探偵がでてくるドラマ、映画、アニメ、漫画や小説が世の中に溢れています。
特別詳しくなくても、探偵は「事件を解決する」というイメージはあるのではないでしょうか。
ですが、現実の探偵がどのような仕事をしているのか、本当に知っている人は少ないです。
探偵は、イメージと現実のギャップがかなり大きい職業だということを、知っておきましょう。
フィクションの探偵と、現実の探偵にどのような違いがあるのかといえば、刑事事件に関わってくるかどうか、という部分が大きいです。
実は、殺人事件などの刑事事件に関するトリックの推理を披露する探偵は、現実にはいません。
探偵っているの?
現実では、実質ほとんど捜査がされなくなってしまっているような状態の事件などに対して、被害者が解決を求めるために、探偵に調査を依頼するということが、ごく稀にある位でしょう。
刑事事件の捜査初期の段階で、探偵が関わるということはありえないことです。
フィクションでは探偵が特別な武器を持っている、という描かれ方もしていることがあります。
ですが、これも現実の探偵とは違うことです。
アメリカの探偵であれば、銃器の所有などが認められている探偵が一部いるようですが、あくまで日本の探偵は、そういった権限はありません。
日本は警備員ですら、武器の所有というのは極めて大きな例外以外では認められないので、当然探偵もその手の武器所有は一切認められていません。
この辺りがやはり創作物、つまりは架空の探偵と現実の探偵の大きな違いであると言えるでしょう。
ただしどんな職業もイメージと現実の差はあります。刑事という仕事も、かなり仕事内容のイメージと現実に大きなギャップがあるでしょう。
別に探偵のみがギャップがありすぎる職業だ、というわけではありません。
現実も架空も、探偵とは、何かを調べ、調査することのプロフェッショナルな職業だ、ということは間違いないものです。