ホテルの仕事は大変だ!! 今までの歩み パリ編⑨ | 世界を飛ぶパラレルキャリア乗務員 ~パラレルキャリアでアラフィフでもやりたいことは全部やる!モットーにフランス田舎から発信~

世界を飛ぶパラレルキャリア乗務員 ~パラレルキャリアでアラフィフでもやりたいことは全部やる!モットーにフランス田舎から発信~

転職5回 解雇2回を経験。30代で海外就職するまでの長い道のり。ママになっても、アラフィフでも、『やりたいことは全部やる!』モットーに、チャレンジ現在進行形!ポジテイブエイジングを意識しながら、気取らないフランスの日常・子育て奮闘を綴ってます。


 

ホテルのフロントの仕事には、

通常、3通りのシフトがありました。


 

朝シフト  :  7時から 15時40分

夜シフト  : 15時から 23時40分

深夜シフト : 23時から 7時



 

さすがに私は、

深夜シフトはありませんでした。



 

最初の2週間は、私だけ

他のフロントスタッフとは

違う時間帯、9時から17時。

 

 

 

仕事に慣れる間は、

有難い時間帯です。


 

 

それでも、

 

 

 

9時に仕事開始するためには、

それなりに早起きしなければいけません。



 

そして、他に覚える仕事



 

自分がフロントに立って

リセプショニストとして仕事するには

お金のやり取りが発生するので、

お金も預かります。


 

 

 

ホテルの地下1階にある経理部署から、

自分の預かる小さい金庫をもらいます。

金額は1500ユ-ロです。





そして、退社する前には、

一日の売り上げはオフィス横にある

小さな窓口に、毎回入れて帰ります。



 

そして私が管理する

1500ユ-ロの入った金庫は

フロントの横にある金庫に

出社、退社するたびに

出し入れします。



 

おつり用に必要なお金、

細かい紙幣、コインなど、

他のスタッフと

交換したりして、

 

 

 

お客様に、おつりをお渡しするのに

不便にならないよう準備、

気を付けていました。

 

 

 

海外では、お店など、

大きな紙幣だと、

おつりがないから・・

と平気で言われて、

買い物できなかった

経験ありませんか?

 

 

 

 

さすがに、5★ホテルなので、

フランス語で迷惑をかけることが

あっても、他のことであれば、

自分で準備できることは・・・

と思い。

 

 

 

 

自分のお金を

両替して、対応できるように

準備してもっていったりもしていました。


 

そして、チェックインした後に、

フロントが混んでいなければ、

お客様をお部屋まで案内もしなければ

いけません。





その際は、女性一人で

お部屋に入るので、

ドアは必ず開けっ放しに

しておくこと!と注意がありました。

 

 

 

 

お部屋までの案内だけでなく、

お部屋の中も細か説明しながら、

案内します。


 

 

 

冷蔵庫を見せて、

冷蔵庫の中のドリンクバ-があります。

自動になっているので、

ドリンクを動かすと

ドリンク代が自動でお部屋に

加算されるのでご注意ください。


 

 

そして、こちらに金庫。

アイロン、アイロン台あります ....などなど


 

 

新しくフランス語の単語をメモして、

お客様にスム-ズに説明できるように

しなければいけません。


 

 

そして、


 

 

朝早く到着したお客様、

通常は午後がチェクイン時間です。

 

 

 

もちろん、お部屋が準備されてあれば、

朝でもお部屋のカ-ドキ-を渡します。

 

 

 

掃除がまだ済んでいなければ、

とりあえず、お荷物だけ預かります。




 

ハウスキーピングに電話をして、

そのお部屋を優先にお掃除してもらうように

お願いしなければいけません。


 

 

 

そして、荷物だけ預かったス-ツケ-スを

お部屋の清掃が終わったら、

ベルマンにちゃんとお部屋まで

届けてもらうようにアレンジも

しておかなければいけません。


 

 

 

フロントの仕事は、

他の部署とのコミュニケ-ションが

大事になります。

 

 

 

そうすると、フランス語能力

というものが重要になり、

コミュニケ-ション力により

仕事に影響がでます。

 

 

 

 

私が、間違ったお部屋番号を

伝えてしまうと・・

 

 

 

全然違うお客様の

ス-ツケ-スを

ベルマンは

お部屋まで運ぶことになり、

 

 

 

後々、お客様から、

ス-ツケ-スが届いてないという

ことになります。

 

 

 

ちょっとした、私の

ミスコミュニケーションが、

失敗につながり、直にお客様

に迷惑がかかり、場合によれば、

大きなクレ-ムにつながります。


 

 

日本語だったら、そんなに

難しくないであろう、

スタンダ-ド、基本の

フロントの仕事。



 

これだけでも、私には

大変です。



 

伝えるときは、何度も

同じことを繰り返し、

分かってもらえたか確認します。


 

 

そして、毎回落ち込んでいましたが、


 

「Je ne comprends rien.」

 

「J’ai rien compris.」

 

「 言ってること全然わからない。」


 

などど、

 

 

 

言われてしまうと

自信をなくし、繰り返し

言う声も小さくなってしまいます。


 

 

他の言い方にかえて

伝えられるように言ってみたり・・



 

本当、痛々しい、苦しい場面が

多々でてきます。



 

毎朝ミ-ティングがあるのですが、

423番のお部屋の M. DUPONT

incognitoですから対応に気を付けて!

 

 

 

incognito ??

お部屋番号すら、

書きとるのも大変。


 

 

 

 

INCOGNITO(アンコニ-ト)とは、

お忍び、宿泊されてないことに

なっているお客様に対して使うのです。

 

 

 

 

その場合は、お客様の家族、奥様から

電話かかってきても、

必ず泊まってるはずだから・・

などど、言われても

絶対電話をつないだり、

どのような日程で泊まってるなど

話してはいけないのです。



 

 

毎回、細かい指示が

ミ-ティングで話されますが、

ほとんど分かりません。



 

 

ミ-ティングが終わった後に、

優しそうな同僚に

そっと声をかけて教えてもらいます。



 

 

フロントシフトリ-ダ-が

数名いるのですが・・


 

 

中には、苦手な怖い

女性もいました。

 


 

日本でもいますよね・・

何だか威嚇するというか、

一緒にいると、緊張する

同僚、上司。


 

 

話し方がきつかったり、

強かったり。


 

もう、LAUREと一緒の

日は、疲れも倍です。


 

 

一人、SOMEIという

アジア人のリ-ダ-がいて。


 

 

中国系のスェ-デン人です。

やはり、同じアジア人

話しかけやすいのです。

 


 

機敏で、英語も上手、

フランス人ではないが、

フランス人のリセプショニストを

まとめてテキパキと指示をだす。


 

 

 

問題があっても、

彼女の素早い対応で

お客様も納得してくれます。






 

外国人でフランス語を

話す大変さも分かるのか、

分からない単語なども、

書いてくれたり、

使うフレ-ズをそのまま

教えてもらったり・・


 

 

 

嫌な顔をせず、忍耐で

私の質問に付き合ってくれます。



 

ソウメイと一緒に働くときに、

普段聞けないことを、

まとめて聞いたりしていました。


 

 

大分後に聞いたのですが、


 

 

パリのホテルで働いている

リセプション達の中で、

一番のリセプショニストを

競う大会があるそうです。



 

そこで、ソウメイは

一番、優勝を手にしたそうです。

 

 


外国人でも、フランス人の中に

入って競える。そしてフランス人より

優れている。

さすがだなっと感心しました。

 

 

 

 

仕事を覚えていく過程では、

やっぱり、日本でも海外でも

どの上司について指導を受けるか、

誰と働くかによって変わりますね。



 

 

あの時に、ソウメイがいなかったら

途中でくじけていたかもしれません。



 

2週間が過ぎたころから、

リセプショニストの一人として

朝シフト、夜シフトと

シフトを組まれるようになっていくのでした。

 

 

→ パリで初めてのお給料!!

  今までの歩み パリ編⑩

 

 

 

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