暴言暴力系女子

 

 

 

 

 

NEW!高田ぶらりからのお知らせ

 

右矢印不登校・ひきこもりのメール相談は予約受付を停止しています。次回予約は1月初旬に3月分までを受付します。

リピーターさんは随時受け付けていますが、混み合っている場合は多少取り掛かりまでお時間をいただく場合があります。

 

 

リクエストをいただきました。

 

 

 

いつか、強迫性障害と不登校児についてのブログ記事(今現時点でのぶらりさんの見解)を書いていただけたら嬉しいです。

不登校の相談を受けるようになってのべ400件のご相談を受けてきました。(数えてから1年近く経つので今は500ぐらいになっているかもしれませんが)

 

その中で、不登校児にもある程度のパターンがあって、不登校の症状をお聞きすれば、その後の経過がある程度予想できるようになりました。

 

お腹が痛くなる子は長引くなあ、本心がなかなか出てこないなあとか、

身体症状が出ない子は比較的スッと良くなるなあ

進学校の子は人間関係より成績不振で不登校になるなあ

高校を五月雨で命からがら卒業した子は卒業した途端、崩れるなとか

焦りの強い母親の子は五月雨期間が長い等々

 

全部が全部じゃないですけど、何となく予想できます。

 

その中で特異な経過を経るな!と毎度驚くのが暴言暴力系女子(強迫系女子)たちです。

 

強迫系女子と私は呼んでますが、強迫性障害のような症状を持つ不登校の子たちで

特徴がはっきりしています。

 

①暴言暴力が激しい

②性格が強い(怒りが強い)

③口が達者

④母親への依存(暴力と言う名の甘え)

⑤父親の徹底的な排除

⑥奇行

 入浴拒否・光・物音・振動へのこだわり・唾尿糞便へのこだわり・常軌を逸した報復行動・不潔恐怖(長時間の手洗い・シャワー)

⑦他人が怖くない(来訪者に対応できる)

⑧落ち着けば外出は容易

 

多少の誤差はありますが、大体こんな感じです。才能に恵まれた子も多いです。

これ、いわゆる一般的な不登校ではないですよね。シャイでひと目が怖くて、緊張して恥ずかしいなんて要素はゼロです。初めて会ったカウンセラーにスラスラと母親の悪口を言える子もいます。

 

こちらがスモールステップを用意しても、元気よくホップステップジャンプで飛んでいくのも特徴ですが、落ちるのも早い。臍を曲げると大変で大騒ぎです。

 

行動や見た目のインパクトが強いので驚きますが、比較的対応は簡単です。

甘え過ぎちゃっている子には制限を課して、逆に家族と敵対関係になっている子には和解を促します。距離を置いてしまうのは最悪で、しっかりと向き合ってもらいます。暴力が日常化している場合は児相・警察にも介入してもらいます。

 

何でこんなことになるのか、資料を読んだりして調べているんですが、理屈は分かりません。でも、回復して、モンスターの中から、可愛らしい少女が出てきた時の喜びは何ごとにも代え難いです。