視察6:福岡県サンフランシスコ事務所…初シリコンバレーに刺激大!
 
 
ロスからサンフランシスコに移動して、視察も後半に。1日4件が続き、かなりの過密スケジュールです。
移動・視察疲れ、渋滞やトラブルに見舞われつつも、こなしていきました。
 
 
早速、有名なシリコンバレーです!初めて来ました。
アクセンチュア時代、パロアルトに大規模なアプリセンターがありましたが、現在は閉鎖されています。
正式名はサンタクララバレー。果物の大産地だった。
サンノゼへの国道120号線沿いに、世界的なICT企業が多数集積している。
サンノゼは100万人以上。空港もある。とのことです。
 
 
一つめは、福岡県のサンフランシスコ事務所です。
福岡県では、世界各国に単独事務所を展開しています。シリコンバレーのほか、上海、香港、バンコク。更には業務委託で、ソウルとフランクフルトにも拠点があります。
 
 
 
サンフランシスコ事務所では、県内企業の海外ビジネス展開支援や、外資系企業の県内誘致、外国人観光客の誘客を行っています。
それらの取り組みについて、徳永博昭所長に、お話を伺いました。
 
 
 
 

 
 
 
私にとっては、初のシリコンバレーですが、大変刺激を受けました!
と同時に、福岡県の力強い取組みを参考に、千葉県内企業への海外進出支援のあり方も、もっと強化が必要ではないかと感じました。
特に我が県は食品には強みがあるはず。この日本食ブームを逃すべきでないと、感じました。
 
 
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120号線
 
 
 
 
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2016年春赴任し、まもなく4年となる。
2003年に事務所開設。
当時、県職員をJETROサンフランシスコに出向させてはいたが、シリコンバレーの半導体企業を誘致するために、開設した。
ただし、今はシリコンバレーの企業はソフトウェアが中心となり、我々もこの場所でいいか、LAがいいかなど、検討している。
ここにいると、福岡市の訪問事業などを支援できる。
 
 
FCOCA=福岡と、米人にも読みやすいように略称をつかっている。
自分の名前も「ヒロアキ」だとインパクトがないため、「Rocky」と称している。
 
 
進出企業の視察のアテンドが主な仕事。日系企業の進出支援が、業務の5割
IT系より、食品関係の企業が多い。ラーメン屋など。
あまおう…単価20ドルと、まだ高いが。
日本酒…米人にも好きな人は多い
大企業は、自社で販路拡大できるので、我々は中小企業支援が中心。
 
 
そのほか、米国から福岡に識者を招いて、セミナーを開催したり。
観光客誘致…my fukuoka.comで、英語発信。SNSも
 

 
 
福岡県人会…
世界中にあるが、主にアメリカは移住者、アジアは企業駐在員が中心で結成。これも福岡の事業者のビジネスに有効
 
 
シリコンバレーのあるサニーベール市と、福岡県飯塚市は、姉妹都市。
サニーベール市長が日系人で、姉妹都市候補を探しに福岡に相談に来て、締結が決まった。
福岡市とオークランド市も、来年周年事業。
 
 
質疑応答…
・千葉県もシンガポールに事務所を持っていたが、ペイしなかった。そこでトップセールス重視に切り替えて行っているが…どう思うか?
→現地に事務所を置いて、定住した方が、販路は広がる。
量的にも。たとえば有明の海苔ふえてる。
 
 
・トータルコストは?
→事務所の賃料・人件費で2000万円。
この施設のブース一つで900ドル(安い!)
我々福岡県は2000ドルのスペース。
 
 
 

 
 
・外国人観光客の誘客は?→効果出てない
 
 
・海外企業の誘致実績は?
→過去、半導体3社の、県内誘致に成功。しかし最近は販路拡大支援中心。
 
 
・他県の事務所は? 国との連携は?
→兵庫県がシアトル、神奈川県がニュージャージにある。
JETROや大学への出向は10以上とおもう。
→外務省などの国機関との連携は常にしている。たとえば、かきの輸出をしてるので、総領事からラーメンメニュー開発を提案された。