トランス型脂肪酸の元をたどるとマーガリンにたどり着きます。
初期のマーガリンが改良され、現在のようなマーガリンとなっています。
現在のマーガリンはトランス型脂肪酸が多く含まれています。
もともと常温では固まらない植物油を固めるためにできてしまうのです。
加熱処理や水素添加をすることによって、固まるはずのない油を固めるのです。
トランス型脂肪酸は自然界にはほとんど存在しない油です。
そのため、体では処理できない脂肪です。
体だけではなく、微生物も処理できないのです。
ですので、マーガリンなどトランス型脂肪酸を含む食品は腐りにくいのです。
中には、まったく腐らないものもあります。
体内に入ってきても適切な利用はされません。
アメリカでは、心筋梗塞などの誘因と見られています。
そこで、2006年、ニューヨーク市ではトランス型脂肪酸の使用を禁止しました。
24,000件あまりの飲食店のすべてを対象としたのです。
その後、韓国でも規制が始まりました。
日本は悠長に構えていますが、トランス型脂肪酸の弊害が進んでいます。
今、ここで食い止める必要があると思います。