父は4年前、母は2年前に亡くなりました。

2人とも認知症でした。当時を思い出しながら記事を書いていこうと思います。

思い出しながらなので、話が前後している場合もあります。


ねこクッキーあしあとねこクッキーあしあとねこクッキーあしあとねこクッキーあしあとねこクッキーあしあとねこクッキーあしあと


父に対して拒否反応があり

お世話になっているPさんに言われても

実家へ最低限(2ヶ月に1回)しか行けずに

いたのだけれど、


父と母が通院している病院から

電話がかかってきた。


(以前、入院しそうになったけど

ナースコール押しまくって帰された病院)



その病院からお話しがあるので次の診察のときに

娘さん来てくださいと。


聞くと予約時間が11:00過ぎとのこと。

息子を送り出してから、両親を迎えに行って

病院へ行けるグッド!



2018年 その病院で


父の腎臓の数値がとても悪く

透析レベルですと。


母は横から「透析するお金はありません」

と言い、


父は透析はやりたくないとハッキリ言っていた。

じゃあ、そういうことで。



透析はお断りした。



看護師さんからは、これからも診察には

娘さんも一緒に来てくださいと頼まれた。



もう逃げきれないんだなと……

毎月父の診察に付き添うようにした。

たまに母も。

母は診察の予約はしてなくて、


調子が悪いときには診察拒否NG

調子が良いときは診察OKOK

だったから、その日の調子で診察を

お願いするスタイル。


血圧の薬だけは毎月処方してもらっていた。

受付で「薬だけお願いしまーす」ってやつ。




「お父さんの付き添いは私(母)が

やるのに~。毎回たぬちゃんに

遠いところから来てもらうの悪いわ~」


うん、ワタシもできれば

そうしてほしいんだけど


母に説明しても理解してるのか

不安だから娘のこと招集してんじゃ

ないかしらね。

娘も理解できてませんけどね。


(この頃もまだ

母は認知症じゃないと思ってました)




ワタシは透析のことが全く分からなかったので

知り合いの医師妻たちに

人工透析のことを聞いてみたのだけど、

(皆さん、ご主人に聞いてくださる)


結局みんな

やった方がいい、とかやらない方がいいとは

言わず

決めるのは本人と家族だと。


お一人は、透析やると病院もうかるのよ札束

という情報も教えてくれた。




私には透析をどうするか決められないので、

認知症だけど父の意思にまかせる

ことにした。



父は毎月診察に行くたびに

医師から透析をすすめられては断っていた。


何回目かで父が「やります」と言った。



へー、やるんだ目目目




診察室のドアを出たところで

「ついに透析やるんだね」と声をかけたら


「え?オレ、透析するの?」だって。

もう忘れてる!




数日後に透析に必要なシャントっていうのを

作りに行くために、両親のことを迎えに行き

いつもと違う病院に連れて行った。


「透析のためのシャント作るんだよ」

と説明したら


「え?オレ、透析するの?」

ってまた言ってた笑い泣き




認知症の人から「透析やります」の一言を

とって、その後本人言ったこと忘れてるのに

そのまま「透析街道まっしぐら」っていうのは

不思議な感じもするけど



まぁ、本人全く抵抗もないから

こんなものなのかしらね。



父のことだし、ワタシは正直興味なし。



実際、透析を始めたらものすごく

元気になって、声にハリも出てきたし

笑顔も出てきて

動きも軽くなったみたいだし

やっぱり透析ってすごいんだな~と思った。




金銭面では、

両親の車のローンがなくなってから

水道光熱費も滞納する必要がなくなったし、


督促状が来まくっていた

税金関係や国民健康保険関係の支払いも

だいぶ解消されはじめて

生活は少しづつまともになってきてました。



父のお気に入りの雑誌たち↓