何とかホテルで使う、
コンピュ-タシステム
OPERAの研修を終えました。
社歴22年、解雇2回経験・・
今まで勤めた会社 5社中、
の4社目、インタ-コンチネンタルホテル
パリで正社員採用。
いよいよ初日を迎えることになります。
9時から17時です。
フロントスタッフ、ゲストリレ-ション、
に自己紹介。
そして、ベルマンたちにも。
まずは、制服のサイズ合わせ。
黒のシンプルなス-ツです。
とりいそぎ、制服が
ないので、私服の
ス-ツで暫らくは
仕事することになりました。
更衣室に、自分のロッカ-を
もらいます。
フロントだけではなく、
ホテルの有名レストラン、
カフェ・ド・ラ・ぺで
働く、キッチン、ウェイトレスの方たち。
お部屋の掃除を担当する女性たち。
ル-ムサ-ビス担当
バンケット(宴会)、イベント担当・・・などなど
ホテルで働いているさまざまな
部署、全ての女性たちで共有する部屋です。
ホテルは色んな方が働いていて、
大所帯だなっと感心。
そして、
Chef De Brigade と言われる
(英語だとシフトリ-ダ-)
が数名いらして、毎日
レセプショニスト2.3名とその一人が
シフトをまわしています。
その日にいたシフトリ-ダ-が、
ホテルのお部屋を
いくつか見せてくれて、
ホテル内も案内してくれます。
お部屋数も何と470部屋。
フランスは地上階から
0階から数えるのですが、
0階、1階、2階、3階、4階です。
想像頂けるでしょうか。
ワンフロア-、1階だけでも、
100近くもの部屋があります。
お部屋にだどりつくだけでも
大変です。
お部屋のカテゴリ-も、
クラシックル-ム、
ス-ペリア-ル-ム、
エグゼクティブルーム、
デラックスオペラビュ-、
プレステ-ジル-ム、
アンバサ-ダ-スィ-ト
ロイヤルスィ-ト、
プレジデンシャルスイ-ト
があります。
後は、お客様の希望により、
ツイン、ダブルベッド。
オペラビュ-、ベリエ-ルビュ-....
お部屋のことだけでも、
覚えることが沢山です。
そうこうしているうちに、お昼休憩。
たったの40分です!!
このお昼休憩、
ホテルの中に社員食堂があるのですが、
そこにホテル内のスタッフが集まります。
バイキング式になっており、順番に
好きなものを取っていきます。
時間により、混んでるときはすごい列です。
多国籍のスタッフが集まって、
皆、おしゃべり・・・フランス語で圧倒されます。
お魚、牛肉、鶏肉などいくつか
日替わりでメインがあります。
そして、付け合せの野菜、
フライドポテト、ご飯、バスタなど選びます。
日替わりメニュ-は、
安くて5ユ-ロもしません。
デザ-トは、ホテル内のレストラン、
カフェドラペでサ-ビスしている
高級パティスリ-。
レストランでは、10ユ-ロ以上もしますが、
破格、1ユ-ロほどで食べられます。
ミルフィ-ユが美味しいと有名らしく、
カスタ-ドクリ-ムに目が無い
私は、デザ-トまでしっかり頂きました。
他にも、ヨ-グルト、フル-ツ、
もちろんフランスなので
チ-ズの小皿などなど。
好きなものを選び、
最後にカ-ドに記録していきます。
そして、お給料から引かれるように
なっていました。
貸部屋でシングルマザ-のクレアさん、
5歳の子供と暮らしてはいますが、
自炊です。
なかなか栄養不足になるところ、
社員食堂は、フレンチ料理を
食べる機会にも、
そしてお腹を満たしてくれる目にも、
胃にもそして懐にも優しい、
魅力的なものになるのでした。
束の間の休憩。
そして、午後からのお仕事。
チェックインした時に
お客様からクレジットカ-ド番号を
保証としてお預かります。
そして、
クレジットカ-ド会社に電話しなければ
いけません!!
お部屋の宿泊代に、宿泊数をかけます。
そしてどのくらい出費するかを
一日あたりで金額が決めてあるのですが、
その数字を足していきます。
例えば、
一泊400ユ-ロとします。
そして、3泊すると。
400×3=1200 ユ-ロ
一日の出費代、ちょっと忘れましたが、
100ユ-ロとします。
1200+300=1500ユ-ロ
カ-ド会社にその金額、
たとえば1500ユ-ロを
ブロックしてもらうのです。
チェックアウトするときに、カ-ドの支払い
限度額に達していて、払えないということを
避けるためだと思われます。
そして、不正利用、悪用カ-ドだったりと
未然に防げます。
この作業が、私には大変なのです。
日本語だったら、何も問題ない
簡単な作業です。
フランス語を勉強されている方は、
フランス語の数字が
ややこしく、覚えにくいのが
よく分かってもらえると思います。
フランス語だと、70という数字は、
60 + 10 というように、
60、10と呼びます。
71は、60 + 11 というような感覚で
数字を並べて呼ぶのです。
80は 4 × 20 という概念で、
4.20並べて呼ぶのです。
意味がわかりますでしょうか?
とにかく、英語、日本語というように、
ただ、数字を一つずつ増やす
だけではないのです。
結構頭、思考を使う作業なのです。
電話をして、
まず、
クレジットカ-ド番号を読み上げます。
有効期限、そしてカ-ドの後ろに書いてある
3ケタの番号。
無事に伝えた後には、
ブロックして欲しい金額。
最後には、カ-ド会社からの
予約番号、確認番号のような数字。
数字、数字、数字!!
本当に、この作業が大変でした。
この作業は、すぐさま
教えてもらい、初日からの作業です。
そして、チェックインした後には、
ベルマンに電話をします。
フロントに荷物を取りにきてもらいます。
お客様の荷物を部屋に届けてもらうために、
お部屋番号を伝えます。
たかが数字ですが、
間違って伝わったら大変です。
また、ここでも数字が!!!
初日は、簡単なチェックアウト、
チェックアウト作業。
クレジットカード会社に
連絡したり。
そして、一度チェックインした時に
記入してもらう宿泊カ-ドを
お部屋番号ごとに、
特別の棚に入れていくのですが、
その宿泊カ-ドが、ちゃんと
宿泊されているお部屋番号の所に
置いてあるかチェック。
チェックアウトした人の
宿泊カ-ドが置きっぱなしに
なっていないかチェック。
地味な作業です。
取り急ぎ、
フランス話を話さなくてよく、
一人でできる
この作業が、唯一の
落ち着く、ホットする
時間でした。
そして、お昼休憩40分以外は、
ずっと立ちっぱなしです。
もう、足がパンパンです。
初日だけで、フランス語の嵐、
そして、覚えること満載で、
頭がいっぱい、いっぱい、
17時に退社するころは、
思考が停止してしまっていました。
そして、緊張、脳のフル回転の
忙しい一日が終わったのでした。
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