心の先生*:"゜ | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

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こんにちは!太鳳です。
今日は朝、学校の健康診断に行ってきました!
健康診断の日に休んだ人だけが、病院まで受けに行くんですけど、
病院って、ちょっと緊張しますよね、空気が違うというか…
このブログを読んでくださってるかたの中には、
体を壊すくらい働いているかたもいらっしゃるし、
病気で体を休めているかたも、いらっしゃると思います。
体がつらい時は、せめて心は楽に、少しでもワクワク出来るといいですよね。
私も出来るだけお手伝い出来たら嬉しいです。

2日くらい忙しい日が続いて、ブログがなかなか打てませんでした。
もっと早く、みなさんに御礼を伝えたかったのに、ごめんなさい!!!
「鈴木先生」の第5話を観て下さった方々、コメントをくださった方々…
本当に本当に、本当にありがとうございました!!!!!
心にあったかい灯りが、たくさんつきました!
それにコメントの数が…(@0@)
ものすごく驚いたし、もう、ありがたいの一言でした。
「鈴木先生」と蘇美ちゃんのおかげです。
前からずっと書いてくださっているかたもいて、
変な話かもしれないけど、ぺ・ヨンジュンさんが、
ファンの方達のことを「家族」と呼んでいる気持ちがわかる気がします。
私が意識して工夫したところも気づいて下さっていて、驚きました。
いただいた質問は、ちゃんと答えるので、どうか待っていてください♪

今日は、私がとても尊敬している俳優さん「香川照之さん」のことを、
書きたいと思います。
なぜかというと、私が演技のお仕事をさせていただいて、迷ったり困った時は、
香川さんと共演した時に教えて頂いたことを、必ず思い出してきたので、
私にとって、香川さんは心の先生のようなかただからです。
香川さんに初めてお会いしたのは、中1の時でした。
トウキョウソナタという映画で共演させていただいて、
今考えたら失礼だったんじゃないかってくらい、取材ごっこしたりして、
香川さんと津田寛治さんに遊んでいただいたんですけど
遊びながらでも、大事なことをたくさん教えてくださったんです。
初めて出演した映画が「トウキョウソナタ」だったってことは、
私にとって、奇跡だったと思ってます。

その香川さんが、「鈴木先生」の撮影現場に、来て下さったんです!!!
来て下さったのは1ヶ月くらい前なのですが

その何日か前に、三浦透子ちゃん達から、
同じ撮影所に香川さんいらっしゃるよ!って聞いてはいたんです。
みんな香川さんを尊敬してるので、同じ所にいるんだね~…と感動してたら、
お昼ご飯に行った食堂で、なんと香川さんが…!!!
すっごく嬉しくて、香川さんだー!と飛びつく勢いになっちゃって(^0^;)
驚かれたと思うんですけど、ドン引きなさったりしないで、
ニコニコして「背、大きくなったね!」とおっしゃって下さって、
なんと、一緒にお昼をいただくことになりました!
実は鈴木先生の照明スタッフさんは、トウキョウソナタと同じかたなんです。
そのスタッフさんとも、ご一緒出来ました。
最近の自分のこととか、将来のこととかをお話して…
大学はどうするの?と聞かれたので、
「子役さんと一緒の時もあるから、幼児のことを勉強したいです。」と言ったら、
「ブレてないんだねぇ。いいことだよ。」と、おっしゃって下さいました。

そして、撮影でお忙しいのに
「鈴木先生」の現場を観に来て下さったんです!
スタジオの中にいる生徒役の皆の様子を見て、みんなに優しくて、
「みんな頑張ってるね!」とおっしゃって下さって…
みんなも、「えー、すごいよー、香川さんに会っちゃった!」
と喜んでいて、あったかい現場が、もっとあったかくなりました。
私は出番がなかったので、職員室の廊下でお話をしました。
セットにいると、香川さんも緋桜山中学の先生みたいでしたよ(≧∇≦)
香川さんにはなかなかお会い出来ないので、今聞くしかないと思って、
思い切って、その時迷っていた「泣く演技」のことを質問しました。
私はたぶん、人生で我慢していることが少ないんだと思うんですけど、
心が知っている涙の種類があまりにも少ないんです。
だから結局、「泣けるか、泣けないか」だけを意識してしまっていて、
それがすごく嫌だし、怖いと思いました。
「泣く演技がすごく難しいです。」と正直に言ったら、
「泣いたからって心が伝わる訳じゃないし、泣かないことで伝わるものもある。
ドラマはごっこかもしれないけど、ごっことしてやるんじゃなくて、
本当にそこで自分が生きて、自分が思っていることを台詞を通して出す。
焦ったり迷ったら、よく見てごらん、周りを。
自分のことをみんなが見守ってくれてるから。
家族がいて、自分がこうやってお仕事が出来るのは、本当に幸せなことだよ。
まずその幸せをしっかり味わおう。
泣く演技の時は、気持ちを閉じてしまいがちだけど、
逆にオープンにして、開いていかなければいけない。
日常の感謝の気持ちを積み上がっていった時、涙になるんだよ。
悔し涙とかいろいろな涙はあるけど、ぜんぶあったかい気持ちで、
あったかい涙を流すほうがいい。
そのためにも、一日の撮影を、ああ楽しかった!すごくいい一日だったな!
って終われるようにするといいよ。
今、震災ですごくつらい人がたくさんいるけれど、
俳優というお仕事は、それに対して何かを伝えることが出来る。
大切なのは気持ちだよ.。」と、答えて下さいました。

そのあと夜ご飯の時間に、生瀬勝久さんと藤原竜也さんに
冗談で「うちの娘です。」と紹介してくださって、ご挨拶することが出来ました。
藤原さんには、「舞台観ました。」とお話しました。
「ああ、ありがとう。」と力強く握手をしていただいて、
「あっぐっさん元気?今日いるの?」とおっしゃったので、
「今日は撮影なくて、昨日はいらっしゃったんですけど…」と言ったら、
「ああそっかー…」と残念そうにしていらっしゃいました。
生瀬さんは、「えっ、土屋…たお???た・お?たおっていうの?」と
私の名前に、すごくびっくりされたみたいでした。
「長谷川さんに、よろしく伝えてね!」とニコニコおっしゃっていて、
みなさん、共演した俳優さんが今どんなお仕事をされているのか、
ちゃんと知っていらっしゃるんだなと感心しました。

香川さんは、「鈴木先生」のスタッフさんにもご挨拶なさってました。
一度しか仕事したことがない方も、ちゃんと名前を憶えていらっしゃるんです。
気遣いがあって、愛があって、やっぱり凄いかたなんだと思いました。
最後、お礼の御挨拶をした時に、
「また香川さんと共演できるように、演技ももっと勉強して、おいつきます。
おいつけないけど。」と言ったら、
「僕も共演したいよ。頑張って!応援してるよ。」とおっしゃって下さいました。
胸がいっぱい過ぎる1日でした…!

前も書いたんですけど、演技のお仕事って、同じお仕事の間は毎日会うのに、
そのお仕事が終わったら、別の現場で再会出来るまで会えないので、
(大人になったら違うかもしれないけど、私は今はそうなので)
また会うためには、演技の世界にい続けるしかないんですよね。
だから私は、これから辛いこと、びっくりするようなことがあっても、
絶対に踏ん張って、ここの世界で生きていこうと思います。
ブログなどで応援して下さっているかたも、裏切りたくないです。
そのためにも、演技が上手くなりたいです。

すごく長くなっちゃいましたが、読んで下さったかた、ありがとうございます!
最近、東京では少し地震を感じる時があって、やっぱり一瞬、緊張します。
私が新しく参加させて頂いたお仕事は、震災のことを思いながら準備しました。
どうか、届きますように…。
それでは、今日も行ってきます!


たお