気を失い、パリで病院へ  今までの歩み パリ編⑫ | 世界を飛ぶパラレルキャリア乗務員 ~パラレルキャリアでアラフィフでもやりたいことは全部やる!モットーにフランス田舎から発信~

世界を飛ぶパラレルキャリア乗務員 ~パラレルキャリアでアラフィフでもやりたいことは全部やる!モットーにフランス田舎から発信~

転職5回 解雇2回を経験。30代で海外就職するまでの長い道のり。ママになっても、アラフィフでも、『やりたいことは全部やる!』モットーに、チャレンジ現在進行形!ポジテイブエイジングを意識しながら、気取らないフランスの日常・子育て奮闘を綴ってます。

 

 

 

 

 

 

 

パリに来る前の

日本での就職の悪戦苦闘、

今までの歩み 仕事編①ー⑱は

長いので、時間のない方は、

プロフィ-ルをどうぞ!

 

 

 

 

パリでの就職活動、



そして、パリでの正社員就職を成し遂げ
働く日々が始まりました。




まだ読んでいらっしゃらない、

あなたは、今までの歩み パリ編 ①-⑪

を是非!!

 

 

 


フランス語コミュニケ-ション能力不足により、
同僚とのやりとりでの失敗も多く…



なかなか慣れないフロントのお仕事



通常、レストランやオペラなど
観光に関する質問、予約などは、
コンシェルジュの仕事になります。




フロントに質問に来た、
フランス人やアメリカ人
他のヨ-ロッパのお客様には、
コンセェルジュに行くよう伝えれば
すむことです。




英語、フランス語が
できない日本人のお客様に
コンシェルジェにとご案内するのは失礼です。

 

 

 

ただ、日本人のお客様の対応を

していると私のフロントの仕事が
滞ってしまいます。




同僚からの視線が痛いです。
日本人のお客様のために、
採用されたのは間違いないのですが、
日本人の専門のフロントスタッフではないと
はっきり上司にも言われました。




日本人のお客様の対応は、
時間もかかるのですが、
日本人の求めるサ-ビス、
きめ細やかさ・・などなど
ヨ-ロッパ人の同僚、上司には
なかなか理解してもらえません。






コンセェルジュの仕事も兼て、
私がレストランに予約してあげたり、
観光の案内など..
一挙に請け負っていました。





お部屋にメッセ-ジなど残す場合も、
アルファベッドであれば
フロントのシステムで
お部屋のテレビにメッセ-ジが
現れるようになっていました。




シフトが、朝と、夕方からになります。
日中電話しても、お出かけだったり、
すれ違いになり、お客様と直接お会いして
話せないこともあります。



そうすると、
日本語はメッセ-ジを残せないので、
手書きでお手紙を書くしかありません。





ベルマンに、お部屋のドアの下から手紙を
いれてもらったりもしていました。





仕事がどうしても時間内に終わらず、
残業になったりします。





上司からは、時間管理能力がないと思われ、
仕事ができない、やちという
印象をつけてしまいした。




いつも上司には、


「急いで! 早く帰りなさい!! 」


と言われていました。

 

 

 

元々、日本でもマイペース、ノンビリ

な私ですが、、、




そして、たまには、夜のシフトが終わり、
ほぼ終電の地下鉄で帰宅、
そのまま数時間眠って、
朝7時からのシフトのカバ-する日も
でてきました。






パリの冬は、どんより、
太陽もほぼ出ない毎日。
また、寒さも厳しくなります。


ただでさえ、気分が落ち込む季節です。



そんな休みの、ある日。




体調が優れず、家で寝ていました。
そして気持ち悪くなり、トイレへ。




そして、

 

 

 

気付いたらそのまま倒れていたのでした!!





気を失ったのは、多分短い、
一瞬だったとは思うのですが、





倒れた時に、頭をドアにぶつけて。
顎をタイルにぶつけて青あざを作り、
少し痙攣みたいになっていたのか、
自分の下唇をぐっと!歯で噛んでいたのです。




気付いた時は、唇から血が流れていました。
一瞬、何が起こったか分からなく.....




落ち着いてから、
友人に電話で聞いてみました。





そしたら、




「薬局ファ-マ-シ-に
行って、傷を見せたらいい。」




とアドバイスをもらいました。





何とかファ-マ-シ-に行き、
傷をみせ状況を話してみると・・・






お姉さんが、




「 これは、病院に行って、

傷をぬってもらわななきゃ。
結構深く切れてるわよ!」




との一言。



「えっー、縫うなんて怖い!!」

 

心の声が....半泣き状態です。



倒れて気を失っているときに、ずっと
ぐっと力を入れていたようです。





気を失っているので、もちろん
痛みも感じず・・ずっと噛み続けていて、
傷が深くなっていたのでした。





幸い、ワ-キングホリデ-滞在の一年間は
保険をかけていました。





連絡をして、すぐに
アメリカンホスピタルという
所に向かいます。





日本にいるときは、健康体で、

骨折、怪我もなく。もちろん、
傷を縫ってもらったことなどありません。




フランスにて初めての体験です。





先生からは、




「破傷風のワクチンはうってるか?」との質問。




破傷風とは、フランス語で 

la Tétanos といいます。





一応、辞書を持ち込んでいたので

調べましたが・・
破傷風と日本語は分かっても??


私の中では、ワクチンを打ったことが
あるのかどうかも分かりませんでした。




まず、破傷風って何?

私の知識にはありませんでした。




参考までに・・・





感染


破傷風菌というものが、

世界中の土壌に分布されているようで、
先進国でも傷口の2パ-セントから

破傷風菌が検出されるようです。
舗装道路の少ない発展途上国で

感染が問題になっているようです。




症状


主に傷口から進入した破傷風菌が体内で増殖し、

傷口が治る頃に毒素を生産します。

この毒素が神経を麻痺させて、

しだいに筋肉が動かなくなります。
潜伏期間は通常四日-3週間です。





たかが、口を切った傷口ですが、

ワクチンを打っていないと、
破傷風菌が体内にはいり、

筋肉が動かなくなる危険もあったのです。


無知だと怖いですね。

 



フランスでは、

 

ジフテリア(La diphtérie )  

ポリオ(la poliomyélite )

破傷風と3つ一緒に

2か月、4カ月、11か月、6歳、

11-13歳、25歳、45歳、
65歳以上は10年ごとに

打つようになっています。






日本では、12歳の時に接種していれば、

20代前半までは免疫があると言われており、
30代以上の人は、免疫がなくなるので

打つように推薦されてますが

強制ではありません。

 





どうぞ、自分のワクチンの記録を

調べてみてください。






話を戻しますと・・





病院で破傷風ワクチンを打ってもらい、
無事に、下唇の内側の傷をぬってもらい
事なきを得ました。

 

部分麻酔で痛みは有りませんでしたが、

縫われるのは、変な気分です。

 




体調が悪いと、

どうしても弱気になりやすいですよね....

 

 

 

そんな中、一人で病院に行き、
日本でも経験したことない、縫合。




前ばかりみて、突進しすぎて、

体調管理せず、無理しすぎていたようです。

 

 

 


渡仏する前の、日本、アメリカの
フライト往復の生活。



フライとの合間をぬっての
引越し作業、荷物を
処分、荷物を九州の実家に送ったり。




ハワイのラストフライトの2週間後
9月11日にはパリへ出発。





すぐさま、就職活動。
11月7日には初出勤。




疲れもとれないまま、フランスでの
生活スタ-ト、ホテルでの仕事。




40分だけのランチ休憩以外は

ずっと立ちっぱなし。

 

 

 

 周りは20代前半の同僚ばかり、

30代のあの当時の私には辛い

スケジュールでした。





煙草を吸う人は、

すっと持ち場を離れて煙草休憩。




煙草を吸わない私は、
一服する暇もなく、

仕事、仕事、仕事。


不公平だと思いませんか?

 10分が一日数回。

1週間、1ヶ月と経つと、

結構な時間になりませんか???

 

 

 

おしゃべりなフランス人、忙しくない日は、

なかなか戻りません。

 

 

ずるいですよね....

私は、お手洗い休憩するのも、

躊躇するくらいなのに。




ホテルの仕事がこんなに大変だとは
思ってもみませんでした。


実は、最初の1ー2ヶ月で5キロ体重も

減っていました。



ストレスも溜まり、

身体も悲鳴をあげていたのでした・・・




気が張っていたパリの生活、

何かが弾けたような、

少し慣れてホッとしたタイミングも

重なったのかもしれません。



何とも、孤独な、心細い気持ちで、

病院を往復しました。

 

 

このままホテルで働いていけるのか

不安な気持ちになっていました。

 

 

 

→ 日常を打破したくてチャレンジしたものは?

    今までの歩み パリ編⑬

 

 

 

 

 

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