛情をこめて衣装をつけました。

ここから先の文は、クランクアップのあと、寝れなくて書いた文です。
だからまとまってなくて、短くも出来てないけど、
正直な心を書いているので、よかったら読んで下さいm(_ _)m
*****
11月22日、操ちゃんとしての最後の時間を、駆け抜けてきました。
操ちゃんは明るい子だけど、生きた時代と同じように本当に激しい人生だから
言葉通り、駆け抜け続けた撮影でした。
でも、ただまっすぐ駆け抜けたんじゃなくて
立ち止まったり、ぶつかったり、迷ったりしながら
それでも、絶対に信じるもの(信じたいもの)を見失わないで、
進み続けた時間でした。
実は、いま一生懸命思い出そうとしても、
どう演じたか全然覚えていない場面が、いくつもあります。
それを0号試写とか初号試写で観る時が、今から心配ではあるけど
でも、本当に素晴らしい方たちに囲まれて、
見守ってもらって相談して練習して、
迷って決意して、全身全霊で向かって、その結果演じた一瞬一瞬なので、
後悔することなく観ることが出来るような気もするし
皆さんにも観ていただけたら嬉しいなと思ってます。

でも今回のクランクアップでは、私にとって初めての
「あること」が起きました。
正確に言うと、起きなかったというか・・・
それは何かというと、今まで私を応援して下さって
クランクアップの様子をメイキングなどで見たことがある人は
よくご存知なんじゃないかと思うんですけど、
私はクランクアップの時、かなり号泣に近いレベルで泣くことが多いんです。
だから今回は本当に少し・・・いやかなり、心配だったんですよ。
実際に、移動のための集合場所について
お世話になったスタッフさんの顔を見ただけでウルウル来てしまって
出発前の準備でお手洗いに行って一人になった瞬間、
とうとう我慢できなくて、泣いてしまったくらいだったので
これは気持ちを切り替えないと話にならない、と覚悟してバスに乗りました。

でもさっき書いたように、衣装が本当に助けてくれて
衣装に再会した瞬間、操ちゃんの心と再会することが出来たんです。
撮影のことは今はどこまで書いていいか分からないので
来年の公開後に書こうと思うんですけど、
最後のカットの瞬間まで、巻町操として生きることが出来ました。
本当にありがとうございました・・・!!!!!

でもカットの後、終わった実感が全然無かったんですよ。
だから、いつもなら声が出なくなるくらい涙が出てしまうけど、
今回は涙が出なかったんです。
なぜなのか、今でもはっきりはわかりません。
もしかしたら涙よりももっと、伝えたいことがあって、
それを出したかったからかもしれないです。
ああ、でも、うーん・・・やっぱり上手く言えないです。
本当に言葉は難しいですね・・・ごめんなさいm(_ _)m
自分の気持ちが自分で分からないことってないですか?
私は今、そんな感じです。

でもはっきりわかった気持ちが、一つだけあるんです。
この日は撮影が遅い時間に終わったので、車で送って頂くことになりました。
窓の外を夜が流れていく速度と、
操ちゃんの時代から現代に戻る速度が重なってるようで、
まるでタイムマシンに乗っているみたいでした。
その時突然、私はすごく、「このままじゃいけない。」と思ったんです。
ここにいちゃいけない、というか・・・
この時思った「ここ」がどこで、じゃあどこに行きたいのかって言ったら、
うまく説明できません。
でも、進みたい!登りたい!届きたい!と、強く思いました。
もしかしたら、操ちゃんがそういう女の子だから、
その気持ちが残っていたからかもしれないけど、
とにかく「今の自分から変わりたい!」という気持ちが
すごく強く、あふれでてきたんです。
もっとたくさん、いろんな演技をしたいけど、
でもこのままの自分だったら、どこかに届かない気がすごくするんです。
こんなまとまらないまま
気持ちを書いちゃっていいのか分からないけど
とても強く感じた気持ちだったので、伝えたいと思って書きました。
変わりたい!と思ったからって何かがすぐ変わるわけじゃないけど、
私がどう変わりたいと思ってるのか、その正体を探しながら、
これからも演技の世界を歩いていきたいと思います。
*****
以上です!
なんか、清書しててもよくわからない文章だなって思うけど…(;-;)
でも今日は、どうしても短く出来ませんでした。

写真は、クランクアップの日、いただいた花束と撮りました♪
二枚目の写真の「あおいや」というのは、小道具ではなくて
屋外でのロケの時、暑かったり寝る時間がなかったりしたので、
スタッフさんが仮眠も出来るように、日傘とかいろいろ使って
「操のおうち」を作ってくださったんです。
そこに美術さんが、近くにあった材料を使ってこれを作って、
操ちゃんが住んでる「葵屋」にちなんで「あおいや」と書いて下さったので
表札みたいに屋根(?)にかけてたんですけど、
秘密基地みたいですごく気に入ってた「おうち」だったので
ロケが終わる時いただいてきて、家に飾ってます(^-^)

ではでは、ここ何日か、気持ちがいっぱい過ぎてあまり眠れなかったので
今日はしっかり寝ようと思います!
皆さんも、季節がどんどん冬になって冷えることも多くなるので
しっかり休んでくださいね(^-^)
どうかゆっくり、おやすみなさい・・・☆"
そして、ありがとうございました!!!


たお