「鈴木先生」に会いに!!! | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

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こんばんは!たおです(*^-^*)
今日も東京は、強い風の一日でした(@0@;)
暴れん坊将軍を観てると、
め組の人たちが「江戸のからっ風は…」って話してる時があるので、
昔っから東京は風が強かったのかなとも思うけど、
春になると、風の強さだけじゃなくて大気の状態も大変ですよね。
私は親戚が福岡市内の大濠公園という公園の近くに住んでるんですけど、
最近は大気のことで報道されることも多くて、心配してます。
世界史の教科書を読んでも、いろいろな場所で環境が悪化した歴史があるので、
人が生活していると、いろいろ起きるのだと思うけど、
出来るだけ早く問題を乗り越えていけたらいいなと思います。

さて今日から、たまってた下書きを載せていきたいと思います!!!
一応3月までは高校生で、高校生の出来事は高校生のうちに書きたいので、
3月中に下書きシリーズが追いつくように、ちょっと踏ん張ります(^-^)
今日は、「鈴木先生」の初日舞台挨拶でのことを書きます!
基本、書いた下書きのまま書くので、時間的に変な文章もあるけど、
あんまり気にしないで読んでください(^0^;)
それから最初のほうの季節のご挨拶みたいなところは、
もう季節が変わってるので省きます(^-^)
今日もまたまた長いので、ゆっくりの時に読んで下さい(^-^)

☆☆☆ 1月12日 ☆☆☆
さて、今日は、
映画「鈴木先生」の初日舞台挨拶に登壇させていただくことが出来ました。
劇場に足を運んで下さった皆さま、本当に本当に有難うございます…!!!
毎回毎回緊張しっぱなしで、いつ頭が真っ白になるか常にドキドキだったし、
実際に頭が真っ白にもなって、風間さんに助けて頂きました(^0^;)
ブログにも何度も「頭が真っ白」って書いてる気がするので、
いいかげん、真っ白にならないように短く話すか、考えておくかしようよ!と
自分でも思うんですけど、
映画を観て下さるかたに直接思いを伝えられるのは、舞台挨拶しかないから、
あれもこれも伝えたい!と思ってしまうし、
急に頭に浮かぶことや、押し寄せる感情もあって、固まっちゃうんですよ…。
でも緊張はしてたけど、不安ではありませんでした。
控え室では、お世話になった監督や先生方、優司さん、武富先生と一緒だったし、
(「ユウジ」ってカタカナで書くと、あの怖いユウジだけど、
劇中の卒アルには『優司』って漢字で書いてあって、
優しさを司るって、素敵な名前だったのに…と悲しくなりました。
この漢字で書くと、普段の風間さんとも雰囲気が合う気がします)
観客の方々も、空気の色が優しく見えるくらい温かい雰囲気で迎えて下さって、
壇上から見た観客席は、冬なのに菜の花畑を見てるように、
キラキラしていて、あったかでした。
でも同時に「終わってしまうんだ…」という、とてつもない寂しさも感じました。
『ウルトラマンゼロTHE MOVIE』で初めて舞台挨拶をした時、
1回だけではなく、何回も足を運んで下さるかたがいたので、
作品が好きだったり、キャストさんの熱心なファンのかたなど、
いろいろな理由で何回か観て下さるかたがいるかもしれないと思ったので、
4回ある舞台挨拶では、毎回違うご挨拶を言おうと決めてました。
でも4回別のことを言うというより、
本当は一度に言いたいことを、4回に分けて言ったという感じです。
でもやっぱり、さっきも書いたけど、
その時になって予想してない気持ちがブワッと溢れてくる時があって、
2回目の舞台挨拶では、頭が真っ白になってないのに突然言葉が出なくなって、
気がついたら言葉のかわりに涙が出ていて…。
「蘇美ちゃんは、私ではない女優さんのほうがよかったんじゃないかと
悩んだことがあった」ということを、エピソードとして普通に話そうとしてて、
まさか泣くなんて想像してなくて、自分が自分にビックリしたんですけど、
壇上にいた先生方、袖にいたスタッフさん、目の前の観客の皆さんと、
温かさに一気に包まれたから、悩みが溶けて涙になったのかもしれないです。
舞台挨拶中、登壇しているキャストの方々にも、「小川」とか「蘇美ちゃん」と
役名で呼んでいただきましたし、
客席から「太鳳ちゃん!」という本名と一緒に
「蘇美ちゃん!」「小川さん!」と呼んで下さった方もいました。
その一回一回が、本当に本当に嬉しくて、心にしみました。
あーなんか、こうやって書いていて、また寂しくなってきましたよ…。

前回の完成披露試写会では、待ち時間に取材を受けさせていただいたので、
実際は待ち時間があまり無かったんですけど、
今回は待ち時間があったので、登壇する方々とお話することも出来ました。
受験のことを相談して、控え室が進路指導室みたいになったり…
控え室ってだいたい美味しいものがたくさん置いてあるんですけど、
食べ過ぎないように、「壊れることを自分に許しちゃ駄目」と言ってみたり…
足子先生と小川さんは劇中であまり一緒の場面がなくて、
今回初めてゆっくりお話させていただいたんですけど、
富田さんはずっと笑顔で、私の話を一生懸命聞いてくださって、
本当にしあわせな時間でした。
今回は「中空き」という長めの空き時間に、初日のお祝い会も行われたんです。
監督はじめスタッフさん、キャストの方々がご挨拶されていくんですけど、
一人一人の一言一言が本当に心にぐっと来て、
「この方がいらっしゃらなくても、あの方がいらっしゃらなくても、
この作品が出来上がることはなかったかもしれないんだな…」
と、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
特に印象的だったのは、鈴木先生の言葉でした。
「本当にこの作品が自分を育ててくれました。」とおっしゃって、
たぶん、涙ぐんでいらっしゃっていて…
その瞬間、長谷川さん自身でもあり、鈴木先生でもあるように見えました。
先生の言葉を聴きながら、私もたくさんの思い出がよみがえりました。
オーディションの時のこと、初めての顔合わせ、初めての妄想シーン、
暑かった待ち時間、皆で仮眠しながら乗り切った「鈴木裁判」、
映画での再会、寒かった体育館、皆で真剣に演じた劇中劇の「ひかりごけ」、
風間さん演じるユウジの目、鎌の先、「小川さんを返して下さい」の声、
屋上の強い風、ジャンプした時に目の前にあった富士山…
中には、たとえば教室の場面ではもっと思いっきり着替えたかったとか、
(原作では結構バッ!と着替えるので、腹筋鍛えるつもりでいました…笑)
原作では蘇美ちゃんが自分から傷つけられるよう仕向けるけど、
それが無い分、どこで補えばいいんだろうとか、迷うところはありました。
特に「屋上から飛ぶ」という行動自体は危険なことなので、
原作の真意がちゃんと伝わるためには、どんなふうに飛べばいいか、考えました。
だから飛ぶ場面を撮影する時、武富先生がいらして下さったことは、
ものすごく大きな安心でした。
確かに飛ぶ距離はとんでもなく遠くて、普通考えたらありえないと思ったけど、
私は、その飛ぶ距離の長さに、
原作で蘇美ちゃんが、自分を傷つけさせることで伝えようとした、
ユウジへのメッセージをこめました。
その気持ちがスクリーンを通って、観て下さるかたに伝わったかどうか、
その場面にそのメッセージをこめて良かったのかも、分かりません。
でも、みなさんに「パワーをください」とブログで書いて、
たくさんの人の心と一緒にジャンプした時に込めた気持ちが、
いつか誰かに伝わったら嬉しいです。
いっぱい笑っていっぱい泣いて、たくさんの人にいっぱいパワーをいただいた、
しあわせな舞台挨拶は終わりました。
緋桜山中学の制服を着ることは、もう無いということが、すごく寂しいです。
小川蘇美という役で私を知って下さったかたは、たくさんいらっしゃいますが、
蘇美ちゃんを演じた時間が、私の本当の「経験値」になるには、
これから自分自身で、経験と時間をかける必要があると思います。
そのためにも、これからも私の心の中に、蘇美ちゃんはずっといてほしいです。
蘇美ちゃんだけでなく、「鈴木先生」という作品の世界に、
心の中は自由だから、これからも時々戻っていって、
困った時や迷った時は、「どうする私?」と問いかけたいと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆

さて、時間を今に戻します!
実は私は今日撮休だったので、スクリーンの蘇美ちゃんに会って来ました。
新宿角川シネマでの上映が明日までで、
DVDになる日が来るかもしれないけど、私は映画館の空気が好きなので、
映画館での2Aの空気や音を、どうしてももう一度味わいたかったんです。
前回・前々回は、純粋に観て緊張したり、楽しんだりしてきました。
でも今回はせっかくなので、今までよりちょっと違った場所の席で観たり、
(私は普段は後ろのほうの席が好きですけど、今回は真ん中あたりで見ました)
取材で時々「桐島、部活やめるってよ」や「悪の経典」と比べてどうですか?
と質問されることがあって、私は3作品とも、
タイプもテーマも違う気がして比べられないと答えたのですが、
本当に聞かれることが多かったので、今回はあえて、比べるというより、
共通なところがあるのかを意識して観てみました。

「桐島、部活やめるってよ」は、
太賀くん演じる風助の、自分の限界を感じる切なさにすごく感情移入して、
ちょうどその時「黒の女教師」で太賀くんと共演してたので、
直接感想を伝えることが出来て、印象深い思い出にもなった映画です。
「悪の経典」では、恐怖と怒りと衝撃を強く味わいました。
だから心に残るという点では、確かに共通かもしれないけど、
でもやっぱり、3作品とも学校が舞台だから似てると言う人もいるけど、
私は、学校が舞台というより、学校の校舎が舞台であることが同じなだけで、
違うテーマの作品にしか、感じることが出来ませんでした。
私自身、中学と高校って3年しか違わないけど、全然違う時間だったんです。
中高どっちも、反抗期や思春期みたいな空気は私にも周りにもあったけど、
中学の場合は、自分が何かがわからなくて悩む気持ちが多くて、
高校は、自分が何かがわかりかけてしまって悩む気持ちが多かった気がします。
(表現が違う気もするけど、他に思い当たる言葉が無くて;-;)
それに中学ではほとんどクラス一緒に授業を受けるけど、
高校では選択科目や移動が増えて、「個人」の時間が増えるし、
校舎の雰囲気や照明の明るさも、中学と高校では全然違った気がするし、
いろんな子がいる公立中学と、受験を通して生徒が集まってる高校では、
起きる問題も、噂の広まり方も、全然違った気がするんです。
同じように作品も、オーディションやキャスティングの方法も全然違うし、
スタッフさんの考え方やリハーサルの取り組み方も違うし、
スタジオ撮影とロケ撮影が両方なのか、オールロケなのか、
スタジオだけかでも違うし、カメラが何台なのかでも違う気がします。
違う環境で育った人と人を、「同じ『人』だから」という理由で比べるのが、
無意味なくらい難しいように、
全然違う作り方をした作品と作品を比べるのも、難しいなと思います。

たとえば、私が最初に参加した映画は、
黒澤清監督の「トウキョウソナタ」でした。
この間コメンタリーを聴きたくなって久しぶりに観たら、なんと、
でんでんさんも出演してらっしゃったことに気付いて驚いたんですけど、
初号試写で観た時に、小泉今日子さん演じるお母さんと、
小柳友さん演じる長男が、まるで相手がスクリーン側にいるみたいに、
カメラに話しかけるように交互に映る場面があって、
その時私は中学生だったけど、面白い撮り方だなあと思ったんです。
その後、何かで
あの撮り方は小津安二郎監督作品のようだというお話を聞いて、
いろんな作品の撮影法があるんだなと感心して、
そのまた後に小津監督のことが書いてある本を読んだら、
その撮影法は、現場が狭くて生まれた工夫だったと知ったことがありました。
(何で読んだかはっきり覚えてないので、間違ってたらごめんなさい!)
「鈴木先生」の撮影現場でも、いろいろな制限があって、
そこでしか分からない苦労、工夫がありました。
どの現場もどの作品も、そうだと思います。
その結果の効果が、たまたま好みとか苦手とかはあるかもしれないけど、
私にとって何かと何かを「比べる」ことは、やっぱり出来ないなと思いました。
でも今までと違った気持ちで観たことで、違う感じ方をすることも出来たので、
これからも、比べるとかでなく、違う視点で見ることもしてみようと思います。

今日は、エンドロールで私の席の近くにいた学生さんのようなお客さんが、
号泣していらして、私はとても心を打たれました。
映画はやっぱり、観る人の心があって初めて、完成するんだと思いました。

今日の写真の1枚目から4枚目は、完成披露試写会の舞台挨拶の時と、
初日の舞台挨拶の時の写真です。
完成披露試写会の時はクリスマスの前なので、
会場の近くのホテルに素敵なクリスマスツリーがありました(^-^)
長谷川博己さんと撮っていただいた写真は、ずっと宝物です。
いま見ても、この制服が懐かしくて胸がギュッとなりますが、
前もブログに書いたように、私の本当の出身中学の制服にそっくりなので、
緋桜山中学が懐かしくなったら、うちの中学の制服を着てみようかな…(笑)
5枚目と6枚目は、今日映画館で撮った写真です。
映画館の空気は、やっぱり最高でした…♪
またスクリーンに届くことが出来るよう、踏ん張ろうと思いました!

映画『鈴木先生』のことは、
ナカと一緒に7スタLIVEに出演した時のことや、
お正月の『 鈴木先生の結婚報告~待望の休暇も心の汗が止まらないッ!~』
を撮影した時のことをまだ書いていないので、
あと何回か書くと思いますが、また読んでもらえたら嬉しいです。
それでは今日も長くなりましたが、
季節の変わり目はお天気が不安定なので、
皆さんどうか疲れをためないように、お気をつけて過ごして下さい(^-^)


たお