先輩のラストフライトをご一緒して思うこと!*女性が働くということ* | 世界を飛ぶパラレルキャリア乗務員 ~パラレルキャリアでアラフィフでもやりたいことは全部やる!モットーにフランス田舎から発信~

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転職5回 解雇2回を経験。30代で海外就職するまでの長い道のり。ママになっても、アラフィフでも、『やりたいことは全部やる!』モットーに、チャレンジ現在進行形!ポジテイブエイジングを意識しながら、気取らないフランスの日常・子育て奮闘を綴ってます。

今回のフライトは、

大先輩のラストフライトでした。



 

何と、我が社には88年入社、

その前には香港ベ-スの会社に

4年も勤務されていたそうです。




 

まさしく、人生を客室乗務員として、

外資系2社にわたり33年の

勤続年数です。



 

アラフォ-の私でさえ、

先輩が空を飛び始めたころ、

まだ中学生ですよ。



 

あの時代から日本を飛び出して、

そして英語を駆使して、

香港ベ-スで世界の空へ。




 

素敵すぎますね~!!




 

そしてパリベ-スに移り、

また、日本人のご主人なので、

日本に住居を構えて、

仕事で日本、フランスを

往復。そして、今朝も

パリにラストフライトで到着。





 

今晩は、また飛行機で

日本へ戻られる予定です。



 

我が社の特徴として・・



 

若い時から、キャリアを

積んでいらっしゃる先輩が、

結婚されて、お子さんもいらして

仕事、育児、家事を両立している

その事例が多い事!!


 

フランス在住でフランス人、

イタリア在住でイタリア人、

イギリス在住で、イギリス人との

パ-トナ-をみつけて

結婚されながら、フライトを

されている先輩方もいます。




 

その場合は、シッタ-さんの

手配、そしてご主人の理解を得やす

いと思うので理解できます。



 

多くの先輩方が、

パリベ-スに関わらず、

日本に拠点をおいたまま

仕事を続けているのです。



 

日本人のご主人、

40代、50代の世代の方々です。



 

その世代の日本人の男性も、

女性が働くことに関して

前向きに、協力してくれている

方々がいる。


 

嬉しい話ですね。



 

もちろん、

お子さんを出産を機に、

どうしても、ご主人の同意が得られず、

また、同意は得られても、

実際問題ご主人は協力できません。



 

自分の両親が手伝ってくれれば、

可能ですが、小さい子供を

誰かに預けて、家を数日をあける。


 

私たちの仕事は特殊で

続けるのは難しいですね。


 

泣く泣く退職された

先輩方、同期もいます。



 

それぞれが人生の

選択をしていますね。



 

私も、この会社を選んだ理由。

それは、女性が働きやすい環境。


 

女性は、一生独身でなければ、

結婚、出産と女性を取り巻く環境は、

年齢と共に、置かれている状況が

かわります。




 

最近は、日本でも、育児休暇、

出産後の「勤務時間の短縮制度」

「時短」など、女性が働く環境は

少しずつですが改善も見られます。





 

やはり、制度の充実した

会社、また国の制度は

大事ですね。



 

そういう制度がない中、

フルタイムで働き、

家事をこなして、

ス-バ-ウ-マンとして

働いている方も存在するでしょう。

 

 

ただ、体調を崩したり、

また体力、気力もそう長くは

続かないでしょう。

 

 

 

子供ができたら、

産休、育児休暇そして

働く量を減らすことができる。

 

 

理由は問わず1-2年の無給休暇、

介護休暇。有給休暇以外にも

子供が病気の時に休める

休暇などなど、



色んな好待遇があります。
 

 

 

自分の置かれている状況で

「仕事を辞める」

選択をしなくても継続できる。




 

私が、今の会社に入社したかった

一番の理由です。




 

客室乗務員の仕事に興味が

あって、フランスで生活したい

というのも事実でしたが、

どの会社でもいいわけでは

ありませんでした。



 

同じ航空業界でも、契約社員の会社、

興味のない国に住まないといけない

会社には履歴書も送っていません。




 

どうしても、「客室乗務員」になりたい

と拘っている方は、

契約社員でも、中近東の

国に住まないといけなくとも、

そんなハ-ドルは気にならない

という方もいるでしょう。



 

私の中では、


 

「いつかは結婚するであろう。

出産をして家族を持ちたい。

どうやったら、その状況でも、

仕事も続けられるか?」


 

そんな中で、自分の興味のあること、

やりたいことが出来る仕事を

見つける!


 

これがポイントでした。



 

結婚までの時間を満喫して、

空を飛び回りたい!



 

そして、素敵な旦那様を見つけて

専業主婦をする!



 

そういう選択肢はありませんでした。



 

結婚しても、出産しても、

もしかしたら離婚もありえる。

人生何が起きるか分からない状況で

働かない道は私にはありませんでした。


 

自分を守る道。

ずっと仕事が出来る環境を

整えたい!



 

そこが、私のキャリアを

探す原点でもありました。



 

きっと小さいころから、

親の喧嘩が絶えなかったのも

理由にあるでしょう。


 

何かあった時に仕事がないから、

生活できないから離婚できない。

そういう状況は避けたいと

小さい頃から思っていました。



 

また、実際に母も働いていることも

理由の一つでしょう。

70歳の今もまだ現役です。



 

女性が長い間にわたって

仕事を続けること。




 

男女雇用機会均等法が施行されたのが、

1986年です。企業に対して、

採用や昇進、職集の変更などで

男女で異なる取り扱いを禁じる。

 

 

妊娠や出産を理由に退職を強要したり、

不当に配置換えをしたりすることも禁止している。





施行されても、実際に私たちの

生活に当たり前のように、

浸透してきているのは

そんなに昔ではないですね。


 

 

実際、今でも不当に

妊娠、出産後に職種を変更されたりと

そういう事例も皆無ではないでしょう。



 

色んな法律の改正、

会社の中での変革、

世の中の女性に対する、

ママに対する理解、協力

が不可欠ですね。



 

私たちの先輩、

女性達が、先駆者として

道を切り開いて下さり、

実際、仕事と育児を

両立している実例を

見せてくださった。



 

また、我が社でも

先輩が入社した30年ほど前は、

 

まだ日本人の私たちに

風あたりも強かったようです。



 

今は、日本文化を尊敬する

興味のあるフランス人が多い中、

とても働きやすい環境です。



 

先輩方が大変な思いをして、

道を作って下さった。



 

日本人の良さ、勤勉さなどを

フランス人に伝えて下さった。




 

本当に、ありがたいことだなっと

しみじみとしました。





 

フライト中は、忙しくて

ゆっくり話せなかったので、

またゆっくりお会いできるのを

楽しみに.....



 

そういう素敵な年上の

先輩との出会いが、

私の人生もより豊かにしてくれます。


 

「出会いは宝物」ですね。



 

素敵な出会いに感謝です!!

 

 

 

 

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