たわごと237(右を向いとけ!) | 単車の虎ブログ  さらばモバゲー単車の虎 度々たわごと

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単車の虎ブログ第二章。配信停止のその日まで。新たな気持ちで再開したつもりが、今はただの課金ゲームになり下がり、惰性で続けることに・・・ブログはもはや「たわごと」のみとなっております。

現場には、色々な人がいる。

 

 

 

「右を向いとけ!」

 

と言ったら、朝から晩まで右を向いている人がいる。

 

夕方になって。

 

「もう、帰っていいよ」

 

って言ったら、帰って行く。

 

 

 

 

もちろん、右を向いとけ・・・

 

と言うのは、あくまでも例えです。

 

実際にそう言う指示は出しません。

 

 

 

 

でも。

 

「何で、右を向いていなければならないのか?」

 

全く疑問に思わない人がいる。

 

 

 

 

 

・・・ある日、屋根のコンクリートを打設した。

 

型枠をバラすと、一部、盛り上がっている部分が

 

出来ていた。

 

 

 

ハツリ機(先が尖っているチスを振動させてコンクリートを削る

 

機械)で余分な盛り上がりを飛ばしてしまうように指示した。

 

 

 

明らかに周りと高さが違うので、周りに合わすように指示した。

 

専門業者を呼ぶと工賃が高いので、普通の作業員に頼んだ。

 

いわゆる「人夫さん」と言う作業員だ。

 

 

 

昼前に「できました」と言うので見に行くと。

 

屋根に大きな穴が空いていた。

 

 

 

下の階が見える。

 

呆然と立ち尽くしてしまった。

 

 

 

普通作業員は「やりました穴を開けました」と得意顔。

 

 

 

「お前はアホウか!」

 

と言いたいが、自分の指示が間違っていたのかも知れないと

 

反省した。

 

 

 

【何の為に、この作業をするのか】

 

これを知って作業するのと、知らずに作業するのとでは、

 

効率も違うし、出来栄えも違ってくる。

 

 

 

次から、良く説明しようと思った。

 

 

 

しばらくして、同じようなことがあった。

 

 

 

ちゃんと一から十まで説明した単純作業である。

 

・・・それでも、間違えた。

 

 

 

なぜなら、相手が「忘れた」「聞いていなかった」との

 

ことだった。

 

 

 

「お前はアホウか!」

 

と言いたかったが、人は忘れるし、話を聞いていないモノと

 

考えて諦めた。

 

 

 

 

それで次は、十分に説明して、なおかつ、忘れない聞いて

 

いないことが無いように、紙に作業内容を書いて渡した。

 

 

 

・・・それでも間違えた。

 

 

 

なぜなら「渡された紙を無くした」と言う。

 

「お前はアホウか!」

 

言いたいが、アホウにアホウと言っても何も変わらない。

 

「アホウです!」と言われれば、それ以上言うことも無い。

 

 

 

自分も単純作業を一日中見ているほど暇ではない。

 

 

 

こんな奴が、本当にいるんです

 

怒ると、明日から来なくなるんです。

 

そんな奴でも、犬や猫よりマシなんです。

 

 

 

良く「猫の手も借りたい」と言うが、

 

猫の手があっても、何の足しにもならんよ。

 

ホンマ。邪魔なくらいだ。

 

 

 

アホウでも、「右向いとけ!」と言えば、

 

それくらいの指示は守れる。

 

 

 

そういう奴は、そういう風に使えば良い。

 

 

 

現場で覚える人の使い方の一つです。

 

 

 

本日は、これまで!

 

 

 

 

 

追記:

 

「右を向いとけ!」

 

と言ったら、「嫌です」と言う奴もいる。

 

それ以外に何もできないのに「嫌です」と言う奴がいる。

 

 

 

何がしたいのかと聞くと、

 

そいつでは到底出来ない、やっていないことがやりたい、

 

と言う。

 

 

 

「意欲があるのは良いことだ」

 

と、思う。

 

 

 

でも。

 

 

 

昔、「夢がある」と言っている奴がいた。

 

 

 

夢があるのは良いことだ。

 

と、思う。

 

 

 

それで、夢に向かって何をしているのかと言うと、

 

「充電中」「来年から」と言う。

 

 

 

自分は夢があるのは良いことだと思うが、

 

夢があると言いながら、現在何もしていない奴は

 

信じない。

 

 

 

「充電中」「来年から」と言っても信じない。

 

 

 

本当に夢を追いかけている奴は、必ず、夢に向かって

 

何かをやっている。

 

 

 

「右を向いとけ!」って、言われたら。

 

「嫌です」と言う前に、今、やれることをやれ。

 

 

 

って、思う。

 

 

 

おわり。