こんばんは！太鳳です(^-^)
東京は、今日の午後、すごい雨が降りました。
私はちょうどお仕事の場所に行っていたのですが、
急な雨だと、今の時期、女の人は靴が困っちゃいますよね。
夏はサンダルの人が多いから、ビショビショになっちゃうと思うんです（；－；）
日本のいろいろな場所で大雨が降っているので、どうか気を付けて下さい。
東日本のかたは、雨が強いと本当に不安だと思います。お大事にしてください。
実は今日は、私の姉の誕生日なんです！！！
お誕生日おめでとう…！！！
19歳になるんですけど、毎日一緒にいてビックリするのは、
こんなに幼稚園の時と変わらない19歳って、
いないんじゃないかって思うんです（笑）
姉は私と違ってすごく華奢でスタイルもいいので、
可愛い服とかを着ると、私より、むかつくくらい似合うんですけど、
ほとんどお化粧もしないし、ジャージで大学行ったりするんですよ。
チアをやってるからかもしれないけど、ホントに飾らなくて真面目で、
幼稚園の時の姿を、そのままニョーンと伸ばしたみたいな人なんです（笑）
でも、私はそんな姉が大好きです！
勉強と部活で大変みたいだけど、10代最後の1年を楽しく過ごして欲しいです。
そして、明日はいよいよ、映画「日輪の遺産」が公開されます！！！
「日輪の遺産」は撮影をしてから情報公開までに時間が長かったので、
撮影でのことなど、なかなかブログに書くことが出来なかったんですけど、
映画が公開されて、やっといろいろ書けるので、嬉しいです（＾－＾）
今日は、「日輪の遺産」での役作りのことを、書きたいと思います。
前にもブログに書きましたが、日輪の遺産で演じた女学生「スーちゃん」は、
私が役作りという工夫をした、最初の一歩の役でした。
それまでも、気持ちで役を考えて演じてはいたんですけど、
「日輪の遺産」では、はじめて時間をかけて役をつくりました。
役に合わせるということで、体重を変えたのも初めてでした。
戦時中で病弱な子の役なのに、私はとても元気で運動してそうな体格なので、
どうしよう…と思っていたら、やっぱり一番最初の顔合わせの時、
クランクインまでに体重を落としてこよう、というお話がありました。
だけど、私の母は、成長期に体重をおさえることをすごく心配していたので、
「食べる量を減らさないで、体重を減らそう。」という方法で、
毎食毎食、すっごく工夫してくれたんです。
それで、なんとか期限までに、体重を役に合わせることが出来ました。
体重を落としている間に、役作りの参考に、いくつかの場所に行きました。
スーちゃんはとても静かな子なので、台詞は多くないんですが、
最後に、とんでもないことを言ってしまうんです。
いろいろな考え方があると思うけど、私にとっては、やっぱり、
何回考えても、どう考えても、なんでそうなっちゃうの？と思うことでした。
でも、わからないまま演じることはしたくないので、いろいろ考えた結果、
スーちゃんがその行動を突然起こすわけではないから、
映画や原作で描かれているより前の、育った環境に理由があるかもしれない…
と思って、スーちゃんが育った環境に近そうな場所に行ってみたんです。
「日輪の遺産」には20人の女学生が出て来るんですけど、
スーちゃんは、その中でも軍人さんの家の子なので、女の子としてというより、
軍人の家のお嬢さんとして育てられたんじゃないかなあと思いました。
なぜそう思ったかというと、私の母は祖父と祖母ととても年が離れているので、
母の祖母（私の曽祖母）は、明治生まれの人なんですよ。
母が小さい頃、大声で泣いていたりすると、母の祖母は
「武家の子はそんな泣き方はしません！」と言って叱ったそうなので、
スーちゃんも時代的に、軍人さんの家の子であることを強く意識して、
育てられたんじゃないかなって思ったんです。
そこでまず、東京の乃木坂という地名にもなっている、旧乃木邸に行きました。
軍人のかたが実際に住んでいらっしゃった場所に行ったら、
スーちゃんのお家の雰囲気が感じられるかもしれないと思ったからです。
実際に行くと、まん前の道まで普通に現代の東京なのに、
旧乃木邸に入った瞬間に、時間が逆回転した感じがして、圧倒されました。
静かなような、厳しいような、穏やかなような、寂しいような不思議な空気で、
おうちの中やお庭を拝見することも出来たんですが、
普通にお天気のいい日だったのに、空気が張りつめていました。
軍人さんのおうちにもいろいろなおうちがあると思うし、
乃木邸の時代と「日輪の遺産」の時代は違うし、
スーちゃんの家が同じ雰囲気かどうかもわからないけど、
なんとなく「軍人さんの家庭」の空気を感じることが出来ました。
乃木邸の横には、結婚式や七五三で有名な乃木神社があるので、
見学をさせていただいた御礼をお伝えして、お参りして帰りました。
その次に行ったのは、帝国ホテルです。
今も帝国ホテルは高級なホテルですが、戦前は、軍人のおうちの人などが
特によく利用したそうなんです。
その頃と建物は違うけど、場所に行ってみたら何かわかるかな？と行ったら、
なんと、偶然なんですけど、ロビーで
「帝国ホテルの歴史」というテーマの写真展が行われていたんです！
見てみたら、第二次世界大戦前頃の写真が…ありました！
説明に、軍人さんの家族によるパーティーなどが行われていたと書いてあって、
スーちゃんも戦争が始まる前は、こんなパーティーに行ったかもしれない、
自分が戦争に巻き込まれるとか想像もしないで、
軍人のおうちの小さいお嬢さんとして誇りを持って、
キラキラした場所で、軍人のお父さんを見てたかもしれないと思いました。
ちょうどお昼だったのですが、体重を落としていた頃だったので、
ロビーでサンドイッチと、イチゴジュースをいただいたんですけど、
この時に、心の中のスーちゃんに、
「撮影までよろしくね。終わったらまたここで、お別れ会をしよう。」と
話しかけました。
スーちゃんは実在の人ではないんですけど、
乃木邸と帝国ホテルを見ている間に、なんだか、
スーちゃんのような女の子は、たくさんいたんじゃないかって思ったんです。
実はまだ、スーちゃんとのお別れ会をしていないんですよ。
「日輪の遺産」のあとも、スーちゃんが自分の中ですごく必要な人だったので、
そのままなんですけど、映画も公開されたので、そろそろ帝国ホテルに行って、
スーちゃんとのお別れ会をしようかなと思っています。
それでもわからないところがあったので、もう一度原作を読んだら、
スーちゃんが病気になる前、ピアニストになりたかったことが
ヒントになりました。
しかもショパンの「幻想即興曲」という、かなり激しい曲が得意だったんです。
あの曲がピアニストになれるくらい得意だということは、病気をしなければ、
スーちゃんは本当は、少し気の強い所もあったのかもしれないなと思いました。
自分でも少し弾いたり、大切な場面の撮影の前には聴いたりしながら、
スーちゃんがどうしてあんなことを言ってしまったのか…を考え続けました。
今でも、「土屋太鳳」としては、やっぱり理解できないです。
スーちゃんの言葉から生まれたり、守られたものがあったとしても、
私はやっぱり現代を生きているので、その考え方はしたくないと思います。
でもスーちゃんとしては、気持ちを理解して演じることが出来ました。
観て下さった方々に、この気持ちが伝わるかどうかはとても心配ですけど、
一生懸命考えたということを感じて下さったら嬉しいです。
「日輪の遺産」のことはまだまだ書きたいことがあるので、
これからもブログに書いていこうと思います！
今日の写真は、スーちゃんの役作りをしていた頃に撮った写真です。
1年前だから今と顔がちょっと違うかな？
一枚目が旧乃木邸、二枚目が乃木神社です。
写真だと伝わりきらないけど、とても張り詰めた空気感の場所でした。
四枚目は、その日の最後に、
いつも初詣に行く豊川稲荷さんにお詣りに行った時の写真なんですけど、
なんと、門の横にこの言葉が…！
ここにはいつもいろいろないい言葉が書かれているんですけど、
日輪の遺産にあまりにピッタリな言葉で感動しました。
最後の写真は、今日お仕事に行く途中に見つけた日輪の遺産の看板です！
もし観ていただけたら、ぜひコメントで感想を教えて下さいm(_ _)m
それでは、またまたまた長くなりましたが、
今日の0時29分から、ドラマ「桜蘭高校ホスト部」の6話が放送されます！
私は4話でゲスト出演させて頂いたんですけど、
なんと！今日の6話にも少しだけど、れんげちゃんが登場するんですよ！！！
いつもより開始時間が9分くらい遅いんですけど、
よかったら是非、元気なれんげちゃんを観て下さい！（＾－＾）
そしてそして明後日は、いよいよ「鈴木先生～2-A僕らのGo！Go！号外版～」
の発売記念イベントが行われます！
生まれて初めて、直接応援して下さるかたとお会いできるイベントなので…
ドッキドキです！！！(≧∇≦*)
まだ少しお席があるそうなので、ぜひぜひぜひぜひ、ぜひぜひぜひぜひ、
いらっしゃれるかたは、いらしてください！心から、お待ちしてます(*＾-＾*)
それでは…おやすみなさい(*^o^*)／゛
たお