戦争中に敵対国の軍人を、効率的に多く殺すと、英雄に
なれますが、それは自国が最終的に勝った場合であり、
戦争に負けると英雄から一転して戦争犯罪者になります。
つまり、先の大戦で日本は敗戦国になったので、多くの
戦争犯罪者として処刑された人が出ましたが、勝った国
の方にも、処刑されても可笑しくない、同じ罪を犯した
犯罪人は多くいたわけです。
そんな、たまたま自国が勝ったので、戦争犯罪人になら
なかった人は、その後どのような人生を過ごしたので
しょうか。
負ければ処刑されたような罪を犯した人が、のうのうと、
何も心に傷を持つことも無く、普通に生きられた人は
多く無いはずです。
自分の犯した殺人を、気持ちの中で正当化できない人は
きっと苦しい人生を送ったことだと思います。
「国の為に、愛する人の為に戦った」とか、
「不幸の原因を造った奴らに天罰を与えた」とか、
何かしら自分に言い訳を言って、それを信じて生きて
行かなければならないと思います。
……ずっと、一生涯背負ってね……
……それか、サイコ野郎のように、殺人を犯したこと
を、一切忘れてしまうのが、一番楽かも知れません。
安倍元首相を殺害した山上容疑者は、罪を償ったら、
大学に行きたいと言っているそうです。
これって「夢」とか、「将来」のたぐいの発言です
よね。
殺人を犯して、まだ半年ほどしか経っていないのに、
自分の未来に思考が行っているなんて、彼が奪った
命ってずいぶんと軽いものですね。
そんな言葉が出て来る精神を疑います。殺人を軽く
考えているとしか思えません。
ひょっとすると、すでに忘れかけているのかな？
こいつはネジが飛んでいるサイコ野郎ですから、隣り
部屋がうるさいって、夜中に銃を持ってやって来ませ
んかね。
部屋がうるさい奴らなんて、退治しても仕方が無いで
す。
それより、安倍元首相だけでなく、他にも一杯悪い
奴らは居ますので、次はそいつらを成敗して下さい。
成敗したら、又、罪を償って、大学へ行けば良いで
はありませんか。
こう言う人を英雄と思う人は、貴方も同様の事件を
起こせば良いでは無いかと思います。
ですが、こういう実際に実行できる人って少ないんで
すよね。
この実行力がある人間が、英雄と呼ばれる素質のある
人間なのでしょうか？
何話かで書きましたが、惑星同盟のヤン・ウェンリー
が言うには。
「英雄は居酒屋に行けばいくらでもいるが、歯医者の
診察台の上には一人もいない」そうです。
英雄なんて、人が……酒が……一時の気の迷いが、
作り上げた幻想ってことなのでしょうか。
「アインズ・ウール・ゴウン くだらない！」
↑↑アルベドの言葉↑↑
本日は、何が書きたかったか、分かるような分から
ないような、支離滅裂な話になってしまいました。
まとめられず、申し訳ありません。
おわり。