パリで初めてのお給料!!今までの歩み パリ編⑩ | 世界を飛ぶパラレルキャリア乗務員 ~パラレルキャリアでアラフィフでもやりたいことは全部やる!モットーにフランス田舎から発信~

世界を飛ぶパラレルキャリア乗務員 ~パラレルキャリアでアラフィフでもやりたいことは全部やる!モットーにフランス田舎から発信~

転職5回 解雇2回を経験。30代で海外就職するまでの長い道のり。ママになっても、アラフィフでも、『やりたいことは全部やる!』モットーに、チャレンジ現在進行形!ポジテイブエイジングを意識しながら、気取らないフランスの日常・子育て奮闘を綴ってます。

 

 

ホテルのフロントに立ち始めて、

2週間がたちました。

11月下旬になると、

パリの季節はすでに冬です。

 

 


 

すでに、リセプショニスト、

フロントスタッフ一員として、

スケジュ-ルに名前が

入れられるようになります。





 

朝7時から始まる朝シフト、

15時から始まる夜シフト、

1週間ずつ交代です。




 

2名、3名のリセプショニストに、

シフトリ-ダ-が一人で、

シフトが組まれます。




 

500部屋近くあるホテルです。

日によって、200人から300人の

チェックイン、

チェックアウトをします。




 

朝は、チェックアウトしたい

お客様で列ができます。



 

どんどん仕事をこなして

いかないと同僚にも

迷惑がかかります。


 

 

 

そんな時に、電話が鳴ると..

いつもは、他のスタッフが

出るのを待っていて、

私は、聞こえないふりをしています。



皆が忙しいく、

私が手が空いてる

のを見て、



 

「 やち、電話にでて! 」



 

などと上司から指示が入ります。




 

これが厄介です。

 

 

 

 

顔をみて、状況が

わかる場合でも、

フランス語でお客様の

要望を聞き取るのは至難の業。

 

 

 

 

まして、電話だと、

最初から、分からない!

 

 

と思い、緊張して電話に出るので、

余計に、焦って聞き取れるはずの

事も、多分パニックになり

分からな~い。



 

英語だと、ふ-と安心しますが、

フランス語だと、2回までは

電話口で再度言ってもらうように、

お願いできても、それ以上は無理。




焦りつつも、分からないものは

しかたありません。

 

 

 

そのまま、電話を切ってしまいたい

気持ちになりますが。。。

 

 

 

 

待ってもらうようにお願いして、

他のスタッフに電話にでてもらうよう

協力をお願いします。




 

そのため、普段から同僚との

コミュニケ-ションには

気を使います。



 

なるべく仲良くしておくというのが、

仕事でも快く手伝ってもらえる秘訣です。




 

仕事が終わって、一杯飲む、

お茶するという機会があれば、

疲れていても、必ず少しでも顔を

出すようにしていました。




 

簡単なチェックインでも、

お客様の名前が聞き取れず、

スペルが一つでも違うと、

お客様の予約が見つからないのです。




 

フランス人の苗字に慣れていないのと、

また、聞き取りにくい、

フランス語独特のアルファベットの

発音は、聞き取れません。



 

予約がみつからず、悪戦苦闘。

時間がかかってしょうがありません。

 

 

 

 

 

慣れてきたら、

最初からお客様に紙に名前を

書いてもらうように工夫して、

時間を短縮していました。




 

私は、私なりに、

少しでも仕事がスム-ズに行くように、

そして、手がすいている時は、

同僚の横にピッタリとくっついて

仕事を盗み見みしていました。

 

 

 

そして、11月9日からパリで初めての

仕事、正社員でのホテルでのフロントの

お仕事。

 

 

 

 

月の途中から入社しているので、

1か月分、まるまるのお給料では

ありませんが、

お給料が銀行に振り込まれました。

 

 

お給料明細、どんなものか

興味ありませんか?

 

 

 

 

明細書には、BULLETIN DE PAIE と

書かれています。他には、

FICHE DE PAIEとも言われます。

 

 

IMG_20170927_101922876.jpg

 

初めてのお給料は、

11月分、11月9日が初出社。

 

 

10月20日から11月20日で

区切ってあります。

 

 

 

フランスは 週35時間労働です。

 

 

9日間出勤して、7時間労働 X9

63時間働きました。

 

 

私のお給料は、  912.56ユ-ロでした。

 

 

来月からは、

基本給 1418ユ-ロになるはずです。

フランスは、色々と引かれると聞いているので、

手取りがいくらになるか・・

 

 

130円の計算だと、

それでも、184.340円です。


 

 

最低賃金のことを

フランス語では、

Le salaire minimum de croissance

SMIC(スミック)と略されています。

 

 

 

ちなみに、

税金など引かれる前の

総額のお給料は

SALAIRE BRUT

 

 

手取りは

SALAIRE NET

 

 

 

通常は、

手取りは、23パ-セント

引かれるのです。

 

 

調べてみたら、

日本は15-25

パ-セントのようです。

 

 

通常日本は、

所得税や住民税といった税金、

年金や健康保険料などの社会保険料

が引かれた額が手取りです。

 

 

 

フランスでは、所得税は別になっています。

所得税を払う前に

23パ-セントはなくなってしまうのです。

 

 

 

 

日本では、個人事業主などが

一年に一回の申告をするように、

自分で申告しなければいけません。

 

 

 

 

 

それが、だいたい

最低でも1か月分の

お給料は持っていかれます。

 

 

 

 

子供有無、子供の数に

もより異なります。

また、子供のシッタ-代

などの出費なども

税金の控除になります。

子供の人数が多いほど

控除になります。

 

 

 

 

このあたりも、

また機会があったら

フランス社会の仕組みとして

ブログに書きたいと思います。

 

 

 

話を戻しますと・・・

 

 

 

SMIC(スミック)最低賃金の額、

ちなみに、現在2017年が

 1 480,27 ユ-ロです。

 

 

 

私が勤務していた時は、

2004年。

 

 

 

だいたい、毎年スミックは

上がっているので、

私は、最低賃金よりは

上回った額を

頂いていたことになるわけです。

 

 

 

パリのど真ん中の

シャトレ駅のすぐ近く、

シャトレ劇場の後ろに

貸し部屋を借りていました。

 

 

500ユ-ロでかしてもらえていたので、

このお給料で、

生活していけることになります。

 

 

 

全く、お給料はもらえない

つもりでいたので、

フランス語のあやしい

日本人が、

フランスでの最低賃金を

上回るお給料を頂けるのは

ありがたいことです。

 

 

仕事の大変さはありますが、

金銭面で心配しなくてよくなったのは

精神的負担が大分違います。

 

 

 

単身での渡仏、パリ生活、

誰かに生活を面倒みて

もらっているのではありません。

 

 

 

頼れるのは自分だけです。。。

 

 

 

 

→ 試用期間延長、そして、英語厳禁の通達!!

  今までの歩み パリ編⑪

 

 

 

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