ふたりの鈴木先生(*^-^*) | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

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こんにちは!太鳳です!
東京の今日は、少し曇ってますけど、春らしいお天気です♪
でも昨日テレビを観ていたら、被災地の方々は、
まだまだ大変な生活を送っていることを知りました。
生活をしていくと、仕事や勉強など、やりたいことがたくさんあるはずなのに、
そこに届く状況にない方々がたくさんいらっしゃることが、苦しいです。
でも、そのニュースで、今までとは違うことがありました。
桜が、すごく綺麗に咲いていました。
それを見て、どんな時も、命は一歩一歩進むものなんだと思いました。
心の春までずっと遠いかたも多いと思いますが、
どうかお大事にしてください。
私も自分で出来ることを考えて、続けていこうと思います。

そして今日、4月25日は、
ついに、ついに…!!!!!
テレビ東京で夜10時から、「鈴木先生」が放送されます。
記念すべき今日は、
この作品にとっても、私にとっても、とても大切な、
ふたりの先生の写真を載せました。
まず一人目は、「鈴木先生」の原作を書かれた武富健治先生です!
私は、蘇美ちゃんの役をオーディションで受けることが決まってから、
原作の漫画を読ませていただいたんですが、
こんな濃い漫画を読んだのは、今までの人生で初めてだったので、
最初、本当に驚きました。
でも何度も読んでいると、登場人物の皆さんが凄く正直に生きていて、
「日本マドンナ」さんの音楽を聞いた時と、少し似た感じというか、
ショッキングなんだけど、
ショッキングの隣で、気がついたら感動が一緒に歩いているという、
すごく不思議な気持ちになったんです。
だから蘇美ちゃんを演じることが決まってからずっと、
原作者の武富先生に、お会いしたいと思っていました。
そしてとうとう、制作発表の前日に、
武富先生にお会いすることが出来たんです!!!
「鈴木先生」を書かれたかたなので、
少し鋭い印象のかたかなと思っていたんですが、
お会いした武富先生は、本当に本当に優しい、穏やかなかたでした。
トラブルがない時の鈴木先生の感じに似ているというか、
お話していると、鈴木先生って、もしかして武富先生…?と思いました。
本当はいろいろなことを聞いたり、お話したりしたかったのに、
目の前に本当の武富先生がいらっしゃると、ドキドキしてしまって、
あまりたくさんのことを積極的にお話しすることは出来ませんでした。
でも、どうしても気になっていたことを、お話しすることは出来ました。
すると先生は、ニコニコなさって、「大丈夫ですよ。」とおっしゃったあとで、
「僕は原作を書いたけれど、
実は、原作で描き切れなかったこともたくさんあるんですよ。
だから、このドラマでは、僕が描き切れなかったことを、
表現してほしいなと思っているんです。」と、お話してくださいました。
本当に嬉しかったです。
この先生がいなかったら、蘇美ちゃんは生まれなかったんですよね!
蘇美ちゃんのお父さんとお話をした気分でした。
まだまだ演技では迷うこともたくさんあるし、不安なことも多いけど、
迷ったら、武富先生の言葉を噛みしめて、
勇気を持って前に進もうと思います!
武富先生は、制作発表の時も来て下さって、
原作者だから壇上にあがられるのかな?と思ったら、
記者さんと一緒の席で、穏やかに見守っていてくださいました。
とても心強かったし、
やっぱり武富先生が「鈴木先生」なんじゃないかなと思いました(^-^)

そして、この作品で私にとっての、もう一人の先生と言えば…
なんと言っても、「長谷川先生」です!
生徒のみんなにとっても、完璧に「先生」ですね(^0^)b
今日の二枚目に載せた写真は、
鈴木先生と一対一で撮らせていただく撮影の後、撮りました!
すでに眼鏡がないと、「先生、眼鏡がないですよ!?(@0@;)」
と言いたくなります(笑)
今回の作品では、鈴木先生と蘇美ちゃんの難しいシーンが多いので、
先生にはとてもお世話になっているんですが、
演技でわからないことがあったら、
ひとつひとつ丁寧に分かりやすく教えてくださるし、
舞台をたくさんされているので、そのことを質問しても、
いろいろと面白いお話をして下さるんです。
例えば、舞台のことについてお話をしていた時、
私は声にコンプレックスがあるので、
「舞台での発声は、どんなふうにして訓練されるんですか?」
と質問したんです。
そしたら、「確かに発声練習はすごく大事なんだけど、
舞台での発声は声の大きさじゃなくて、気持ちが大事なんだよ。
大きく出そうというより、気持ちを込めるとそういう声になるんだと思う。
思いのある声が、届くんだよ。」
と教えてくださって、そうか!!!と凄く納得しました。
私はすぐ結果を求めてしまうけど、
声も演技も、届けたいものがしっかりあって、はじめて届くんですよね!
実際に先生が演技をする時も、
「こうしたほうが気持ちが繋がると思うので、こうやってもいいですか?」
と、すごく具体的に工夫されるんですよ。
それに監督が答えて、一緒に考えて、
場面の細かいところがどんどん作られていくんですけど、
彫刻を彫っている時みたいというか、
空気の中から鈴木先生のキャラクターを彫りだしているような、
鈴木先生をどこかから呼び寄せているような、すごい空気が漂うんです。
その様子を見て、すごいなあ…と私は迫力に押されてばかりなんですけど、
私ももっともっと工夫して、蘇美ちゃんを彫りだしていきたいし、
工夫したものを監督に提案できるように、いつかなりたいと思いました。
私は今、先生に教えて頂いたシェイクスピアの戯曲を読んでいます。
翻訳は○○さんのものが読みやすいとか、
シェイクスピアの作品はたくさんあるけど、
自分が演じてみたい役のある作品から読んでみるといいと思うとか、
映画はこれを観ると参考になるんじゃないかな?とか、
次々と教えて下さいました。
私は先生にお会いする前に、「冬物語」の舞台をBSで観たんですけど、
先生から教えて頂いた「から騒ぎ」と、自分で「カリギュラ」を観たんです。
やっぱり凄いな…と思いました。
中学生のかたや高校生のかたで、舞台の演劇を観る機会のあるかたは、
少ないのかもしれないんですけど、
ぜひ観るべきなんじゃないかなと思いました。
舞台って、その日のためにずっと準備するんだけど、
目の前にお客さんがいっぱいいて、
劇そのものが生き物みたいな感じになりますよね。
その大きい世界で演じてらっしゃった長谷川さんが、目の前にいると、
すごーく不思議なんですが、やっぱりパワーが凄くて、
蘇美ちゃんと目が合うシーンの時は、
ちょっと見ているだけのように一瞬見えるんですけど、
目ぢからが凄くて、おおおっ…!と、のけぞりそうになるんです(笑)
負けちゃいけない!と思って蘇美ちゃんとして踏ん張るんですけど、
単純に目から出ている目ぢからじゃなくて、
先生は私を見てるんじゃなく、私の中の蘇美ちゃんを探して見ている、
脳から出ている目ぢからな気がするんですよ。
すごいなあと思います。
ここまで読むと、すごく真面目なかたなんだなあーと思いますよね?
そう、すごく真面目なかたなんです。
でも、その反面、物真似をなさったりとか、
面白いことをおっしゃったりするところもあるんですよ。
その差っていうか、いろいろな面が、すっごく面白いなぁって思います。
漫画の鈴木先生も、そうですよね!
かっこいい顔をしている時もあるけど、大変な顔をしてる時も…(笑)
今日の放送では、鈴木先生の演技をテレビを通して観るのが、
ものすごく楽しみです!
みなさんも、ぜひ先生のいろんな表情を楽しみに、観て下さい!!!

「鈴木先生」というドラマは、
人が育ったり生きていくうえで出てくる難しいテーマを隠さずに、
突きつけていくドラマだと思います。
撮影中に大きな地震があったり、計画停電など、
撮影を続けていくうえで大変な時期もありました。
その間に、このドラマを今撮影して作っていくっていうことを、
私も考えたし、スタッフさんは、もっともっと考えられたと思います。
前もブログに書いたんですけど、
「こんな時だからこそ、『鈴木先生』をきちんと届けようと決めました。」
というメッセージをスタッフさんたちからいただいて、
撮影が再開しました。
そのあとは、スタッフさんたちの熱い気持ちとか工夫があって、
今こうやって、私たちが集中して、演じることが出来ているんだと思います。
同年代の共演者の子たちも、たくさんいるんですけど、
本当にクラスメートという感じだし、仕事仲間っていう気持ちも出てきて、
みんなで協力して支え合って、いい作品になるように踏ん張ってます。
そんな毎日があって、今日はいよいよ、
二次元の世界にいた鈴木先生が起きあがって、歩き出すんだ!と思うと、
本ッ当にワクワクします!
ん???と思うようなこと、えっ!!!と思うような出来事も、
たくさん起こるドラマなので、
家族そろってみていたら、ちょっとハラハラするかもしれません。
だけど、特に大人のかたには、ぜひ目をそらさずに、
「どういうことなんだろう?」と身近な人と話したりしながら、
観ていただけたら嬉しいです。

蘇美ちゃんという役のことや、撮影でのことなどは、
これからもずっと書いていきたいと思うので、
どうかよろしくお願いいたします!

それでは、今から撮影踏ん張ってきます!!!(*≧∇≦)┛"


たお