田沼ニュース 第625号 R3.6.24


■■■立花先生とのお別れ■■■

私の恩師である立花隆さんが亡くなりました。
https://tachibana.rip/announcement.pdf

●「調べて書く」貫いた立花隆さん 知の巨人が残した警句
https://www.asahi.com/articles/ASP6R35RBP6RUCLV001.html

わたしはこの記事にあるように、東大の学生だったころに「調べて書く」ゼミに参加し、立花先生に薫陶を頂きました。
私の東大時代の学生生活を充実したものにしてくれたのは、この立花ゼミでした。
サークルのようなもので、いまでもかつてのメンバーとは絆を感じます。

立花先生は、仕事では厳しいひとでしたが、私たち学生には、常にやさしく、明るい方でした。
一流の人のあり方を、教えてもらった人でした。
わたしのHPのプロフィールにも、そのことを書きました。
http://tanuma.info/profile2/

私は学生時代から、日本の歴史にたいする自虐史観から脱却し、保守的な言動をしていましたので、立花先生とはよく論争になりました。
代々木のオリンピックセンターで合宿をしたときも、何かで議論していたら、
「右翼にも、話していて気持ちのいい右翼と気持ちの悪い右翼がいる。あなたは気持ちのいい右翼だね」と言われ、
「先生わたしは右翼ではありません!(苦笑)」と言い返したのを覚えています。

その他、たくさんの思い出があります…
学生何人かで、徹夜で朝まで、ネコビルだったでしょうか、編集作業をしていたとき、先生が急に「築地に寿司を食いに行こう」と言い出し、築地場内のお寿司屋に連れて行ってもらいました。確かひとり3000円以上もしたのに、全部ご馳走になったと思います。とことん学生にやさしい方でした。

 

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寿司も美味しかったですが、私は初めての築地体験で、築地の活力に驚き、いろいろなお店や卸の軒先を覗きながら、私がボソッと「下手な本を読むよりずっと世の中がわかりますね」と言ったら、先生が急に振り返り、すごくうれしそうな顔で「そうだろう!」と言ってきました。人間好きな方でした。

先生は本当に子供のような、純真でシャイな方で、そして学生を愛してくれた方でした。
思想信条は違いますが、私にとっては間違いなく「先生」でした。
20年以上経ったいまでも、先生のニコニコした笑顔を思い出すと、目頭が熱くなります…

最近はなかなかお会いする機会がなく、2年前の県議選のときに、ご支援お願いのお電話をしたのが最後となってしまいました(ご支援の許可も難航しました(苦笑))。
もっと早くお会いしに行っておけばよかった。痛恨のミスでした。
本当に悔やまれます…

先生は「葬式にも墓にも関心がない」そうですが…
https://news.yahoo.co.jp/.../7f9310b8c426c498869894a47df1...
いま先生は天国?あの世?魂になった?どこでどうなったのかなってないのか、わかりませんが、
気分屋で好奇心の塊の立花先生ですから、あちこちプラプラされていることと思います(^^)

いつまでも、あのニコニコした顔で、私たちを見守っていてください。
残された私たちは、いつまでも先生を忘れず、活躍することで、恩返しをしたいです。
ご冥福を心からお祈り申し上げます。



■■■松田学政策研究所に出演しました■■■

10年来の先輩同志である、松田学元衆議院議員が主宰されている、
松田学政策研究所に出演しました。

今回は、明治の日を中心として、祝日の意義について語っています。
ぜひご覧ください!
https://youtu.be/zMTE0vHILrs



■■■立花先生、ご冥福をお祈りします■■■