フリースクールと適応と別室と

 

 

 

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 「フリースクールとか探した方がいいんですか?」

これらは私が支援をしていて、たびたび受けるご相談です。

 

 

 

こんな記事を見つけました。

 

 

上記リンクより

 

文部科学省の調査によると、2015年度の不登校は12万6009人。そのうちフリースクールや塾などの「民間施設」で相談・指導を受けた小中学生は2633人。不登校の子に占める割合は2%でした。また同省による別の調査だと、あきらかにフリースクールに通っている小中学生は4196人(2015年8月発表)、不登校の子のうち3.3%でした。

だそうです。

フリースクールに通う子はめちゃくちゃ少数派ということがわかります。

 

 

 

記事中にあるように、めちゃくちゃハードルの高いフリースクールの利用を何とか促進しようと、フリースクールの利用の援助が様々な自治体で進んでいます。たとえば、東京都の場合は調査研究協力金という形で申請し認められたら月2万支給されます。

 

金銭的なハードルや、心理的ハードルの高いフリースクールに、頑張って行かせる理由って何でしょう。フリースクールに通いたい児童生徒に金銭的な援助をすることは大賛成ですが、現実はそうではない。大多数の不登校児にはフリースクールは魅力的には写っていません。

 

これは不登校児の気持ちの基本中の基本、「不登校児は特別な場所を嫌う」がわかってない。

(記事の中でフリースクールが増えれば、不登校児がフリースクールに通えるようになるって不登校新聞の薄っぺらい編集長が言ってますが、高い遠い行きたくないが三拍子揃ったフリースクールを増やして税金入れて、高い遠いが解消されたとして、行きたくないはどうやって解消すんねん!とイライラします。)

 

 

では、視点を変えて、フリースクールに通いたい子たちってどんな子でしょう?

ヒントになる記述を齋藤万比古先生の著書に見つけました。

 

 

 

衝動統制未熟型登校拒否

 

この型の治療は、行動に現われた衝動統制の失敗をめぐって展開することになるであろう。この子どもの多くは、馴れ馴れしいくらいに人なつっこいので治療への導入に困難は少ないが、治療の進行に従って治療をめぐる行動化が目立ってくる時期を必ず迎えることになる。子供の行動化の出現とともに、治療における受容と規制(行動の枠付け)の調整が、子どもと治療者にとっても葛藤の強いしかし意義のあるテーマとなるだろう。 齋藤万比古 不登校の児童・思春期精神医学より引用

 

これ、どういう意味かというと、児童精神科の先生も不登校をタイプ別分類しているのですが、この衝動統制未熟型登校拒否と呼ばれる、私はジタバタ系とか暴言暴力系とか、あと一部SNS女子などと呼んでいる子たちですが、

「基本的には人懐こいから精神科受診可能だけど、イライラしがちだから最初はいいけど途中から飽きてしまったり我慢がきかなくなって医者ともギクシャク!でもそこは、これ以上は許さないよっていう線引きとか、お互いの目標設定して信頼関係を築きたいよね」って意味です。

 

 

この子たちは、受診に抵抗がありません。そして、私の経験からフリースクールやデイサービスにも抵抗が少ないです。あ、発達の子も、はまれば行けます。全員じゃないですけどね。つまり何が言いたいかというと、フリースクールに抵抗ない子というのは「親のサポートが上手だから行ける」「本人に新しい環境に飛び込む勇気があったから行ける」「回復が進んでいるので行ける」のではなくて、そういうタイプの子たちだからフリースクールに行けるんです。または、そういうタイプの子が回復してきたから行けるんです。

 

だから、こういう補助金が出ることで、そうじゃないタイプの不登校児が「お金の援助があるのに行けないの?」とプレッシャーを与えられるのがとても心配なんですよね。

 

私のような不登校児全体への支援者としては、家から出られない不登校児の家族にも何らかの支援があってしかるべきだろうと思うんですよ。だって税金払っているのに義務教育受けられていないんだから。フリースクールに出られる子にだけ、支援かよ・・・と不満ぶーぶーです。

 

 

 

私からの提案というか、具体的に何をして欲しいかというと、

 

①不登校やいじめに関して研修を受けた学校に常駐のスクールカウンセラーの確保。

②不登校であってもなくても、学期に一度は児童生徒全員がスクールカウンセラーとの面談義務化。(困った時にすぐ飛び込めるように)

③別室適応の充実化(常駐スタッフの確保)

 

私の感覚でいけば、フリースクールは選ばれしタイプしか通えませんが、別室適応は案外どのタイプの子も登校までのステップアップとして使う機会はフリースクールよりかは格段に多いんですよね。

 

フリースクールへの支援はそれはそれでいいんだけど、こっちも充実して欲しいものです。

 

 

 

 

 

ところで、

 

大阪の大丸梅田店の任天堂ストアは楽しいぞー!(隣はポケモンセンターというのもポイント高しラブ

 

ピクミン、スプラ、ゼルダにマリオ、動物の森、カービィのかわいいグッズがいっぱい!

 

 

どうせお金を使うなら楽しいことに使いたいね!補助金もらって背中を押して送迎して、そこまでしても休むって言われて落ち込んで、そんなの誰が幸せになれるんだろう。

 

 

あと、筋骨隆々の外国人が爆買いしてるのを見るのも楽しいぞ!

そしてなんと、我が京都にも任天堂ストアがオープンする!不登校キッズは京都に集合ウインク

 

 

 

 任天堂ストアにて、「あの子はカービーファン言うてたな、あの子はスプラやったなあ、こんなん見たら喜ぶんとちゃうかな〜?」などと考えました。

 

戦利品

ピクミンのゲームはしないけどピクミンかわいいよな〜、

何が楽しいって、娘と「このピクミンと花瓶、めっちゃかわいい〜!」ときゃあきゃあ言いながら買い物することです。

 

 

 

 

資料販売

 

 

資料はSTORESとnoteで販売しています。

 

STORES版の方がPDFの買い切り型なので1,400円とお値打ちです。購入するとご登録のメールアドレスにPDFファイルが届くようになっています。親の会やご家族で回し読みするのであればPDF型の方が取り扱いしやすいと思います。メールアドレスに届いたPDFを開くと自動的に開いて読めるようになっているんですが、保存したのに資料が行方不明、メールアドレスが間違っていて届かない、迷惑メールに届いていたなどのトラブルもありましたのでメール受信の設定と、届いたメールは必ず保存するようにしてください。

 

STORES版↓

 

 

note版は買い切り型ではなく、今後も追加情報を更新していくのと手数料が高いため1,500円と100円ほど割高です。自分のスマホやパソコンに資料を保存するわけではなく、登録して購入すればWEB上でいつでも読めるようになるので紛失の可能性も低く、またSTORES版のように購入時に一度PDFを送って終わりではないので、私が新しい情報を追加するたびに継続して最新の情報を読めるようになります。

 

note版↓

 

 

 

昔から販売している不登校の一般的経過と家族の対応もご参考にしてください。「タイプ別不登校の対応」も「不登校の一般的な経過と家族の対応」どちらもお持ちでない方は「不登校の一般的な経過と家族の対応」の方を先に読んでいただくとわかりやすいかと思います。

 

STORES版はこちら↓

 

note版はこちら↓

 

 

どちらも、相談者さんたちから一番よくご相談のあった「我が子が何期なのか?」が簡易に判断できるように、↓このような簡易判断フローチャートが付録としてついています。