六方拝を知っていますか?
読者さんの中には既に実践しているという人もいるかもしれませんが、簡単に紹介します。
六方拝とはブッダの教えです。
この世のありとあらゆるものに感謝して生きよう、というシンプルな教えに方位を加えた実践法です。
やり方は、はせくらみゆきさんの素晴らしい解説動画を見てもらえばわかりますが簡単に説明します。
まず東を向き、先祖と両親に感謝する
次に西を向き、家族や親戚に感謝
南を向いて、先生や師匠、上司、嫌いな人、許せない人に感謝
北を向いて、友人、仲間、同僚、知人に感謝
次は天を向いて、宇宙、太陽、高次の存在に感謝
最後に地を向いて、地球、大地、自然、動物、食べ物に感謝
そして仕上げに自分自身に感謝します。
チベットの慈悲の瞑想に似てますよね。
自分の中にある闇と向き合うための効果的な実践法だと思います。
ただ、勘違いしてほしくないのは誰かを嫌ったり憎しみの感情を持つことは決して悪いことではありません。
人間ですから時には怒ったり喧嘩することも大事なことです。
僕にも憎い相手はいますし、許しがたい人もいます。
でも、六方拝をすることで全てはご縁なのだなということが腑に落ちてくるんです。
頭ではなく全身で理解するために釈迦が残してくれた貴重なプラクティスです。