がん専門病院は治療も本格的?
ものすごい量の抗がん剤を点滴するのです。
その時の注意事項・・・。
「ぜったに、漏らさないように」
漏れるというのは、点滴が血管から抜けて、組織に点滴液が入る状態です。
点滴が漏れるとその部分に水がたまり、ふくれますよね。
それです。
ただ、抗がん剤がもれて膨らむと大変。
その組織が壊死してしまうというのです。
ですから、主治医は点滴を管理するナースに強くいうのでした。
私はこの化学療法の当番が嫌でした。
ちょっとしたミスも許されないから、緊張度が違うのです。
もともと、ミスは許されませんが、変なプレッシャーがかかるので、逆に硬くなってしまうのです。
その上、組織が壊死してしまうような毒を入れることにすご~く抵抗があったからです。
この治療法も私が医療不信になる一つの要因だったと思います。
「自分の手に薬がついたら、すぐに洗い流せ」
これを身体にいれるのはちょっと・・・。