続・不登校児だからなのか、みんなそうなのか?

 

 

 

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昨日の記事にはたくさんの反響をありがとうございました。

続きになるのですか

 

そもそも私は不登校の対応は期間限定だと思っています。娘の不登校の時も妙な自信があり、これは期間限定の対応だと考えていましたし、実際不登校の相談を受け、不登校を学び、調べ、それでも私は不登校は期間限定だと考えています。

 

私は不登校の段階を①登校しぶり期から⑤復活期と分割して考えていますが、一番辛いと言われる②混乱期は半年。安定期は半年。登校し始める④回復期は少し長めですが社会生活は送れている状態です。社会生活を送り出したらそれはもう不登校というより不登校後の生き方の問題になるので徐々に不登校の対応は緩めていきます。

 

何が言いたいかというと

不登校児たちは不登校になったばかりに、逆に普通の子のようにダラダラ過ごす権利を剥奪されているように思えることがあります。その年齢の子にとって当たり前のだらしなさ甘えを必要以上に責められているように感じることが多々あります。

 

こういう例は昨日の記事だけでなく

 

 

 

不登校親「うちの子が対戦ゲームで熱狂して大きな声を出すんです」

 

→ふと横を見るとうちの次男がゲームをしながら奇声をあげています。スプラトゥーンで負けると急に口が悪くなりチームメンバーをこき下ろします。

 

 

不登校親「何度言ってもなかなか風呂に入りません。最初に声をかけてから入るまでに1時間です」

 

→うちの長男も次男も長女もどいつもこいつもチーっとも風呂に入らないので、夜洗濯派の私が毎夜キレる原因になっています。

 

 

不登校親「今日はYouTubeに1時間です」

 

→うちの次男と長女はその倍はやっていると思います。

 

 

不登校親「今日はオンライン授業でしたが、息子は付けっぱなしで聞いている様子はありません。本当にやる気があるのでしょうか?」

 

→うちの長女もそうです。オンライン授業はパソコンつけっぱなしでiPadいじってて全然聞いていません。ちなみに私も長男のオンライン進路説明会は流しっぱなしで仕事していました。

 

 

不登校親「せっかく大学に合格したのに、届いたパンフレットや学生生活の案内を見ようともしません」

 

→うちの長男も届いた封筒を開きはしたけれど、放り出したまま。私は目を通し、パソコン買わなくていいの?と聞けば、そうなの?とまるで他人事。今日、入学準備説明会がzoomであるみたい。一緒に見る?と聞くけれど、飽きたのか早々に離脱。パソコンどうするの?と強く聞くと、どうすればいいのか迷ったのか、ようやく同じ大学に合格した友人に連絡したけれど、友人も「パソコン?買わないといけないの?」との返事。

おーい!パンフレットにはパソコンが必須て大きく書いてありますけど!

 

 

なぜ不登校になったばかりに、逆に普通の子のようにダラダラ過ごす権利を剥奪されてしまったのか考えてみたところ、パチンと当てはまる本を見つけました。

 

児童精神科医成重竜一郎先生の書かれた『不登校に陥る子どもたち』です。その中に学校に行けなくなった子が最初は具体的な「誰か」「何か」に対して気後れしていたはずが、不登校の過程が進むにつれて、気後れの対象が拡大・抽象化するというのです。抽象化が進むと、勉強も運動も友達関係も全てうまくいっている理想化された同年代像をイメージし、その理想化された同年代にコンプレックスを抱き、余計に社会に戻れなくなると言うのです。

 

 

 

 

はいはいはい、来ました。これよこれ。

これはまさに私でした。私が辿った道です。私以外は全てリア充の一軍女子であるという考えに支配されていました。

 

 

 

同世代の理想化からの脱却に関して、元不登校児の漫画家棚園正一先生が漫画にしています。私にもこの瞬間がありました。夢から覚めたような瞬間でした。

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普通を目指すと言いながらも普通である同級生を理想化しています。ですが現実の同級生を身近に知ることで、自分自身が作り出した理想化された同級生も自分と同じで、迷ったり悩んだりする同じ人間だったのだと気がついています。

 

 

 

 

 

そして私はさらに思うのが、不登校の親たちも実は勉強も運動も友達関係も全てうまくいっている理想化された子ども像を勝手に作り上げ、それにコンプレックスを抱いているのではないか?と考えています。だから学校に通っている同世代の子どもを見たくない。

 

見ないから理想化が進んでしまう。出来杉君のような理想化された誰かと我が子を比べてしまう。

 

実際にちゃんと勉強して運動して友達関係も全てうまくいっている理想の子供なんて存在しないはずなのに、頑なに存在すると信じ、理想化された出来杉君と不登校児である我が子との差を嘆いている。だから私の息子もダラダラしていますよ?と伝えても強く反発してしまうのではないか?と、

 

不登校児だった私と世間との壁は私が勝手に作り上げた妄想だったのではないか?不登校児の住む世界と不登校ではない子の住む世界は連続したつながりを持っていて、その境界線は極めて曖昧なのだろうと私は考えています。

 

 

追伸、

 

隣で息子がゲームやりまくっているのに、ゲームのやりすぎは良くありませんね!とは言えませんし。いえ、ウチの子は学校行ってるからゲームしてもいいんですよ!とも言えません。不登校であってもなくてもゲームのやり過ぎは良くありませんし、規制のし過ぎも良くありません。使い方は各家庭でしっかり話し合って納得した上で決めましょうね。

 

 

 

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