七尾、珠洲、輪島、金沢「すごろく」のような旅、 | 田沼敦子公式ブログ

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2024.6.4. 友人たちと旅にでました。東京から3名、金沢駅でレンタカーを準備していただいた方とで計4名。朝6時ころの出発なので、朝ごはん用のお弁当、前夜までにほぼ準備完了。当日はごはんを炊くのと同時にそれぞれ仕上げに入りました。

 

 

にんじんうま煮、小がんも含め煮、伊達巻、ふき煮物、鰆西京焼、とうもろこしの揚げ物、白滝真砂あえ、蕪の酢漬、油揚げとひき肉の煮もの、小梅しょうゆ漬、ふきのとうの佃煮、ちりめん山椒、ごぼう酢味噌あえ、煮梅、甘夏、

 

初めての「北陸新幹線」

 

 

「大宮」から先の停車駅は「長野」、「富山」、そして「金沢」。「金沢」に着いてさえも信じられないくらい早い!と思いました。

 

 

一路「七尾市」を目指しました。途中「道の駅」に立ち寄ったりしつつ、ランチお目当ての店は「幸寿司」。11時半からと13時からの二部制。大人気店です。

 

 

 

 

 

 

メニュー見てビックリ! 昼夜おなじメニュー、おなじオネダン! まずは「おまかせ寿司」で、足りない方はあとで注文可能というシステムのようです。

 

 

赤いか

 

 

とびうお

 

 

昆布締めかと思いきや、そのままだとか・・・。スコブル美味!

 

梅貝

 

 

 

(ご親戚かどうか知りませんが)お二人で仕事されておいでのお姿は、まるで小鳥たちがチュンチュン啄んでいるいるかのような雰囲気・・というか流れです。

 

「追加注文」のメニュー

 

 

 

平目

 

 

かんぴょう巻きを締めに・・・ 一貫あたりのシャリは少なめ。なのでこぶりな寿司ですが、満足度はとても高かったでした。ご馳走さまでした! 

 

珠洲市を目指します。夕暮れ前にやっと到着したのは、珠洲市上戸町寺社にある「湯宿 さか本」珠洲市ではいまだに断水しているところも多いそうですが、こちらでは自噴している水が使えるので4月から再開されています。

 

私が予約した数日後に大きく新聞に出ていてビックリ。(きっとあとからでは予約困難になったことと思いました)

 

 

慣れない車、馴れない山道をがんばって運転してくださった友人のおかげで着きました。

 

山の奥に、突如現れた堂々とした建物。 周囲の自然ととてもマッチしています。ものっすごく広い敷地のようですが、隅々まで手入れが行き届いていて、車をおりたらすぐに、清々しい気持ちになりました。

 

 

 

白磁の壺と李朝のバンダチ

 

 

 

女性用の風呂  竹製の風呂の蓋はかなりしっかりした造り・・・。大きなガラス窓の向こうは竹藪  (電気がどこにあるのか分からず、ほとんど手さぐり状態)

 

 

食事するところ  私たちの部屋はこの2階です。(脚も痛めているので、手前にある階段の上がり下がりは毎回、かなりシンチョ―に一段ごとに両足をつかい一歩づつ・・・)

 

 

荷物を置き、6時半の夕食開始まで敷地内にあるステキな「休憩用の部屋」で待ちました。(自分で豆を挽き、自由にコーヒーを飲めます)

 

 

 

大きなガラス戸を開ければ、まるで絵画の世界?! 飽きません・・・かなり前から憧れて」いた「さか本」ですが、まさに百聞は一見にシカズ・・  素晴らしい~~

 

 

 

 

 

 

 

 

アイナメとトマトの椀

 

 

 

茄子の田楽

 

 

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取り分けて、これで一人前 (味付けは薄めですが全部食べるとちょうど良い感じに)

 

 

シメは「焼きおにぎり」 なかなか~~

 

 

甘酒はデザートのようです   

 

同じテーブルで食事した(別の部屋にお泊りの方々と)話に花が咲きました。共通の友人が話題にあがりアララ~。その後は疲れてバタンキュー。

 

朝、5時半ごろお風呂にはいりました。 朝食は8時から~

名物「自家製ひろうす」揚げたてのアツアツをいただきます。

 

 

 

 

食後、角偉三郎氏作の合鹿椀を見せていただきました。(20年以上前、新宿「パークハイアットホテル」の日本料理「梢」で角氏の作品を料理に使い、帰りにその器を持ち帰ることができる~というような企画があったことを思い出しました。たしか10万円くらい?若かった私はただただビックリしただけでした・・。)

 

 

たしかに高い高台は「床に置いて」手に取りやすく、使いやすい椀だと思います。(長いあいだ途絶えたこの椀を復元させたのが角氏と言われています。)

 

帰りぎわ、坂本新一郎氏を囲んで・・・。(というか、囲んでいませんね・・・これを見るとなんだか置き去りにしている感じがしますね・・・)

 

 

 

 

 

同宿された方々と・・・。「ネパリ・バザーロ」の方々です

 

しばらくおしゃべりをさせていただいたら、コーヒーをサービスくださいました。

 

 

ささやかながら地震のお見舞いをさせていただき「さか本」を後にし、「輪島」を目指しました。

 

 

トイレ休憩かね「道の駅」にて

 

 

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その後、予想だにしなかった展開となりました。気持ち良い天気の中、海岸線に沿って走る車。「向こうからは1台も来ないね~」なんて言いながら「もう少しで輪島~」と進みましたが、アレマ~~まさかの通行止め!!(なるほど、対向車がいないワケです!!)

かなりの時間をかけて元の道まで戻って別ルートに迂回しても通行止めだったり・・・行ったり来たり元に戻ったりと、まるで「すごろく」状態。(じつは、友人たちに悪いと思い「輪島」へ行くのはムリだと思いあきらめかけていました)が、運転している友人はシッカリ再チャレンジ、ついに「藤八屋(とうはちや)」工房にたどり着きました。

 

ここには十年以上ぶりかしら?

 

 

ご主人が輪島塗の工程をご案内くださいました。

 

 

「漆」の乾燥機。(5分ごとに位置を変えるように設定してあるそうです)

 

 

 

 

私たちが知り合って40年近いかも?! 塩士正英・純永ご夫妻と・・・

 

突然の訪問でビックリさせようと思ったのには理由があります。2月に「東京フォーラム」で行われた「石川県伝統工芸フェア」では、あまりにもたくさんの人で話しすらできず、目を合わせただけでした・・。それでいつかお見舞いにうかがうチャンスを狙っていました。

 

細かい話ですが、前夜遅く、なんと純永さんからお電話がありました。(7月に書家の金澤翔子さんが「復興 輪島」と揮ごうしたものを市に贈られるとのこと。塩士さんと金澤さんが知り合ったキッカケが私だったので、そのときの記憶に間違いがないかどうかを確かめたかったようです。もちろん私が翌日伺うなんて知る由も…なかったハズ。それにしてもあまりにも、こわいくらいタイムリー!)

 

「きょうから、焼けた店の方の解体が始まったんですよ・・・」と。あっという間に半年経ちましたね・・・。 

 

お忙しそうだったので、辞して「金沢」に向かいました。今回のホテルは友人の勧めで「野乃」に。遅めのチェックイン、早めの出発というプランを選びましたが、さらに割引が入り、ツインベッドでひとり使用ながら一泊1万円以内・・。(男性陣は、別のホテルでしたがなんと一室6000円くらい?だとか・・・イヤハヤ・・・)

 

 

 

夜は友人が以前行ったことがある・・という店に。

 

 

食後、ホテルで別れ、目の前のコンビニでヨーグルトと雑誌を購入。本を読んでお風呂に入るはずが・・・省略して歯磨きの後ベットイン。オヤスミなさい・・・。

 

以下、続きます。