仙台視察1;まちくる仙台



私が所属する、県議会商工労働常任委員会の、仙台視察です。

県内視察(12月)https://ameblo.jp/tanuma/entry-12563308835.html

海外視察(1月)

に続いて、県外の先進的な取り組みを学んできます。



「四街道に会社を増やす!」が公約の私としても、先進的な取り組みや、県のなすべきことを学ぶべく、参加しました。




仙台市中心部商店街活性化協議会;山崎会長






「仙台市中心部商店街将来ビジョン」はあったが、形にしたかった

20118月に戦略研究会を立ち上げ、5年活動。

仙台市中心部商店街活性化協議会を立ち上げた。



仙台は、145万人の通行量がある街。ゆえに危機感がなかった。

しかし勉強会を通じて「今後の商店街を考えたとき、お客様が集まってきてくれる保証はない」と考えた。

山形でも百貨店が閉じたりしている。いくら大きい街でも、やはり客のニーズに対応しなければならないと考えた。



成功体験にとらわれている先輩も多い。

ショーウィンドウショッピングより、ネット直販が増えてる。

商店街でのイベントも、どれだけ商売につながっているか?疑問があった。

8つの商店街が共同作業で、回遊性を高め、コスト削減(商店街の財源は組合頼りなので)。

まちくる仙台を、一般社団法人化した



少子高齢化はこちらにも押し寄せている。若い人が減った。

インバウンドも、東京や京都ほど、観光を前面に押し出せていない。

街の案内状を多言語化したり、誘導ビックビジョン作ったり、外国人学生と連携したり





まちくる仙台;石井事務局代表


仙台市の委託を受けている。今年5000万円。職員6名。3年前に立ち上げ。


1)魅力向上部会

国家戦略特区認定されており、道路使用の緩和が可能。大道芸イベントや、楽天イーグルスお披露目会、落語など。

千葉市にもある。



外人客誘致向け

仙台も東北も、外人は全国の2%しか来ない。

仙台ツーリストインフォメーションデスク、

一括免税カウンター=まとめて5000円以上購買すると免税になるので、

アクティビティ体験=太鼓を叩いたり



宮城県は観光地は松島くらいだが、蔵王などにも拡張

去年は韓国人客が減った。いまは中国が34割減っている


中国人スタッフ。他にロシア語なども対応とのこと

多言語案内板






2)収益事業部会

1、まちくるチケット。115の駐車場どこでも、サービス券使える。241の店舗でもらえる。

最近は郊外の店舗はみな駐車場無料なので対抗したい。

また中心部商店街は駐車場確保に苦労。

好評の事業。まちくる仙台にとっても700万の差額収益。


駐車場事業者も、同じような仕組みが必要と認識していて、若干利益減を容認。店舗も負担が減る。差額40円がまちくるに入る


2、アーケードフラッグ広告。400万円〜の収入


3、スペースプロモーション広告。110万円




まちくるビジョン(サイネージ)

4500万円。2/3が経産省。1000万が市。残りを協議会で負担

年間1000万円の収益を期待。松山市の事例を参考にした。






仙台市からの補助がさがっていく中で、独自財源を確保したい





3)安全安心特別部会

客引き行為に対する、罰則つきの条例を制定いただいた。名前が公表される








h22に戦略研究会を立ち上げた当時より、いまは中心部商店街の課題は深刻化している。

・購入先、売り場面積、売上とも、中心部郊外 の傾向が止まらない

Eコマースが伸びて、飲食のみならず物販が厳しい

・中心部は路線価が高まり出店難しくなった





対策

インバウンド対応で、キャッシュレス決済

循環バス。高松市事例参考に。

Eコマースに対抗してリアルの魅力を向上



クラウドファンディング

10%がまちくるに入るが、大きなクラウドファンディング会社に行っちゃう、

全体の財源の3%ほど

目標額達成できなくても、獲得できるプロジェクト方式で、未達でも頂いている



県・県会議員との連携は?

政令市なので、県とのやり取りはほどんとない。

県の施策でも、仙台市は外してなされることが多い



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