身から出たサビ(みからでたさび)は、以前にも副題
で使ったことがあります。
意味は、身は刀の刃の部分のことを指します。普段から自分の手で
手入れをしておかないと、鞘の中でサビてしまって、いざという時に
抜けなくて自分を滅ぼしてしまうことから、「自分自身の行いで、身の
破滅を招く」ことを言います。
・・・・・・・・・・。
昨夜も、半分義務のようにして、貴族探偵最終話を見ました。
どこかに突っ込んでやろうと思って見ていたのですが、謎解きなど、
何だかんだダラダラと長くて、結局、何がトリックで、何が謎解きなの
か、良く分かりませんでした。
何度か見直せば分かるのかも知れませんが、見直すことはあり得な
いので、結論として【良く分からない話】でした。
一つだけ、いつもと変わらなかったことは、犯人が清々しいほど簡単
に白状してしまうことです。
この辺は昔の【遠山の金さん】と良く似ています。遠山の金さんが
もろ肌脱いで背中の桜吹雪の入れ墨を見せると、犯人たちは「恐れ
いりました」と、一様に観念してしまいます。
入れ墨を見せられて「ほ~。それは何のことでしょう?」と言った悪人
は、タダの一人もいませんでした。
犯人に釈明の余地を与えないような、トリック崩しの推理をやって
もらわないと、推理ドラマは学芸会レベルになってしまいます。
今回で最終回でしたが、貴族探偵は学芸会並みだったとハッキリ言
っておきます。
・・・ただし、笑えるドラマとしては鑑賞のし甲斐がありました。
・・・・・・・・・・。
身から出たサビと言えば、自民党を離党した豊田
真由子議員でしょうね。
暴言暴行を秘書に働いて、その様子の録音テープをマスコミに流さ
れてしまって、「万事休す」です。
事務所の元事務局長からも「本人が人間ができていないから。我慢
強くない」と言われて、身も蓋も無いってヤツです。
入院中と言うことですが、復活はほぼ無いでしょうねえ。
・・・・・・・・・・。
身から出たサビと言えば、豊田真由子議員が離党
届を提出したことについて「あれはたまたま彼女が女性だから、あん
な男の代議士はいっぱいいる。あんなもんじゃすまない」と言った、
元官房長官の河村建夫議員でしょう。
その日のうちに「一部の私の不用意な発言が、いらぬ誤解をうみ、
・・・訂正をし、発言を取り消させていただきます」と謝罪することに
なりました。
たぶん。この人の言っていることは本当なんだと思います。人間が
出来ていない議員がいっぱいいるのでしょうね。
そんな人たちに騙されて、ホイホイ投票している我々は、もっとアホ
なんでしょうね。
史上最低の無能首相と言われた、鳩山由起夫さんでも何度も当選
していたワケですから、まあ、仕方が無いですね。
・・・・・・・・・・。
身から出たサビと言うには、ちょっとかわいそうだっ
たのは、北朝鮮から「廃人」となって帰国して、その後死亡した、アメ
リカの元大学生でしょうか。
本当か知りませんが、「北朝鮮で無茶なことをやろう!ツアー」のよ
うな企画に参加して北朝鮮へ入国したようです。
(北朝鮮の体制を非難する組織の口車に乗ったと言う、本人が会見
で話したモノありますが、それはウソ臭いです)
ポスターを盗んだ日の昼間にも、そうとうふざけたことをやっていた
そうで、こう言う人を「命知らず」・・・と言うよりは「世間知らず」「常識
知らず」「世の中をナメている」と言うのでしょうか。
最後は身を滅ぼすこととなってしまいました。
・・・・・・・・・・。
ちょっと古いネタなのですが、先週の木曜日くらいに「森友学園」の
前理事長の籠池さんが、「100万円」を安倍晋三夫人に返そうとした
記事が載っていました。
「今日は寄付でいただいた100万円を返そうと思って持って来た」と
言って、テレビカメラや記者を引き連れて、安倍夫人が経営する居
酒屋を訪れたのですが・・・。
結局、夫人はいなくて(アポ取っているワケでも無いので最初から
いるわけないのですが)渡そうとした100万円も、従業員に受け取っ
てもらえなかったそうですが。
内ポケットから出した100万円の束の、上下両端の札の間が不自然
に白かったことから、記者に「もう一度、見せてもらえませんか」と言
われ、「いいよ」と言って出した100万円の束の一枚を少しめくると、
スグに引っ込めてしまいました。
記者から「真ん中が白い紙のようでしたが」と追及を受けて、「違う」
と否定した後は、その後の「疑惑の100万円」の追求には無言のまま
でした。(本物なら、ちゃんとパラパラめくれば疑惑は晴れます)
当然ながら100万円は偽物で、絶対に相手が受け取らないと思って
持参したはずです。
こう言うことをやっていると、やっぱり、こいつはこういう悪いヤツだ
と思われてしまいます。
まさに、身から出たサビです。
もはや、どう自分の正義を語ろうとも、誰も耳をかさないでしょうねえ。
・・・はい、本日はこれまでとします。