初めての胃カメラ体験。
主治医の好意で通常では見ることのできない、自分の胃の中を見せてもらうことになりました。
(今では、技術が進んで、モニターで見せてもらえることもあります)
私は横になってカメラを飲み込みながら、カメラをのぞき込みます。
「!!!」
見えたものは真っ赤にただれている肉のかたまり。
「いいかい、これだけ炎症が進んでいるから、ちょっと養生しないといけないね」
先生はゆっくり話し始めます。
「そして、ここに白い線ができているだろ」
私はちょこっとうなずくことしかできません。
「これが昔の潰瘍の後。前にそういったことはなかった?」
私は首をちょこっとだけ左右に振りました。
それから、先生は詳しく説明をしてくれるのでした。
私は、苦しい中・・・。
『早く終わってくれないかな』
と思っているのでした。