前回の記事で有線ピヤホン3の安直なバランス接続に異議を唱えた私ですが、熱い手の平返しです。

(「特典のバランスケーブルは取扱注意?」の項参照)

 

とは言え、ただバランスケーブル変えたわけではないので、そのあたりを少し詳細に書きたいと思います。

 

・まずは違和感の整理

前回の再生環境はこちら。
iphone→AmazonMusicHD→xDSD Gryphon(USB接続)→有線ピヤホン3
 
前回の記事で、バランス接続にしたことによって私が感じた違和感を少し明確にしましょう。
バランス接続によって左右の分離が良くなり、左右に振ってある楽器帯の存在感モリモリと増した代わりに、中央にいるボーカルが奥まったような印象を受けました。
また、感度が良くなったせいか、待機中にうっすらホワイトノイズを感じるようになりました。
ただし、再生中は全く気にならないレベルです。
 
感度については手持ちの4.4mmバランスケーブルは有線ピヤホン3のストレッチゴール特典についてきたDARUMA AUDIOの龍柱しか持っていないので、ケーブルの特性によるものなのか、バランス接続によるものなのか、はたまたDAPによるものなのか特定はできていません。
 
とはいえ、この手のノイズは個人的にかなり苦手なので、GryphonのiEMatch機能を使って4.4㎜バランス接続に合わせることで、ノイズ問題は解消。
しかし、iEMatch機能の効きが良すぎるのか、今度はインピーダンスが上がった影響で、全体的に強めのコンプが掛かったようにダイナミクスが低減してしまいました。
 
以上のことから、有線ピヤホン3はもともと付属されていた3.5㎜ケーブルの方が自然で好みだったため、元に戻したというところが前回までの記事です。
 

・違和感解消のためにやったこと

結果から言うと、イヤーピーズを変えました。
もともと、左の耳穴の形が右と違うせいか以前からイヤーピーズがしっくりとこない悩みがあったことと、ツイッターを見ていると、結構イヤーピーズを変えている方もいらっしゃったので、これを機に買って試してみることにしました。
 
購入したのは高音、低音のまとまりが良いとの評判だったので、SpinFitのW1を購入。

 

 

とりあえずMサイズで試してみましたが、フィット感がとても良い。

問題の左耳がズレる感じもなくしっかりと収まっています。

音質的には気持ち高音域が抑えられることで、よりまとまった印象で、ボーカル等の中音域がさらにはっきりと聴こえます。

 

「これなら、バランス接続にも合うのでは」と、早速試してみました。

高音域が抑えられたおかげで、全くのゼロではありませんが、ホワイトノイズも軽減されたので、今回はiEMatch機能は使用せずに試聴。

 

聴いた瞬間、「あ、やっぱバランス接続凄いや」と思いましたよ、ええ。

 

バランス接続ならではの左右の力強さは保持しつつ、センターのボーカル等のメロディが埋もれることなくしっかりと中心で鳴ってくれるので、とにかく大迫力で問答無用で気持ちが昂ります。

左右の迫力はやはりバランス接続ならではの表現だなと思いますし、全体的なバランス問題も解決され、今のところ、これが私の中での有線ピヤホン3の"最適解"です。

 

もちろん、有線ピヤホン3はそのままでも高品質で、十分満足のいくイヤホンだと思っていますが、全体のバランスの調整はイヤーピーズも含め様々なやりようで解決できますし、こういったカスタマイズにも素直に応えてくれる非常にフレキシブルなイヤホンだと改めて気づきました。

 

あくまで、一個人の感想に過ぎませんが、何かの参考になれば幸いです。

・有線ピヤホン3買いました。(ピヤホンって何?)

「凛として時雨」のドラマー、ピエール中野氏監修のイヤホン、通称「ピヤホン」。

2000円ぐらいのお手頃価格から2万円以上の価格まで、有線無線問わず幅広いイヤホンを監修しており、これまでにワイヤレス5つ・有線2つのイヤホンをリリースしています。

 

ちなみに私は初代の無線(AVIOT TE-BD21f-pnk)と有線(Hi-Unit HSE-A1000PN )のピヤホンを所持しています。

 

さて、今回の有線ピヤホン3(Hi-Unit 001-pnk)は有線モデルのフラグシップモデルとして、クラウドファンディングで支援を募った結果、数々のストレッチゴールを達成し、最終的には1億円超えという驚異的な記録を打ち出しました。

この時点で、いかにこのイヤホンが期待されているか伺えますよね。

 

もちろん私もクラウドファンディングに支援し、つい先日、3次発送分で手に入れることができました。

 

いつもはツイッターでいくつか感想を呟くだけなんですが、あまりにも書きたいことが多過ぎるので、こうしてブログを投稿することにしました。

 

ただの素人の一個人の感想に過ぎませんが、参考になれば幸いです。

 

 

・ファーストインプレッション

再生環境

iphone→AmazonMusicHD→xDSD Gryphon(USB接続)→有線ピヤホン3

 

レビューでは「低音が素晴らしい」「ライブ会場にいるよう」などのコメントが多かったので、当初は荒々しいサウンドをイメージしてました。

 

ということで、最初に聴いた曲はこれ。

最近のお気に入りです。

 

KICK BACK/米津玄師

 

 

 

イントロのベースのリフから、耳を震わす迫力の低音。

100hz以下の低音域もしっかり鳴らせています。

とは言え、そこはさすがフラグシップモデル。

他の帯域の音を邪魔することなく、分離も良く各パートの音の動きがしっかりと聞き取れます。

音場も広く、とてもバランスが取れています。

 

個人的に印象的だったのが、バスドラムの音。

いわゆる録音の音ではなく、ライブハウスでPAのマイクを通してスピーカーからズンと出てくるような迫力あるサウンドで、数多のステージを経験しているピエール中野氏ならではのドラムサウンドへのこだわりを感じました。(見当違いかもしれませんが)

コメントのライブ感はここから来てるのかなと思ってみたり。

 

驚くべきは、これだけ迫力のあるサウンドながらも聴き疲れしにくい点です。

楽しいサウンドって長時間聴くと、体力を消耗しがちなんですが、

このイヤホンはそれがないので、本当いつまでも聴いていたくなるようなイヤホンです。

 

 

この動画にピエール中野氏のこだわりポイントが凝縮されていますので、購入を検討している方はぜひご覧ください。

 

 

 

ということで私の第一印象は、

 

「もっとヤンチャな奴がくると思ったら、良質な筋肉を携えたプロのボディビルダーでした。」(謎)

 

 

・アクティブノイズキャンセリングにも劣らぬ優れた遮音性

ピヤホン3にはAirPods Proのようなアクティブノイズキャンセリングの機能は有していませんが、遮音性が非常に高いです。

普段、部屋の掃除機をかける時にAirPods Proでノイズキャンセリングしながら再生するのですが、それ以上に外部音が入ってきません。

AirPods Pro使ったことある人ならわかると思いますが、あのノイズキャンセリング以上の遮音性をパッシブで出せるって凄くないですか?

優れた遮音性のおかげで没入感は素晴らしいのですが、外で聴くときは注意しましょうね。(マジで聴こえないので)

 

・意外とオールラウンダー

イヤホンレビューで良くある得意ジャンルと苦手ジャンル。

月並みですが、一応私も書いておきます。

 

【ロック・ポップ】

このあたりは言わずもがなですが、とても相性が良いジャンルです。

腰のある低音のおかげで迫力のあるサウンドで楽しめます。

 

【クラブ系・EDM】

音の分離も良いので、色んな音が散りばめられたこちらのジャンルも非常に相性が良いです。

とりあえず、好みは別として有線ピヤホン3でPerfumuは是非一度聴いて欲しいです。電子ドラッグとは正にこのこと。

 

聴いてみな、飛ぶぞ?

 

【ジャズ】

トリオとか少ない編成だと、ベースの主張が強い印象。

ロック系が得意なイヤホンだと反比例して不得手なジャンルな印象。

充分聴けるレベルですが、もう少しフラットなイヤホンの方が合いそうです。

 

【クラシック】

意外や意外、結構合います。

クラシックって繊細なイメージだったので、EQ等で補正しようものならたちまちバランスが崩れてしまうと思ったのですが、程よく低音がブーストされて、さらに迫力が出ます。

 

ということで、想像していたより幅広いジャンルをこなせるポテンシャルを持っています。

 

あと、ドラムの音が全体のバランスを壊すことなく一歩前に出てくるの、本当謎技術です。

ドラム好きは歓喜で私も大好物なのですが、人によっては若干好みが出てきそうなポイントかもです。

 

 

・持ちイヤホン(Ultimate Ears Triple.fi 10 Pro)との比較

※音の優劣を決めるものではありません。

 

自分がメインで使っているの10pro(NullAudioのLuneにリケーブル済)と、聴き比べてみました。

 

音の傾向としてはずっしりと重心のあるサウンドの有線ピヤホン3と比較すると、10proは抜けが良く歯切れのよいサウンドでした。

各パートの分離は、10proの方がよりはっきり分かれていますが、全体的な音のまとまりは有線ピヤホン3の方がバランスが取れている印象です。

 

10proがBA型であるのに対し、有線ピヤホン3のダイナミック型ってどんな風に違うのか非常に興味深かったので比較してて楽しかったです。どちらも良い個性を持ったイヤホンです。

 

 

 

・特典のバランスケーブルは取扱注意?

 

今回のストレッチゴールの目玉特典の一つ、DARUMA AUDIOの4.4mmバランスケーブル「龍柱」。

普通に購入すると1万円以上の商品です。

正直に告白しますと、こちらのストレッチゴールの達成が見えたあたりで支援を決めました。

この特典を堪能するために、バランス接続対応のGryphonを導入したほどです。

 

付属のケーブルでの試聴もほどほどに早速リケーブルし、早速再生。

 

 

 

初めに感じたのは、少しの違和感。

 

 

左右それぞれの分離はさらに良くなったのですが、さっきまで聴いていた付属ケーブルの時と全体のバランスが変わった気がします。

というのも、イヤホンでのバランス接続は初めての体験だったので、多分耳が慣れていなかっただと思います。

しばらく聴いていくうちに、耳も次第に慣れて楽しめるサウンドになってきました。

 

ただ、初めに感じた違和感がどうしても気になったため、一度ケーブルを付属に戻してみて違和感の原因の正体に気づきました。

 

デフォルトの方が自然じゃね?

 

もともと有線ピヤホン3とセットでついてくる付属ケーブルに合わせてチューニングされているのは考えてみれば当然のような気がします。

 

実はここが今回一番書きたい部分でして、

 

特典のバランスケーブルはあなたにとって必ずしも付属ケーブル"より"音を良くするものとは限らないということ。

 

正直1万円もするケーブルをつければ、きっと音も良くなるだろうと思う方が多いと思います。(そもそもバランス接続自体、対応しているものでないと接続できないことから少し敷居は高いですし)

 

バランス接続することによってノイズに強いなど恩恵があるのは確かですが、ケーブルの材質や出力の方式で音が変わり、当然全体のバランスに影響する訳で、それが良い音かどうかの判断は結局のところ人それぞれです。

 

もちろん「龍柱」のサウンドの方が好きという人もたくさんいますし、それを否定するものではありません。

ただ、誤解を恐れずいうならば、価格やバランス接続という色眼鏡で「付属より良い音がする」と思い込んで、「龍柱」を使っているのであればあまりにももったいないと思います。

 

「龍柱」はアップグレードアイテムではありますが、これでなければ有線ピヤホン3の性能を十分に引き出せないものではありません。

単純に聴き比べて、気に入った方を使ってください。

 

※バランスケーブルについてはeイヤホンさんのこちらの記事に分かりやすく解説されています。

 

 

・まとめ

結論として有線ピヤホン3はフラグシップモデルに相応しい高い完成度で、支援して良かったと心から思えるイヤホンです。

一般販売での価格が税込4万と気軽に手を出せる金額ではありませんが、12月には一般販売も控えていますので、イヤホンの音にこだわりたいという人は是非候補として試聴してもらいたい一本です。

 

長文乱文、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

※10/25 初代無線ピヤホンの型番に誤りがありましたので修正しました。その他、微修正有。

カクテル作りで欠かせない技法の一つである、"ステア"。

カクテルの王様「マティーニ」やカクテルの女王「マンハッタン」など、

一度は耳にしたことのあるカクテルも、このステアという技法で作ります。

 

ステアで作るカクテルも、シェークと同じぐらいたくさんの種類がありますので、

是非とも習得しておきたい技法です。

 

 

・ステアって何?

 

ステアとは「軽くかき混ぜる」という意味で、

ビルドで作る際も、このステアという言葉を使っています。

 

しかし、ステアという技法でカクテルを作るというと、

写真のようなミキシンググラスを使ってバースプーンでかき混ぜることを指します。

 

 

 

・ミキシンググラスとは?

 

ミキシンググラスとは500~600ml程度入る大き目のガラス製のグラスが一般的で、

縁の一部が注ぎ口となっています。

理科で使うビーカーのようなものと言えば、イメージしやすいです。

注ぐときはストレーナー(上写真右)という器具で蓋をして注ぎます。

 

 

 

それぞれ別々に購入しても良いですが、セット売りしているものも多いので、

特段こだわりがなければ、セットで購入するとお得です。

 

 

・バースプーンに慣れよう。

 

ステアは、ミキシンググラスに氷と材料を入れてバースプーンでかき回すのですが、

このバースプーンの扱いがなかなか曲者。

 

正直、「バースプーンじゃなくてマドラーでいいじゃん」と思う方もいると思います。

ぶっちゃけその通りです。

 

ただ、バースプーンの方が氷の隙間に差し込みやすいですし、

スプーンの面が広い分、回転の力が広範囲に伝わりやすいです。

慣れると圧倒的にバースプーンの方が効率良くステアできますので、

覚えておいて損はないです。

 

・バースプーンの持ち方

 

まずバースプーンの螺旋状の部分を中指と薬指で挟みます。

かき混ぜる際は、この中指と薬指の押引きでバースプーンを回転させます。

 

親指と人差し指は軽くつまむ程度。

この部分が支点となりますので、動かないように注意しましょう。

ただし、握り込んでしまうとバースプーンが回転しませんので、あくまで添えるだけ。

 

実際に持つとこんな感じ。

 

 

・実際にバースプーンを回してみる。

 

それでは、早速回してみましょう。

スプーンの背は常にグラスの内側につけるようにします。

 

1.薬指を手前に押し出して、奥側にスプーンの背を当てます。

 

2.スプーンの背をグラスの内側に当てながら中指で押し戻します。

 

3.そのまま手前まで、戻ってきたら…

 

4.再び薬指を押し出して、手前に回転させます。

 

1~4の動作を繰り返して、材料をかき回します。

 

常にスプーンはグラスに触れている状態なので、しっかり出来ていればカチャカチャ音は鳴りません。

音を鳴らさずかき回すことを意識しましょう。

 

 

・水と氷を入れて感覚を掴もう。

 

ステアの練習はバースプーンをひたすら回すしかないのですが、

実は何もないところで回すのが一番難しいです。

次に水だけを入れて回す練習ですが、これもなかなか難しいです。

 

では、一番簡単に回す方法何か?

それは、

「水と氷を入れる」

です。

 

 

なぜ、この方法が簡単なのかというと、氷の重さによる推進力で、

スプーンが自然と回りやすいからです。

 

私も初めはひたすら水の中でスプーンを回していましたが、

全然感覚が掴めず、困り果てていました。

調べていくうちに、氷を入れる方が回しやすいことを知り、

半信半疑で入れてみたのですが、

氷を入れた途端、するする回り始めたので非常に驚いたのを覚えています。

 

練習用では普通に家で作るキューブアイスで十分なので、

まずはバースプーンを回す感覚をしっかり掴んでください。

 

写真よりも、実際の動きを見た方が分かりやすいので、

YouTubeで見つけた、分かりやすい動画を紹介しておきます。

 

 

 

・ステアの仕方

 

最後にステアでカクテルを作るときの一連の流れです。

こちらの動画を見ながら解説していきます。(0:35からカクテルを作り始めます。)

※ステア以外の動作も補足で入れていきます。

 

 

1.カクテルグラスに氷を入れる。(0:35)

ステアに限った話ではないですが、あらかじめグラスに氷を入れることによって、

グラスそのものを冷やすことができます。

宅カクの場合は普通のキューブアイスで十分です。

 

2.ミキシンググラスに氷を入れる。(0:42)

宅カクならば、家の冷凍庫で作る普通のキューブアイスでも大体は十分だと思っているのですが、

ステアに関しては氷の粒が大きい市販のロックアイスを使った方が良いでしょう。

理由としては、溶けにくいことと、隙間を作りやすいのでバースプーンが差し込みやすいです。

 

3.水を入れて軽くステアする。(0:48)

氷についた霜や角を取ります。

また、ミキシンググラスそのものを冷やす目的もあります。

下準備とはいえ、材料に触れる氷ですので、ミネラルウォーターを使った方が良いです。(または浄水)

 

4.ストレーナーを被せて、水を切る。(1:02)

動画では、使った水を捨ててしまうのですが、

自宅でそれはもったいないので、私はチェイサー代わりに別のグラスに移します。

 

5.カクテルグラスの氷をステアし、グラスを冷やす。(1:10)

氷をステアすることによって、グラス全体が冷やされます。その後、

氷を捨て、グラスの水をよく切っておきましょう。

 

6.材料を入れる前に、もう一度水を切る。(1:25)

水っぽいカクテルほど残念なものはありません。

しっかり、切っておきましょう。

 

7.材料を入れ、ステアする。(1:33)

ステアは時間との勝負です。手早く材料を入れ、ステアしましょう。

ステアをする際、左手の指先をグラスに当て冷え具合を確認します。

(もちろん動かないように押さえる意味もあります)

 

8.ストレーナーを被せ、カクテルグラスに注ぐ。(2:10)

注ぐ際は、ストレーナーの柄のところに人差し指をかけ、

蓋が外れないように注意しましょう。

 

 

長くなりましたが、以上でステアの仕方になります。

 

ステアは、比重の軽い材料をかき混ぜるのに適しています。

シェークに比べて静かに材料を混ぜることができるので、

材料そのものの風味をストレートに出すことができます。

また、色味も濁りなく綺麗な状態で注げます。

 

バースプーンでスムーズにかき混ぜるには、ややコツがいりますが、

ステアができるようになると、カクテルの世界がグッと広がりますので、

是非、挑戦してみてください。

 

自分自身、まだまだ練習中なので、

色々な記事や動画、また実際のバーテンダーの動きを見て勉強することをおススメします。
 

これで、やっとステアで作るカクテルの紹介ができます…(^^;

 

それでは、今回はこの辺で。

 

~レシピ~

 

ホワイトラム:45ml

ライムジュース:15ml

砂糖(またはシュガーシロップ):1tsp

※1tsp 小さじ1杯(約5ml)

 

材料をシェークし、グラスに注ぐ。

 

ラムと砂糖の甘みとライムのスッキリした酸味が

非常に口当たりの良いカクテルです。

 

ダイキリとはキューバの鉱山の一つで、

そこで働く鉱夫たちが暑さしのぎに飲んだのが始まりだとか。

(てっきり日本語かと思っていました。)

 

夏場にぴったりのカクテルで、材料と氷をミキサーにかけて作る「フローズン・ダイキリ」も人気です。

 

 

・ラムの選び方

 

ラムは、サトウキビの廃糖蜜や絞り汁を原料として作られる蒸留酒です。

サトウキビを使っているので、ほんのり後味に砂糖の甘さが残ります。

ラムの特徴としては、純粋に濾過したものからウイスキーのように樽で熟成させることもあり、

熟成期間や方法で種類が分かれます。

今回紹介するのは熟成方法による分け方で、色によって見分けることができます。

 

ホワイトラム

カクテルでよく使われる無色透明のラムです。

癖がほとんどなく、

特にこのバカルディ社はラムは有名で、その名がカクテルに使われるほど。

 

ゴールドラム

熟成樽の色が出て、やや褐色のラムです。

樽特有の風味が加わり、ウイスキーのような味わいがあります。

 

ちなみに、ゆるキャン△でグビ姉こと鳥羽先生が飲んでるのは多分ゴールドラムです。

名前的にキャプテンモルガンをオマージュしているかもしれません。

 

ダークラム

内側を焦がした樽で熟成させたラムです。

ゴールドラムよりさらに濃い褐色が特徴です。

 

カクテルで使われるのは、基本的にはホワイトラムが多いです。

特に指定がない場合は、癖のないホワイトラムを使用した方が無難でしょう。

 

ラムトニックを作る際にゴールドラムやダークラムを使用すると、

樽の風味が出て、一層コクのあるラムトニックになりますので、

是非、飲み比べてみてはいかかでしょうか。

 

 

・通はレモンを使う?

 

たまたま、カクテルセミナーに参加する機会があったのですが、

講師の方がダイキリを作った際、レモンを使用していました。

 

ライムが手に入りにくかった時代、レモンを使っていたという説から、

昔のレシピ本には「レモンジュースまたはライムジュース」と記されていたそうです。

 

分量も3:1のレシピではなく、バー独自の分量で、

今まで飲んだものとは全く異なるダイキリの味でした。

 

マナー的にどうか分からないので細かいレシピは書きませんが、

通常のレシピより砂糖(シュガーシロップ)を多めに使っているので、しっかりとした甘さがあり、

レモンを使うことによってライムより酸味が強くなります。

この甘さと酸味のバランスがこれまた絶妙で、まさに目から鱗でした。

 

 

・「レシピに正解はない」

 

たしかに同じカクテルでも、バーによってレシピは様々ですし、

お客さんによって絶妙にバランスを変えるのもバーテンダーの腕の見せ所。

そういった意味では、一つのレシピに固執せず自分なりに好みの味を探すのもカクテル作りの楽しみかもしれません。

 

 

そろそろステアで作るカクテルも紹介したいですが、

ステアの技法を説明するのが難しいですね…。

近いうちに紹介出来たら、と思います。

 

それでは、この辺で。

 

~レシピ~

 

ウォッカ:20ml

ホワイトキュラソー:20ml

ライムジュース:20ml

 

材料をシェークして、氷の入ったロックグラスに注ぐ。

 

ウォッカの辛みにホワイトキュラソーとライムの酸味がキリッと際立つカクテル。

ライムをレモンに代えると、酸味が強くなり、より鋭い口当たりになります。

 

ちなみに、分量を変えるとバラライカというカクテルになります。

 

 

・材料を均等に計量しよう。

 

カミカゼのレシピは全ての材料が同じ分量となっています。

メジャーカップの小さい方で20ml、すなわち2/3の分量をきっちり計れる技量が必要です。

 

…とは言っても、材料の分量が同じであればカミカゼなので、

全て30mlで作ってしまっても間違えではないです。

(人によっては分量をml単位ではなく、1/2や1/3などで表記することもあります。)

 

最初の計量であれば、まだまだリカバリーが効くのであきらめず(?)頑張りましょう。

 

 

それでは、今回はこの辺で。

材料の計量に使うメジャーカップ。

計量するだけなので、正しく計れればどう使っても良いといえば良いのですが、

やっぱりカッコよく計りたいですよね。

 

ということで、簡単にメジャーカップの使い方を説明します。

 

 

メジャーカップについて

 

一般的には1つのメジャーカップで2種類の計量ができ、

背の低い方で30ml、高い方で45ml計れます。

 

 

メジャーカップごとに微妙な違いがありますが、

基本的に、縁いっぱいまで入れて30ml,45mlになります。

 

よくやってしまうのが、こぼれないように気持ち抑えめにしてしまうこと。

そうすると2,3ml少ない状態になってしまい、ショートカクテルでは味のバランスが

変わってしまうぐらい影響があります。

しっかりと目一杯まで計りましょう。

 

30ml,45ml以外の量を計るときは、目分量になります。

 

30mlのカップでは、1/3で10ml、1/2で15ml、2/3で20mlとなります。

45mlのカップでは、1/3で15ml、2/3で30mlとなります。

 

このように1/3、2/3に溝があるメジャーカップもあります。

 

 

これならば、確実に10ml,15ml,20mlが計れます。

ただ、縁がフラットなので目一杯注いだ時、こぼれやすいので注意です。

 

目分量については、ただただ練習あるのみです。

2つのメジャーカップを用意して、

10ml×3で30mlのカップぴったりに注ぐなどの練習が効果的だと思います。


私の場合は大体30mlの方で計量してしまいます。

45mlの時、30+15で1手順多くなってしまいますが、

細かい分量が計りやすいので、気に入っています。

ただし、一度に2,3杯作るときは45mlの方で計量した方が楽です。

 

基本的に1つのカクテルを作るのに、両方のカップは使うことはありません。

理由は簡単で、カップをひっくり返したときに、

カップについた材料がこぼれてしまうからです。

どうしても両方のカップで計量したいときは軽く洗って、水を切って使うか、

2つのメジャーカップを用意して対応してください。

 

 

メジャーカップの使い方

 

1.メジャーカップの持ち方

左手(利き手の反対の手)で手の甲を上にしたまま中指と人差し指で挟みます。

 

 

基本的にこれだけなのですが、薬指、小指を反対のカップに添えると安定します。

 

 

また、手の隙間にボトルのキャップを挟んでおくと、

スムーズにボトルの開け閉めが行えます。

 

 

 

2.メジャーカップの計り方

ボトルのキャップの溝を引っ掛けるようにして注ぐと安定して材料を計れます。

カップを持っている左手の上下で注ぐ勢いを調整します。

 

3.メジャーカップの注ぎ方

手首を向こう側に返すようにして注ぎます。

 

 

シンプルな流れですが、意外と難しいです。

注ぐ勢いがつきすぎて、量が多く出てしまったり、

目一杯計量して、溢れたり、注ぐときにこぼしてしまったり…。

 

はじめは、スピードを意識せず、

ゆっくりと確実に計り、こぼさないように注ぐことだけに集中しましょう。

 

ちなみに、計量で余分に出てしまった場合の対処法ですが、

別の容器に移して、後で使ったり飲みましょう。

自分用のカクテルであれば、その場飲んでしまうのもアリかもしれません…(汗

お店だと捨てざるを得ないみたいですが、

宅カクならそのあたりのズボラは目を瞑りましょう。

 

それでは、今回はこの辺で。

 

~レシピ~

 

ジン:30ml

ホワイトキュラソー:15ml

レモンジュース:15ml

 

材料をシェークして、グラスに注ぐ。

 

ホワイトキュラソーのオレンジの香りと、レモンの酸味がジンの風味と合わさって、

さっぱり飲みやすいカクテルです。

酸味が強いと感じる方は、レモンジュースをライムジュースに代えると飲みやすいです。

 

 

・おいしく作るコツは?

 

ショートカクテルをおいしく作るコツはよく冷やすことです。

ホワイトキュラソーはシェークで冷やすによって、白く濁る特性があります。

白色になるということは良くシェークされて冷えている証拠なので、

写真のような色を目安に、しっかりとシェークしましょう。

 

また、事前にカクテルグラスに氷を2個ほど入れて、

バースプーンで回すとグラスが冷え、冷たさが持続します。

(氷はシェークする直前に出しましょう。)

 

 

・持っておくと大変便利なコアントロー。

 

材料のホワイトキュラソーはオレンジを原料としたリキュールで、

果皮を浸漬して蒸留したもので、色は無色透明。

味は甘みよりは酸味の方が強い印象。

 

ホワイトキュラソーの代名詞と言えばコアントロー。

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お菓子作りで使用することがあるので、

知っている人もいるかもしれませんね。

 

ホワイトキュラソーもかなりの頻度で使うことが多いので、

是非持っておきたいリキュールです。

 

また、似たものでオレンジキュラソーというものがありますが、

こちらは原料にコニャック(ブランデー)を使用しており、

より芳醇な香りと甘みがあります。

個人的には、こちらの方がよりオレンジっぽさを感じます。

 

オレンジキュラソーとして有名なのは、グラン・マルニエ。

 

ちょっとお高いですが、オレンジキュラソーを使ったカクテルも多いので、

持っておいて損はない一本です。

 

 

・汎用性の高いホワイト・レディレシピ。

 

今回紹介したホワイト・レディの分量は、

様々なショートカクテルで使うことが多いので、

覚えておくといいでしょう。

 

また、このレシピのベースを変えるだけで様々なバリエーションがあります、

 

・ウォッカに代えると、バラライカ。

・ラムに代えると、XYZ(エックス・ワイ・ジィー)。

・テキーラに代えると、マルガリータ。(※グラスの縁に塩を塗したスノースタイルで飲む)

・ブランデーに代えると、サイド・カー。

・ウイスキーに代えると、サイレント・サード。

 

と、以前紹介した4大スピリッツ+2種の6種のベースに全て対応しています。

このレシピを基準にベースを揃えてみるのも面白いです。

 

・3回作ろう!

ショートカクテルとなると、居酒屋さんのメニューには中々ないので、

バーなどで注文しない限り、飲んだことないカクテルが多いと思います。

実際にお店で飲んでみるのが一番ですが、全て頼むのは時間もお財布も厳しいです。

 

幸い、本格的な料理に比べ、カクテルのレシピはシンプルなものが多く、

分量も分かりやすいので、何回か作れば、近いものが作れます。

個人的には3回作れば、そのカクテルの味が分かると思います。

 

慣れてくれば、初めて作るカクテルでも味の当たりがつきますので、

練習あるのみです。

 

でも、余裕があればプロの人が作った本場のカクテルを味わうべきです。

同じ材料を使っても、味のバランスや冷えが本当違うので、

やっぱりバーテンダーの技術は凄いんだなぁと実感します。

 

それでは、今回はこの辺で。

カクテル作りの花形、シェーカー。

シェーカーがあるだけで、作れるカクテルの種類がグッと広がります。

 

 

早速、シェークで作るカクテルを紹介…といきたいところですが、

まずはシェーカーの説明を簡単にしたいと思います。

 

 

・シェーカーのパーツ


左からボトム、ストレーナー、トップとなっており、
基本的にこの3つのピースで構成されております。

なかにはストレーナーとトップが合体した、2ピースのシェーカーや、

より直線的なフォルムのバロンシェーカーというものがありますが、

とりあえず、「普通」の形のシェーカーを選んでおいたほうが無難です。

 
 
・シェーカーの大きさ

 

大体、メーカーごとに大、中、小の3種類ぐらいの大きさがあります。

小さいものは200ml程度、

中ぐらいのものは350ml程度、
大きいもは500ml程度入ります。
 

シェークで作るカクテルはショートカクテルと呼ばれる種類が多く、

材料の量は大体60ml前後で、カクテルグラスに注ぎます。

 

ですので、一人で飲む分には小さいシェーカーで十分…、

なんですが、おススメは中ぐらいのサイズです。

 

シェークする目的には、材料をよく混ぜることはもちろんですが、

その他に材料を急速に冷やすことにあります。

シェーカーが大きいほど、中で液体と氷が移動する距離が伸びるので、

効率よく材料を冷やすことができます。

ですので、1杯分作る場合でも、中くらいの350mlサイズだと、よく混ざりしっかり冷やせます。

 

作れる量の目安としては、以下の通りです。

小:1杯分

中:1~3杯分

大:3~5杯分

 

私の場合、家族に作ることがあるので、中サイズと大サイズの2種類を持っています。

 

 

・おススメのシェーカーは?

 

見た目は大体同じなので、安いシェーカーで十分という人も多いと思いますが、

安いシェーカーだと作りが甘く、「ボトムとストレーナーが外れない!」ということも、

割とあります。

 

私のおススメはYUKIWAのカクテルシェーカー。

価格は、サイズに応じて定価3,500円~5,000円程度。

ちょっとお高く感じますが、持ちやすく、ボトムとストレーナーのハマりもほとんどなく、

とても扱いやすいです。

(500mlはがっちりストレーナーが入るので、ややハマりやすいです)

 

ちなみにバー・ツール ナランハさんだと、2,000円~3,500円で買えるのでおススメです。

 

・シェーカーの持ち方

 

【右手(利き手)】

親指でトップをしっかり押さえて、薬指と小指でボトムを挟みます。

残りの指は添えるだけです。

 

薬指と小指があまり開かなくて痛い時は、中指と薬指で挟んでもOKです。

※私もこの持ち方です。

 

【左手(反対の手)】

ストレーナーの出っ張りに親指をかけ、中指と薬指をボトムに添えます。

人差し指は自然に添えましょう。

 

 

両手で持つとこんな感じ。


 

ステンレス製のシェーカーは熱が伝わりやすいので、あまり握り込まないようにしましょう。

 

 

・シェーカーの使い方

 

1.ボトムに材料を入れる。

 

2.氷をシェーカーの6,7分目まで入れる。(1杯分なら半分程度でもOK)

 

シェーカーを冷やすために、2→1の順で材料を入れる人もいますが、

慣れていないと氷が溶けてしまうので、あまりおススメしません。

 

3.ストレイナーを被せる。

 

4.トップをはめる。

 

3と4を同時に行うと、シェーカーを振った際、中の気圧が下がり、

トップが外れなくなるので気を付けましょう。

 

5.シェーカーを振る。

 

色々な振り方がありますが、最もオーソドックスな振り方は二段振り。

 

(1)シェーカーを胸の前に持ち、斜め上に突き出し、再び胸の前に引き戻します。

 

(2)斜め下に振り、再び戻します。

 

(1)と(2)の動作を1セットとして、15~20セット繰り返します(※)

 

※本やインターネットの紹介記事を見ると、大体この回数なのですが、

 慣れないうちは、よく混ざっていないことがあります。

 指で温度を感じながら、しっかりと振ることが大切です。

 目安としては、シェーカーにうっすら霜がつくくらいがちょうどいいです。

 

6.トップを外し、グラスに注ぐ。

 

という流れになります。

シェーカーは注ぎ終わったら、すぐにストレーナーを外しておきましょう。

放置しておくとハマりやすいみたいです。

 

簡単ですが、シェーカーの使い方について紹介しました。

次回は、いよいよシェークで作るカクテルを紹介したいと思います!

 

それでは、今回はこの辺で。

自宅カクテルを始めるにあたって、

必ずと言って悩んでしまうのがお酒の揃え方です。

酒屋さんに行っても普段なじみの無いお酒がたくさんあるわけですから、

無理もありません。

 

ということで、個人的におススメな揃え方がこちら↓

 

"汎用性の高いものを買う"

 

せっかくたくさんの種類のカクテルがあるんですから、

色んな種類のカクテル作ってみたいという方も多いはずです。

 

汎用性が高い、という点だけで言ってしまうと、

ベース(基酒)が挙げられます。

 

4大スピリッツである、

・ジン

・ウォッカ

・ラム

・テキーラ

 

これに

・ブランデー

・ウイスキー

 

を加えた6種がベースとなるカクテルが非常に多いです。

 

全部揃えるに越したことはないのですが、いきなり6本買うのもなかなか勇気がいりますし、

ベースであるが故に、これだけ揃えても作れるカクテルの種類はあまり増えないんですね。

また、熟成具合で味も価格も大きく変わるので、このあたりは追々紹介したいと思います。

 

ベースについては先のブログで紹介したように、

まずはジン、ウォッカの2種類ぐらいあればいいかもしれません。

ウイスキーは比較的馴染みのあるお酒ですので、好きな方は持っておいて損はないですね。

 

 

・居酒屋メニューを思い出そう

 

話を戻しまして、汎用性の高いお酒です。

ここではリキュールと呼ばれる混合酒を紹介します。

 

リキュールはベースに混ぜて使うほか、

果汁やソーダ水などで割ったり、

そのままストレートやロックでも飲むことができ、

非常に汎用性が高いです。

また、リキュールを基酒としたリキュールベースのカクテルもあります。

 

しかし、汎用性が高いとはいえ、どんなお酒があるか分からない!

という人は、居酒屋メニューを思い出しましょう。

 

カシオレ(カシスオレンジ)、カルーア(ミルク)、カンパリ(ソーダ)…

 

大体頭についてるものが使っているリキュールです。

このあたりのリキュールから揃えていくと、少ない種類でも色んなカクテルが楽しめます。

 

以降、カクテルの紹介は、

・カクテル名(使う材料)【技法】

の順となっております。

 

なお、技法については次の通りです。

【ビルド】…グラスに材料と氷を入れ軽くステア(かき混ぜる)する。

【シェーク】…シェーカーに材料と氷を入れ、シェークしグラスに注ぐ。

【ステア】…ミキシンググラスに材料と氷を入れ、十分にステアし、グラスに注ぐ。

 

 

・カシスリキュール

 

その名の通りカシスを使ったリキュールで、

割ることによって爽やかな甘みの飲みやすいカクテルが多いです。

 

~カシスリキュールを使用したカクテル~

・カシスオレンジ(カシスリキュール+オレンジジュース)【ビルド】

・カシスウーロン(カシスリキュール+ウーロン茶)【ビルド】

・キール(カシスリキュール+白ワイン)【ビルド】

・ルシアンバレエ(カシスリキュール+ウォッカ+レモンジュース)【ステア】

 

ちなみにキールの白ワインを赤に代えるとカーディナル、

シャンパンに代えるとキールロワイヤルになります。

 

 

・コーヒーリキュール

 

コーヒーリキュールとしてはカルーアが有名です。

牛乳で割ると、まさにコーヒー牛乳そのもので、非常に甘いイメージがありますが、

そのまま飲むとかなり苦みが強いです。

 

~コーヒーリキュールを使用したカクテル~

・カルーアミルク(カルーア(コーヒーリキュール)・牛乳)【ビルド】

・ブラックルシアン(コーヒーリキュール+ウォッカ)【ビルド】

・ニエベ・メヒカーナ(コーヒーリキュール+生クリーム+牛乳)【シェーク】

 

 

・カンパリ

 

様々なハーブを使ったリキュールで、色鮮やかな赤とは裏腹に独特の苦みがあります。

しかし甘みもしっかりあるので、果汁と混ぜたり、トニックウォータで割ると飲みやすいです。

 

~カンパリを使ったカクテル~

・カンパリソーダ(カンパリ+炭酸水)【ビルド】 

※苦みが苦手な人はトニックウォーターを混ぜると飲みやすくなります。

・カンパリオレンジ(カンパリ+オレンジジュース)【ビルド】

・スプモーニ(カンパリ+グレープフルーツジュース+トニックウォーター)【ビルド】

 

ライチリキュールやアマレットも比較的汎用性の高いリキュールですので、

気になったら徐々に揃えてみるとよいと思います。

 

 

まだまだ紹介したいお酒がたくさんありますが、

何事も焦らずゆっくり、自分のペースで楽しむのが自宅カクテルのススメ。

とりあえず、気に入ったリキュールを1本買うところから始めてみませんか?

 

ただし、今回紹介したお酒は大体20度前後のアルコール度数ですので、

飲みやすく割ってあるとしても、飲み過ぎにはくれぐれもお気を付けください。

 

それでは今回はこの辺で。



~レシピ~
 

ウォッカ:45ml
オレンジジュース:適量

氷の入ったグラスに材料を入れ、軽くステアする。


作業員が喉の渇きを癒すためにウォッカとオレンジジュースを入れて、

ドライバーでかき混ぜて作ったことから、この名前がついたという一説があります。
 

度数の高いウォッカですが、癖がないのでオレンジジュースの風味を損なうことなく
さっぱりとした口当たりで、思わずグイグイ飲んでしまいます。
非常に飲みやすいですが、度数は高めなので注意です。
※最近はやりのストロングゼロぐらいあります。


・ウォッカの特徴
 

ジンと同じように大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど穀物を原材料としていて、

蒸留した後、白樺の炭で濾過して作ります。

エタノール成分以外は無味無臭なので、ぶっちゃけて言うとアルコール強化剤です。

ウォッカも定番のベースですので、ウォッカを使ったカクテルがたくさんあります。
癖があまりないので、他の材料を邪魔せず、

ジュースや果実系のリキュールと合わせるカクテルも多いです。
 

初めにジントニックを紹介しましたが、炭酸が苦手と言う人は、

ウォッカから始めるといいでしょう。

癖がない故、ストレートで味わうのもおススメです。

(※度数が高いので水などのチェイサーを用意しましょう)

 

有名所ですと、まずはこのスミノフウォッカ。

 

すでにカクテルとして調整されているスミノフアイスなんかも有名ですよね。

 

 

スカイウォッカも定番ですね。

ブルーのボトルがオシャレです。

 

個人的にお気に入りなのがアブソルートウォッカ。

名前からしてカッコいいんですが、連続蒸留法によって一切の不純物を濾過している謳い文句の通り、非常にすっきりとしていて、カクテルにピッタリです。

 

 

ガルパンにハマったきっかけで、大洗で買ってきたプラウダウォッカ。

ガルパンのコラボ商品ではなく、列記としたプレミアムウォッカ。

エタノールのような香りがなく、本当に透明な味わい。

是非ストレートで飲んでもらいたいウォッカです。

 

 

・ジンとウォッカで2倍楽しめる

 

カクテルは同じ分量でも材料を変えるだけで違うカクテルになる、

というのは前回少し触れましたが、

中でもジンとウォッカは汎用性と親和性が非常に高いです。

 

例えば、今回紹介したスクリュードライバーですが、

ベースのウォッカをジンに代えるだけで、

オレンジブロッサムというカクテルができます。

他にもウォッカ+トマトジュースで作るブラッディメアリーを

ジンに代えるとブラッディサムに。

 

癖のないウォッカと、ボタニカルな風味を持つジン。

それぞれ真逆の特徴が、同じ材料でもガラッと雰囲気を変えます。

 

ちょっとお財布に余裕がある方は、是非両方飲み比べて楽しんでもらいたいです。

それでは、今回はこの辺で。