女性が夜道で暴漢に襲われました。
まあね。普段から治安の悪い場所だったので、そんな夜
道を、ひとりで歩いていた彼女にも、多少の危機管理の
欠如はあったのだろうと思います。
でね。
ハイヒールも脱ぎ捨てて、暗い道を必死に走って逃げた
のですが、暴漢は執拗に追って来ます。
恐らく、彼女が肩にかけている、バッグの中身が欲しい
のではないでしょうか。
走って行くと、彼女の行く手に大きな人影が現れました。
それは、警察官の制服を着た大男でした。
(助かった!)
闇の中で光明を見たように、希望が浮かんだ彼女は男に
声を掛けました。
「助けて下さい! 暴漢に襲われています!」
警察官の制服を着た男は、値踏みするような目で、彼女
を上から下まで観察すると‥‥。
「ナンボで?」
(↑ 関西弁で「いくら?」って値段を聞く意味です)
と尋ねて来ました。
「!」
まさかの質問に、絶句する彼女に。
「姉ちゃん、ええバッグ持ってるやん。指輪もエエやん」
と、助ける為の対価を要求して来ました。
彼は警察官の服を着た、商売人だったのです。
ワシントンポストが、トランプはマフィアと社説を載せ
ましたが、まさに上の状況だったからでしょう。
助けるために対価を求めるのは、ある意味、当然のこと
であると思います。
何の見返りもなしに、自国に不利益をもたらすリーダー
など失格ですから。
でもね。
それを、あからさまにやるのは、見栄えが悪いわ。相手
が自ら感謝とお礼を込めて、何らかの謝礼を渡すように
無言で仕向けて行かなきゃアカンわ。
「ねえ! 謝礼に何をくれるの? それ欲しいなあ!」
って、尋ねたい気持ちは分かりますが、喉から手が出る
ほどに欲しいものがあっても、そこはグッと我慢して、
「武士は食わねど高楊枝」‥‥別に謝礼などいらんよ。
「当然のことをしたまで」とうそぶきつつ、最終的には
謝礼を受けて、ついでに世界の信用まで手にするべきで
しょう。
一昔前のアメリカなら、そんなキムボール・キニスン風
な国だったのですがね。
キムボール・キニスンはね、中国で言えば西遊記の孫悟
空。日本で言えば桃太郎みたいな、アメリカのヒーロー
です。
どこかで書いたかも知れませんが劇画ゴルゴ13で、13
がマフィアの事務所に現れて、自分の名を告げてボスは
居るか?と聞きます。
(ゴルゴ13は、普段はデューク東郷と名乗っています)
事務所に三人いたチンピラの一人が、ボスにうかがいを
たてに奥へ入って行って、残っている二人がジロジロと
13を値踏みしながら、東洋人のくせに態度がデカいとか、
自分をキムボール・キニスンにでもなった気分でいるの
か? などとからかいます。
奥から戻って来たチンピラは、明らかに下手に出て、ど
うぞ奥でボスがお待ちです。と13に伝えます。
13が奥に消えた後、下手に出たチンピラに他のチンピラ
が尋ねます。
「どうしたんだ?」
尋ねられたチンピラは。
「13の名を出すと、あのボスが、青くなって丁寧に奥へ
通せ」と、慌てていたと告げます。
キム・ボールキニスンは、そんなチンピラのセリフにも
出て来るヒーローなのです。
さて、ロシアに近い距離にある欧州は、おおむねウクラ
イナを支援するようです。
欧州のヒーローって、良く知らないのですが、誰なので
しょう。
イギリスだったら、ロビンフッドとかいますよね。
有名どころでは、ジャンヌダルクさんもいますね。
ジャンヌ・ダルクは女性ですから、現在のEU委員会の
書記長も、確か女性ですよね。
彼女がヒーローになるのも、良いかも知れませんね。
何とかヒーローになって、戦争を終わらせて下さい。
はい。本日は、これまで!
追記:1
ウクライナって、世界中から支援された資金の内、かな
りの金額が、途中で抜かれているそうです。
要するにピンハネです。
戦争の初期の頃、政府の重要人物が何人も、それで逮捕
されています。
そう言うのが当然の文化としてあるそうなので、その辺
は絶対に報道されないのですが、ゼ大統領も、当たり前
のように抜いていて、外国に妻だったか、親戚だったか
の名義で資産を隠しているとか‥‥いないとか……残念
ですが、それは当たり前らしいです。
知らんけど。
ヒーローは、いずこに!
追記:2
少し前に書いたのですが、ヒーローが出たついでに書い
て置きます。
(自分の好きな名言なんです)
自由惑星同盟のヤン・ウェンリーは、学生時代にヒーロ
ーとは?
との質問に、こう答えました。
居酒屋に行けばヒーローは何人もいるが、歯医者の寝台
の上にはひとりもいない。
ようするに、大したものではないって意味なんですけれ
ど、ヤン・ウェンリーの名言集に入っていないのが残念
です。