2017年6月25日(日曜) 雨 蒸し暑い
ハワイが大変なことになっています。
5月26日に続き、6月24日にまたキングタイドがやってきました。
キングタイド(King Tides)と呼ばれる水位の上昇は、月と地球と太陽が一直線に並んだときに起こるということですが、地球温暖化により南極、北極、高山にある氷が解けて地球上の水量が増していることに伴って、ホノルルの海水の水面が今までは考えられなかったほど高くなっているというのです。
ハワイ大学(UH)の発表している映像(2017/5/26)
https://www.youtube.com/watch?v=xjvXXOCAfWY
を見ると、ワイキキビーチの砂浜がほとんど水没しています。UHの先生はホテルの1階の床への浸水や、地下の電気設備、発電設備に水が入って機能障害を起こさないように注意を呼び掛けているそうです。土嚢を並べたり砂を盛り上げて対応をしているようですが、間に合わなくなっている様子が映っています。
ワイキキの北側のアラワイ運河の水位も驚くほど高くなっていて、ほとんど川岸近くまで上がっています。
2017年の5月から7月の最終週が危険だということ、また8月にも少し影響はありそうだと言うことなので、とりあえず観光客目線という非常に低い次元の話にはなってしまいますが、夏のハワイ旅行を楽しみにしている人は月末は避けたほうがいいみたいですよ。
満月の日からすると私の予想では7月23日、8月22日がキングタイドになるのではと考えます。その日がピークということですが前後数日はかなり高くなると思います。
これから5年、10年先ますますひどくなってしまうことが懸念されているようです。
台風や津波という突発的な水位上昇ではなく、今後は定期的に水位の上昇が起きるとしたら、いままでの水位を前提に設計し使用してきたホテルは全面的に設計を見直すという対応が迫られるわけで、経済的な負担(結果的には宿泊費の上昇)を強いられることになりそうですね。
トランプさん、みんな大好きなハワイの観光を考えてもパリ協定からの離脱を1日も早く撤回して、地球温暖化に対策を打っていきましょう。よろしくお願いします。