前回は鼻水でした。
同じように呼吸器系である気管支や肺からは痰が出てきます。
このように考えて見るといろいろなものを私たちは出しているのですよね。
痰も鼻水と同様、身体の防衛反応の一つです。
細菌やウイルスなど身体にとって不都合な異物を出そうとする作用です。
ですので、感染症を起こしている方の痰の中には細菌やウイルスが多く存在していることがあります。
特に、結核などの方は要注意です。
痰の中に結核菌がいることがあります。
その痰を道路などに吐かれると困ります。
痰が乾燥しても結核菌が生きていることがあるのです。
その菌が風に乗って舞い散ります。
それを吸うことで、結核に感染する方が増えてしまうのです。
その他にも、肺がんの方は痰にがん細胞が含まれることがあります。
そこで、痰を検査することで、肺がんの有無を調べる方法があります。
このように、痰も私たちの身体から排泄されるものなのです。