『日輪の遺産』初号試写*:゜ | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

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おはようございます!たおです(^-^)
みなさん、おひさしぶりになってしまいました…お元気でしたか?
私は今、こういう状態です(//▽//;)

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何をしてるかというと、テスト勉強です…(;_;)
て書くと、すごい真面目に勉強してるように聞こえると思いますが、
違うんですよ…夏休み中、あまりにも勉強してなくて!
字を書かなさ過ぎて字が変になるくらい、勉強しなかったんですよ(;_;)
撮影で休んだ授業のノートを友達に借りて、なんとか勉強を始めたとこです。
でも間に合わなさそう…(´・ω・`;)

さて、ちょっと前になりますが、「日輪の遺産」の初号試写を観てきました!
浅田次郎さんの小説が原作で、第二次世界大戦が終わる直前のお話です。
そして私の役は、私にとって本当に難しい役でした。
どんなふうに難しかったかは、公開前にまたゆっくり書きたいと思いますが、
そんな難しい撮影でずっと一緒に頑張った、
森迫永依ちゃんはじめ19人の女学生役の子たちや、
主演された堺 雅人さん、撮影現場でとてもお世話になったスタッフさん達、
すごく大事なことを教えて下さった佐々部清監督に、
初号試写で久しぶりにお会いすることが出来て、本当にしあわせでした。
堺さんは「ジョーカー 許されざる捜査官」では厳しい役をされていましたが、
初号試写ではいつも通りの、
とても優しい笑顔で挨拶をして下さって、ホッとしました。
女学生役の子たちと会えて喜んでいたら、あっという間に上映時間に…。
ドキドキしすぎて座ってても落ち着いていられなくて、困りました(><;)
今回は緊張しながら観たせいか、今までの試写の時と全然感覚が違ったんです。
一場面過ぎていくごとに、頭の中で1ページずつ台本がめくれていって、
「あ、ここの場面はこういう風に繋がるんだ!」とか、
「次はこんなセリフだったっけ…」とか、
頭の中でたくさんの事を喋りながら観ていて…でも冷静な訳じゃないんですよ。
私が出演していない場面は、試写で初めて観ることが出来たんですが、
すごい迫力で、心がギュッと掴まれるようでした。
私たち(女学生たち)の出演場面になると、
苦労したことや楽しかったこと、みんなで工夫したことなどが、
頭の中でグルグルまわりながら、目の前の映画に重なっていって、
まるで私が二人いて、一緒に映画を観てるみたいな感じで…
こんな感覚で映画を観たのは初めてだったので、不思議な感じでした。

私はこの映画で初めて、自分なりに時間をかけて役作りに取り組みました。
本当の役作りが出来たかどうか今でもわからないけど、
とにかく私にとっては、役の子の考え方や生き方がすごく難しかったので、
出来る準備は全部やってからじゃないと、演じることが出来なかったんです。
まず最初に挑戦したのは、役に合わせて体重を制限したことでした。
リハーサルの後、撮影までに体重制限すると決まって、母に伝えた時、
母は、「まだ高校生で成長期なのに、ダイエットなんて…」と反対したんです。
でも、現代の感覚で「ダイエット」って言うと
ファッション感覚っぽく聞こえるけど、
戦争中の話で、しかも私が演じた役はゲッソリしないと成り立たなかったので、
思い切って頑張りました。
でもやってみてわかったのですが、役作りのための減量って、減らす量よりも、
撮影までの限られた期間内で減らさなきゃいけないというのが一番大変で…。
前もブログに書いたように、母がすっごく食事を工夫してくれたので、
撮影までに目標はクリア出来たんですけど、
撮影中も体重をキープしなきゃいけなかったので、かなりきつかったんです。
でも、現場でみなさんが、私のことをすっごく気遣ってくれて…
例えば、現場では、特にロケだとお弁当とかカレーとかが出るんですけど、
私は家から持って行った寒天やバナナを食べていたんです。
でも途中から、みんなと一緒の物も少しでも食べられるように…と、
栄養士の資格を持っているスタッフさんが、食事の時は近くに来て下さって、
「コレとコレとコレは食べて大丈夫だよ!」と教えていただいて食べてました。
メニューによってとか夜遅いと、野菜しか食べられない日もあったけど、
そうやってスタッフさんが気遣ってくれるので、気持ちは楽でした。
もう一つありがたかったのは、現場には、いろんな差し入れがあるんですけど、
それをみんな楽しみにしているはずなのに、私に気を遣ってくれて、
差し入れを食べる時は、私から見えないようにして食べてくれていたんです。
助監督さんも「○○ちゃん(←私の役名です。撮影中は役名で呼ぶルールでした)
はダイエット中だから、お菓子はあまり見せないであげて。」
と気を遣ってくださっていました。
でも堺さんの差し入れで、すごく大きいイチゴをいただいた時は、
私も一緒に、本当にありがたくいただいて…嬉しかったです(≧∇≦*)*:゜

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おなかのすみずみまでしみて、心の栄養になりました(*^_^*)
ダイエットが一段落した後は、差し入れは一緒に普通に食べてもらって、
私はそれを見て自分も食べているつもりになって、香りを楽しんだり、
食べている人の表情を見て楽しんだりしていました。
けっこう心が満足して、おなかいっぱい気分になれましたよv(^-^)v
こんなちょっとの体重制限でもきつかったのに、
「坂の上の雲」で香川さんが減量した15キロって、本当に離れ業だと思います。

でも今回ダイエットをしてみて、初めて知ったのですが、
役者さんは、役作りの為の体重管理を、普段から普通にやってるようなんです。
堺雅人さん、福士誠治さん、ユースケ・サンタマリアさん、中村獅童さんと
同じ場面で共演させていただいたんですが、
スタッフさんから私が体重制限をしていることを聞いていたみたいで、
堺さんはよく「頑張ってね!」と言って肩に手をおいて下さったり、
中村獅童さんは「鶏のササミを食べるといいよ。」など、
みなさんアドバイスや応援の言葉を下さいました。
俳優というお仕事をやっている以上、
体重は減らすほうも増やすほうも、役作りで必要ならやらなきゃいけないから、
みなさん食べ物のことにはすごく詳しいみたいです。
自分が大変だって思っていた事がどんなに小さい事だったか、思い知りました。

この写真は、初号試写の時の写真です。


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一緒に写ってくれてるのは遠藤恵里奈ちゃんで、一つ年下なんですけど、
役としても仲がいい設定でしたが、実際もすごく仲良くなりました(*^_^*)
「日輪の遺産」は、「プロとして」という姿勢を初めて求められた映画でした。
顔合わせの日、「あなたたちはもう軍需工場にいると思ってください。」と
助監督さんから厳しい声で言われた時は、すごく緊張しましたが、
その助監督さんから撮休の時にいただいたお手紙が、心の励みになりました。
俳優さんたちの演技は近くで観るだけで凄い勉強になったし、
佐々部監督からは、大事なことをたくさん教えていただきました。
どんな演技だったかとか、どんなことを教えていただいたかなども、
来年の公開までにちょっとずつ書いていこうと思います(#^-^#)

それでは、引き続き試験勉強(出来るだけ)頑張ります…(//▽//;)/゛
最後に、今日の朝日です(^-^)
雨だったんですが、一瞬だけ見えたんですよ(*^-^)b

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行ってきます(^0^)/


たお