いま出来ること。 | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

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こんにちは!たおです。
昨日の東京は、すごい風と煙ったような空(空気)と気温の変化で、
戸惑うようなお天気でしたが、皆さんが住んでる地域はどうでしたか?
実は、私は実際のお天気は見ていないんです。
朝スタジオに入ると、終わるまでほとんど外の様子はわからないので、
外と出入りをするスタッフさんからの情報で、
風や空気、気温のことを知りました。
控え室の中でも時々音が聞こえるくらいだったので、
すごい強さだったんだと思います。
風が強いというと台風を連想することが多いけど、
季節の変わり目の突風は、とても強くて危ないと思うので、
どうか皆さん、お気をつけてくださいm(_ _)m

そして今日は、東日本大震災から2年がたちます。
私が高校1年生の時、ドラマ『鈴木先生』の収録が始まってすぐの時でした。
先日、録画した第36回日本アカデミー賞授賞式を観ていた時、
最優秀主演男優賞を受賞された阿部 寛さんが、受賞のスピーチで、
「テルマエ・ロマエ」を撮影するためにイタリアに出発した日が、
東日本大震災の翌日であったことをお話されていました。
ごらんになったかたもいらっしゃると思いますが、
いろいろな思いと共に、撮影をされたとおっしゃっておられました。
東日本大震災の翌日ということは、広い地域で余震が続いていて、
その他の事故も、心配な状況が報道され始めていた頃でした。
ご家族への心配や、作品を撮影することへの気持ち、
災害と闘う地域の方々への気持ちなど、
本当にいろいろな思いをかかえて、演じられたのだと思います。

今の「真夜中のパン屋さん」の現場でもそうですが、演技の仕事をする時に、
東日本大震災を通して何を伝えるべきか、何が出来るのかということを、
必ず一度は、スタッフさんやキャストの方々と話します。
仕事としてお話する場合もあるし、待ち時間などでお話する場合もあります。
それはあの日、たくさんの人が、いろいろな現場の中で、
言葉にならない悲しみや迷いや怒りや痛みや恐れを痛感したからだと思います。
新聞やニュースなどの報道をみると、
闘い続けている地域の方々は、勇気を持って一歩一歩進んでいらっしゃるけど、
復興が進んでいるといえる状況では、まだ無いのだということを感じます。
見える場所にも見えない心にも、傷があるのだと思います。
でも、災害と闘い続けている方々に心を寄せて、
これからも、いま自分に出来ることを探して、続けていきたいです。

「いま出来ること」の一つとして私は、
第7回 2013年 ROOTOTE Charity Eventに参加させていただきました。
このイベントでは、
参加作品をインターネットで鑑賞出来る「WEBギャラリー」と、
実際に鑑賞出来る「展覧会」が行われます。
そして、パソコンなどから参加できる「チャリティーオークション」が行われ、
寄せられたお金の全ては、
東日本大震災で被災された子どもたちのために活用されます。
このイベントに参加するのは3回目で、
2回目に出品した直後に、東日本大震災が発生し、
東日本大震災で被災した子どもたちを支援する取り組みとなりました。

今回私が作ったトートバッグの作品名は、「ZUTTO TOMODACHI」です。
日本の国以外のかたにも、日本語の響きで発音していただきたくて、
ローマ字にしましたが、「ずっと友達」という心をこめました。
WEBギャラリーで見ていただくと、
どういう思いで作ったのかも書いてあるんですけど、ここにも書きます。

今回私は、この作品を、私だけの作品としてではなく、
いつもブログのコメントを通してパワーを送って下さったり、
握手会や舞台挨拶、事務所への手紙やプレゼントなどで
応援の気持ちを送って下さる方々と一緒に作ったつもりでデザインしました。
私が中学の頃、ハナチューの撮影に行くときなどに使っていた私服の生地と、
応援している方々からいただいたプレゼントのリボンを使っているんです。
私の思い出と、皆さんからの気持ちのコラボレーションのつもりで作ったので、
ぜひ見てください。
心の青い空に、たくさんの人のあったかい心が
降り注ぐイメージで作ったデザインなんですけど、
それは、私がいつも皆さんに頂いてるパワーのイメージでもあるんです。
東日本大震災の復興には、まだまだ時間がかかるのが現実だと思うけど、
たくさんの人の気持ちが、遠くても会えなくても繋がろうとすれば、
何かが力になるかもしれないと思うし、そう思いたいので、
この取り組みが、少しでも復興のパワーになることを願っています。

今日の写真は、朝日の写真です。
この季節は、だんだん朝日の位置が冬から変わってきて、
寒いけど、春が近いんだなとわかってくるんです。
東日本大震災の復興も、季節が少しずつだけど確実に変わるように、
少しずつだけど確実に歩んでいくことを心から願うし、
私も少しずつだけど、取り組み続けようと思います。


土屋太鳳